この記事の目次
お金が足りない!そんな緊急事態になった人はいませんか。
クレジットカードはよく利用するけど、現金を借りたときはない、そんなことになったらどうしますか。
クレジットカードのキャッシングが手軽なため使ってしまう人もいるようです。
しかしここでカードローンという選択はないでしょうか。どちらがいいのか考察します。
クレジットカードには2つの機能がついている
クレジットカードは通常商品を購入したときに提示して、信販会社などに一時立て替え払いをしてもらうものです。
一回払いや二回払いは金利手数料が無料になっているところが多いでしょう。
特に一回払いはまず金利手数料が発生しないと考えても間違いがありません。
クレジットカードと言うと利息が発生しないため、なぜ信販会社で立て替えてくれるのだろうと思いませんか。
これは、商品を購入したお店で手数料を支払ってくれているのです。
ではなぜお店で損をしてまで、クレジットカードの利用を出来るようにしているのでしょうか。
損をしてまでクレジットカードの利用を出来るようにしているのは、商機を逃さないための集客目的です。
簡単な理屈なのですが、欲しい商品を見つけたのに、見つけたときにお金がないという人がいるでしょう。
そこで後日お金を持っているときに、別のお店でその商品が売っていたので買ってしまった。
このようなことになれば、商機を逃したことになります。
ほかのところにお客様を取られるのであれば、多少損をしても自分のところで商品を買ってもらうために、手数料を払って買ってもらいたいと言う理屈です。
せっかく陳列している商品に興味を持ってくれたお客様を、みすみす逃してしまうことになります。
このようなことにならないために、販売店ではサービスを提供しているわけです。
クレジットカードのキャッシングについて。
上記内容について質問させて下さい。
クレジットカードでキャッシングをしようと思うのですが、初めてで具体的にどのようにしたら良いのか分からな
いので、詳しく教えて下さい。
現在、クレジットカードは何枚かあり、申し込み時にキャッシングの設定もしていると思います。キャッシングをするのに、新たに何か手続きが必要なのでしょうか?
また、どこでキャッシングが出来るのかなども知りたいです。
カードはVISA、JCBが、御座います。
皆さまどうぞ宜しくお願い致します。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13167623288
クレジットカードを作るときはキャッシング機能は外しておこう
クレジットカードについての基本的な知識を紹介してきました。
クレジットカードは利用をすると、ポイントも付きますしよく利用をする人も多いのではないでしょうか。
クレジットカード会社には、利用手数料が入ります。
販売店では多少損はするものの、商機を逃さず商品を売ることが出来るでしょう。
クレジットカード利用者は、手持ちのお金がなくても商品が購入をすることができます。
また、現金の入った財布を落とすよりも、クレジットカードを落としたほうが安全でしょう。
現金の場合は財布を拾われて警察に届けられないときには、現金を使われてしまう可能性があり、そのときは財布を捨てられてしまって終わりです。
キャッシュカードの場合は紛失届を出せば、危険性がぐっと減ることでしょう。
このように便利なクレジットカードは、これまで多くの人が利用をして普及してきました。
そしてこのようなクレジットカードを申し込みすると、キャッシングの機能がついてきます。
これは商品を購入するときに利用するのではなく、現金が足りなくなったときに利用することになります。
カードローンの一種でしょう。
例えばクレジットカードの限度額100万円で、キャッシング枠10万円となっているカードがあるとしましょう。
ここで10万円のキャッシングをまるまる利用してしまうと、クレジットで90万円しか利用できなくなってしまうのです。
買い物で1ヵ月あたり45万円分の利用になってしまうのですが、ここまで必要が無いという人も多いと思います。
しかしここで話をしたいことは、キャッシングを利用すると、クレジットカードの利用枠が減ることをになりますので覚えておきましょう。
現金を借りるのであれば、クレジットカードと別のカードを利用した方が、クレジット枠も減ることなく、お金の管理もしやすいと個人的に思っています。
できれば、クレジットカードを申し込みするときは、キャッシングの機能を外して申し込みをするといいでしょう。
キャッシングの機能を外すと、審査の内容も異なります。
キャッシングの場合は貸金業法が適用され、多少チェック項目が増えるのです。
しかしクレジットの場合は割賦販売法が根拠となる法律です。
法律を比べると、割賦販売法のほうが利用をしやすくなっています。
クレジットカードのキャッシングについて。
キャッシングを3万円利用したいと考えています。キャッシングそのものの利用枠は残り10万円あるのですが、買い物でかなりカードを使ったので全体
の利用枠が残り7千円しかありません…。そこで、「利用枠の一時引き上げ」をしたいと考えています。一時引き上げで3万円引き上げてもらい、キャッシングを3万円借りたいです。カード会社に電話をして正直に「キャッシングのために一時引き上げをして欲しい」と伝えようと思っていますが、果たして上げてもらえるのでしょうか。今までカードを3年間使って一度も滞納したことはありません。そして現在もキャッシング利用額が15万円あります。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12159285312
商品を購入したときには分割払いが出来る
キャッシングの機能を外すと、クレジットカードは商品を購入するときにだけ利用が出来ます。
キャッシングの場合は通常分割払いになるのです。
カードローンもキャッシングと同じ様な商品ですので、分割払いになっています。
このことから、クレジットカードを利用している限り分割払いはなくなるのかというと、実はそうでもありません。
クレジットカードを、一回払いで利用する人も多いかと思いますが、クレジットカードは2回払い、10回払いなどが出来ます。
2回払い、10回払いのときは分割払いになると言うのはお分かりだと思います。
ただし、この分割払いをしても、たとえばイオンなどの場合は、キャンペーン期間中分割手数料無料と言うことをしている場合があります。
このような場合は、利息を支払うことなく、利用した金額を支払回数で単純に割ると、月々の支払金額になるでしょう。
この分割払いとは違い、リボ払いというものがあります。
最初からリボ払いで購入すると利息が付いて、支払いが定められた一定の金額を毎月支払っていくことになります。
リボ払いで支払ったものは、支払いが終わるまで、リボ払いで利用している金額クレジットカードの限度額から差し引かれてしまいます。
その金額は返済がされるまで、拘束してしまいますので、注意して利用をするといいでしょう。
また後リボと言うものがあります。
これは翌月一括払いにして商品を購入したときに、気がついたら自分が支払えることが出来る金額を超えてしまい、後から分割払いにすると言う方法です。
この分割払いは、商品ごとに設定することが出来ますので、購入した商品を支払い可能な範囲まで分割払いの選択をしていくことになります。
分割払いはなるべく期間を短くしよう
リボ払いは先に話をしたとおり、簡単に言うと分割払いです。
そして、本当に簡潔に言うと、元利均等返済と言うことになります。
元利均等返済というのは、借りたお金に返済する金額と、1ヵ月分の支払い利息の合計が毎月同じ金額になって返済をするというものです。
またリボルビング方式払いというものがありますが、元利定額リボルビング方式、残高スライド元利定額リボルビング方式、元金定率リボルビング方式など種類があります。
これらは基本的には元利均等払いの派生と考えてください。
クレジットカードの分割払いは、基本的に長期で行うものではないと私は考えています。
もし長期でお金を借りなければいけない場合は、手間が掛かりますが銀行などのフリーローンや、目的に応じた消費者ローンを利用するようにしましょう。
クレジットカードやカードローンなどの分割払いは、出来れば半年以内、長くても1年以内で返済が終わるようにするのが望ましいと個人的には考えます。
これは手軽に利用できるクレジットカードや、カードローンを長く利用するためにも、是非心がけてもらいたいと思います。
ついつい利用をしてしまいがちな商品ですので、しっかりと返済の金額を決めて、指定されている金額以上に返済をするようにしてください。
繰り返して利用するものは、限度額の枠をなるべく空けておくようにして利用するのが、お金を借りるときのコツンになります。
借りたいときにお金を借りられないことになってしまうと、新たなカードローンや、クレジットカードを作ってしまう危険性が出てくるからです。
クレジットカードのリボ払いとカードローンなにが違う
クレジットカードのリボ払いについて話をして、そして簡単に言ってしまえば、元利均等返済だと話をしました。
そこでリボ払いと、カードローンはなにが違うのかおわかりでしょうか。こんなことの話をしておいて何ですが、これは比べるものではありません。
リボ払いというのは返済方法であって、商品ではないのです。
そしてカードローンの支払い方法はリボ払いと考えてください。
ただし金融会社によって、リボ払いの種類が異なりますので、利息の付き方が異なります。
利息の付き方が異なるものの、支払いについてはほぼ同様だと言うことを覚えておけばいいでしょう。
カードローンの支払いがリボ払いであると言うことと、クレジットカードにもリボ払いがあると言うことを覚えて、リボ払いは分割払いであると言うことを覚えておけばいいでしょう。
ただし、返済額が小さければ、金利も高金利のため支払金額がとても長くなってしまいます。
結果的には利息の支払いが元金に追いついてしまうと言うことがありますので、なるべく早めに返済をするように気をつけることをお勧めします。
カードローンも短い期間で借りることがお勧め
ここまで説明をしてきたように、クレジットカードやカードローンについては、短期間で返済をすると言うことが大事です。
何度も同じ話になりますが、とても重要なことなので、繰り返し説明をしていきます。
カードローンは便利で手軽なため、繰り返して利用をしてしまうものです。
ついつい借りすぎになったりするのですが、そこで重要なのが借りる前に返済の計画をしっかりと立てることになります。
いつまで返済をするのか、いくらずつ返済をするのか、返済の資金源は何なのかなどをしっかりと考えましょう。
下に13.8%で借りることが出来る金融機関で指定した金額3千円で支払いをした場合と、毎月1万円ずつ返済をしたときに、10万円を借りたことを想定して、返済の予定表を作ってみました。
日付 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28.4.20 | 100,000 | 0 | 0 | 100,000 |
H28.5.5 | 100,000 | 3,000 | 2,434 | 97,566 |
H28.6.5 | 97,566 | 3,000 | 1,858 | 95,708 |
H28.7.5 | 95,708 | 3,000 | 1,916 | 93,792 |
~ | ||||
H31.8.5 | 8,694 | 3,000 | 2,899 | 5,795 |
H31.9.5 | 5,795 | 3,000 | 2,933 | 2,862 |
H31.10.5 | 2,862 | 2,894 | 2,862 | 0 |
支払利息合計 | 25,894 |
日付 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28.4.20 | 100,000 | 0 | 0 | 100,000 |
H28.5.5 | 100,000 | 10,000 | 9,434 | 90,566 |
H28.6.5 | 90,566 | 10,000 | 8,940 | 81,626 |
H28.7.5 | 81,626 | 10,000 | 9,075 | 72,551 |
~ | ||||
H29.1.5 | 25,677 | 10,000 | 9,700 | 15,977 |
H29.2.5 | 15,977 | 10,000 | 9,813 | 6,164 |
H29.3.5 | 6,164 | 6,228 | 6,164 | 0 |
支払利息合計 | 6,228 |
どうでしょうか。10万円でもこのように差が出てきます。これが20万円、30万円となるとかなりの差になるでしょう。
如何に返済の計画を立ててから、お金を借りることが大事なのかが分かるりませんか。
ボーナスで返済をするのであれば、だいたい半年で返済可能になります。
お金を借りるときには長くても生活を切り詰めて、1年で返済できる金額を借りるようにしてください。
高額商品はリボ払いを利用せずに銀行に相談することもあり
さて、1年以上の返済をしなければいけないお金を融通しなければいけないことになったらどうするといいでしょうか。
この場合は、銀行でしっかりと返済計画を立ててくれる、消費者ローンに申し込みをすることをお勧めします。
利用目的がなににでも利用できる、フリーローンや、お金の利用目的を特定して借りる目的ローンがあるでしょう。
目的ローンの代表的なものがマイカーローンになります。
電化ローンや、トラベルローンなど利用目的に応じてお金を借りることも出来ますので、カードローンだけに頼らないようにしてください。
高額商品やサービスを受けるときには、クレジットカードやカードローンの利用は控えるようにすることが、返済の意識が出て望ましいと個人的には思います。