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カードローンは金利が高くて、1度お金を借りるとなかなかなくらないと考える人は多いのではないでしょうか。
そこで少しでも金利の低い銀行系のカードローンと思うでしょう。しかし計画的に利用をすることで金利をあまり気にすることなくお金を借りることができます。
カードローンの返済シミュレーションをするとは
カードローンを申し込みするときに、金利の比較をする人は多いのではないでしょうか。
また月々の返済額も自分の収入で返済していけるものかどうかまで調べる人もいることでしょう。
しかし金融機関で指定した返済金額以上で、借りたお金を返済すると言うことを考えてまでカードローンの申し込みをする人は少ないかも知れませんね。
実はカードローンというのは、返済金額は金融機関で定めているものの、自分自身で毎月の返済額を決めて返済をしないとなかなか借りたお金が減らない設定となっています。
自分で返済額を管理できない人は、金利が高くても返済額が多い金融機関の商品を利用した方がお得になることもありますので、自分に合ったカードローンの選択をすることが重要になるでしょう。
そこで返済の考え方について、カードローンの申し込みをする前にしっかりと身につけておくことをお勧めします。
三菱のカードローンについて
10万円を借りて、毎月5000円返済しようと思っています。
返済シミュレーションでは1年11か月かかると出てきましたが、少し余裕がある月は10000円返済などでも良いのでしょうか。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12148107402
ご注意事項
◎シミュレーションにおいて算出される結果は参考値となります。実際は、毎月返済日時点の借入残高に応じて決定する「最少返済額」以上の金額をご返済いただきます。計画的なご返済のため、シミュレーションを利用される際は、下記最少返済額のご説明をご覧ください。http://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/hensai/simulation.html
金利が低いけど損をすると言うことはどういうこと?
例えば金利の低いソニー銀行は13.8%の金利になりますが、10万円以下の借金は月々2,000円の返済で大丈夫です。
このソニー銀行の比較先としてみずほ銀行を選択しますが、みずほ銀行は14.0%の金利ですが月々の返済額は10,000円です。月にすると200円の利息を多く支払わなければいけません。
ソニー銀行は月々2,000円の支払いを続けていくと、6年半返済まで掛かりますが、みずほ銀行は1年足らずで返済が終了することになります。
利息にするとソニー銀行は50,000円以上も支払わなければいけないのに対して、みずほ銀行は6,000円程度で済みます。返済の予定は下の通りになります。
ソニー銀行 | ||||
年月 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28年4月 | 100,000 | 0 | 0 | 100,000 |
H28年5月 | 100,000 | 2,000 | 1,434 | 98,566 |
H28年6月 | 98,566 | 2,000 | 845 | 97,721 |
H28年7月 | 97,721 | 2,000 | 893 | 96,828 |
~ | ||||
H34年7月 | 4,577 | 2,000 | 1,950 | 2,627 |
H34年8月 | 2,627 | 2,000 | 1,971 | 656 |
H34年9月 | 656 | 662 | 656 | 0 |
支払利息合計 | 50,061 |
みずほ銀行 | ||||
年月 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28.4 | 100,000 | 0 | 0 | 100,000 |
H28.5 | 100,000 | 10,000 | 9,426 | 90,574 |
H28.6 | 90,574 | 10,000 | 8,925 | 81,649 |
H28.7 | 81,649 | 10,000 | 9,061 | 72,588 |
~ | ||||
H29.2 | 16,070 | 10,000 | 9,810 | 6,260 |
H29.3 | 6,260 | 6,269 | 6,203 | 57 |
支払利息合計 | 6,326 |
わずか0.2%の差しかないのですが、金融機関の設定している返済額で返済をするとこのように大きく差が出てきて、大変な損をしてしまうことになるでしょう。
金融機関の返済額は利息を支払っているにすぎない
金融機関で設定している月々の返済額だけを支払っているといかに損をするのかお分かりいただけたと思います。
金融機関で設定している返済額は利息にちょっとの元金を上乗せした金額になっているため、そのまま支払っているとかなりの利息を支払うことになるでしょう。
ソニー銀行の場合では、10万を借りて15万円を返済ですから、1.5倍にもなっています。
これがカードローンは一度借りるとなかなか減らない原因になっているのです。
したがって、金融機関で設定してある金額以上に自分でいくら返済できるのかしっかりと考えたうえでカードローンを作成するといいでしょう。
ソニー銀行(毎月1万円を返済した場合) | ||||
年月 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28年4月 | 100,000 | 0 | 0 | 100,000 |
H28年5月 | 100,000 | 10,000 | 9,434 | 90,566 |
H28年6月 | 90,566 | 10,000 | 8,940 | 81,626 |
H28年7月 | 81,626 | 10,000 | 9,075 | 72,551 |
~ | ||||
H29年1月 | 25,677 | 10,000 | 9,700 | 15,977 |
H29年2月 | 15,977 | 10,000 | 9,813 | 6,164 |
H29年3月 | 6,164 | 6,228 | 6,164 | 0 |
支払利息合計 | 6,228 |
ソニー銀行の場合月々の支払い2,000円のほかに、自分自身で8,000円を毎月支払っていくとどうでしょうか。
6,200円程度の利息になり、りそな銀行の6,300円程度の利息よりも100円は得になるでしょう。
このように自分で支払いができる金額がいくらなのかしっかりと把握して、カードローンの利用先を決めることをお勧めします。
返済は決められた金額以上にしよう
月々10,000円を支払えるのであれば、10,000円以下の返済額に設定されている金融機関で一番金利の低いところを選べばいいでしょうし、逆に毎月自分で返済をするのが面倒だから10,000円となっている金融機関を選ぼうとするのもいいと思います。
また返済額が低い金融機関は、月々の家計のやりくりで返済に困ったときに10,000円を返済せずに、一時期返済額を容易に減らすことができると言うメリットもありますが、逆にみずほ銀行のようなところでは10,000円の返済額でも一旦返済をしておいて、元金に返済された分だけを再度借りてしまうと言うこともできますので、やりくりのしやすい金融機関を選びましょう。
利息の計算方法を覚えお得な返済方法を見つけよう!
実際には利息がいくらになるのかしっかりとつかんでおかなければ、カードローンをお得に利用することは不可能になるでしょう。
そこで計算方法を簡単に説明をしておきます。
計算をしない場合は、月々に定まっている返済額は利息だと考えてカードローンを利用すると間違いがないのでお勧めします。
では計算方法を見ていきましょう。計算方法は至って簡単です。
【例】
金利15%、月々の返済額が3,000円、100,000円を借りたことにして計算をします。
元金×金利÷365×『前回返済日から次の返済日の日数』
上記の計算式で求めると1ヵ月の支払利息を求めることができます。
100,000×15%÷365×30=1,232円
月々の返済額3,000円-1,232円=1,768円が元金に入金される金額になります。
ここで365と言う数字が出てきていますが、これは1年間の日数です。1日あたりの利息を求めて、1ヵ月の利息を求めているわけです。
30というのは1ヵ月30日である場合を想定していますので、1ヵ月が31日のときは31で計算をすることになります。
このように計算をして、利息が求められますが翌月の利息は元金が当然減っていますので、その金額で計算をすることになるでしょう。
計算式は次の通りです。
98,232×15%÷365×31=1,251円
1,251円が利息となります。このように毎月元金が減っていきますので、徐々に利息の支払いが減っていくのですが、最初うちは元金がなかなか減らず利息の支払いの割合が多くなるでしょう。
これを元金が減るまで計算をしなければいけないので大変に感じるでしょうが、EXCELなどの表計算ソフトを利用するとそれほど難しくなく計算をできますので、利用する前には利息のシミュレーションをしっかりとしてから計画的にお金を借りることをお勧めします。
カードローンは計画的に利用をすると便利な商品!
カードローンは自己管理が大事な金融商品となっています。無計画に利用すると、だんだんと返済に困って多重債務になる危険性があるでしょう。
しかし計画的に利用をすると、これほど便利な商品はありませんので、上手に利用をして少しでも家計のやりくりを楽にしてみてはどうでしょうか。
世間的に怖いというイメージもあるのですが、返済の計画をしっかりと立てて、お金を借りたときにどこから返済するのか、いつまで返済をするのか事前にしっかりと準備をすることが大事になります。
また消費者金融でもこのことができていれば、決して怖いものではありませんので、まずは自分がどの商品だと利用をしやすいのかしっかりと見比べることをお勧めします。
目先だけの金利にとらわれずに、利便性の良いものを利用するといいのではないでしょうか。