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カードローンの営業トークに惑わされないでしっかりと利用方法を考えよう


銀行の窓口を訪れたときに、カードローンのセールスをされたことはないでしょうか。

金融機関の職員はセールストークというものを持っています。

「急な出費のときに」「月々の返済額は少額です」など、便利なことを並び立てますが、本当に便利なだけなのでしょうか。

カードローンの本質を見ていきましょう。

 

 

よくある営業トークを精査してみる、本当に便利なの?

よくある営業トークを精査してみる、本当に便利なの?

銀行の間口に手続きのため訪れたときに、職員からカードローンのセールスを受けたことはないでしょうか。

カードローンのセールスは、決まり文句があります。

・「もしものときに慌てずにすみます。万が一に備えて1枚作っておきませんか」

・「手数料は無料ですので、万が一に備えて持っておくだけでも便利です」

・「いつでも好きなときにお金を借りられて、毎月の返済額も少額のため返済が楽です」

・「人目を見にせずにATMですぐにお金を借りることが出来ます」

などなど、あげたらきりがないのですが、これらの営業トークはカードローンの特徴の話をしています。

 

しかもデメリットではなく、メリットと思われる部分の話をしているのです。

もちろん、営業トークで脈がありそうであれば、デメリットも話をしますが、もうそのときにはお客様は話を聞いていないことが多いでしょう。

しかし、この営業トークは本当のことなのでしょうか。

その内容を精査していきましょう。

 

銀行でも収益をあげるのに、このカードローンは大きな存在となっています。

お客様が勝手にお金を借りてくれて、一度借りたら返済がなかなかされず、収益が固定化される可能性が強いからです。

金利の高い商品を売って、管理事務も収益に比例している比較的取り扱いが楽なカードローンは、どんどん発行をして、お金を借りてもらう土壌を作っていると言えるでしょう。

ばらまいておけば、後はお客様が勝手に借りてくれますので、手間が掛かりません。

カードローンの事務でもっとも手間が掛かるのは、カード発行事務と、延滞をした人へのフォローになります。

これらも、自動的にしている金融機関が多いので、収益から見ると金融機関ではカードローンはリスクの少ない金融商品となっているのです。

消費者にとって本当に便利なのかこの後まとめていきます。

 

UFJカードローンについての質問です。 

私は、四年前位に新しいアルバイトをすることになり新しくUFJの口座を作りました。
その時に勧められカードローン(クレジットカード)を契約もしました。

UFJの1万円ずつ、毎月15日に返済?引き落とされるタイプです。
利用可能額は10万円だったと思います。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1453040574

 

 

カードローンは便利だけど金利が高い!間違った利用方法をしないようにしよう

カードローンは便利だけど金利が高い!間違った利用方法をしないようにしよう

・「もしものときに慌てずにすみます。万が一に備えて1枚作っておきませんか」

・「手数料は無料ですので、万が一に備えて持っておくだけでも便利です」

このような営業トークは、本当なのでしょうか。

 

カードローンは性質的なものを考えると反復利用可能で、必要なときにお金を融通できると言うことです。

この性質を考えると、営業トークは間違ってはいないでしょう。

しかし、良いことばかりなのでしょうか。

カードローンは金利がもっとも高い、金融商品です。

お金を借りるときに、もっとも利息を払わなければいけないのです。

このことはしっかりと覚えておきましょう。

 

万が一に備えてとは言うものの、そのときに多少の時間の余裕があるのであれば、銀行の窓口で消費者ローンを借りた方がお得です。

利用目的に応じたローンを組むと、金利が低くなりますので、手間は掛かりますが、窓口で相談をした方が良いでしょう。

また、お金の利用目的を問わないローンとして、フリーローンと言うものもあります。

こちらも金利は高いのですが、カードローンよりは低い金利の商品もありますので、やはり銀行の窓口痴を利用した方が良さそうですね。

ただし明日にでもお金が必要と言うことも稀にはあるかも知れません。

そのようなときには、カードローンは威力を発揮します。

したがって、あながちこの営業トークは嘘にはならないでしょう。

しかしカードローンを利用するときには、金利が高いと言うことだけは意識をしておいてください。

 

カードローンって恐ろしく金利が高いですよね!
銀行の商品でも、街の消費者金融と何ら変わらないと思います。

クレジットカードがあれば、カードローンなど必要無いと思うのですが、カード
ローンは便利だから一つ作っておくと良いという友人がいるのですが、間違いだと思います。

金の無い人ほど損をする仕組みなのに、金を簡単に引き出して喜んで、バカに見えます。

回答は人それぞれ、価値観の違い、借りる人の自由、というのが殆どでしょうね。

カードローンを使うのは人生において損、という意見に異議がある人は、反論をお願いします。

ただし、奨学金制度の話題は無視させて頂きます。これの返答はしません。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13154668408

 

 

もっとも注意をしなければいけない営業トークを覚えておこう

もっとも注意をしなければいけない営業トークを覚えておこう

先に話をした営業トークは本当のことでもありますが、気をつけなければいけない点がありました。

次に「いつでも好きなときにお金を借りられて、毎月の返済額も少額のため返済が楽です」と言う話があったときはどうでしょうか。

このことは本当のことの話をしているように感じますね。

カードローンは反復利用が出来るため、限度額内であればいつでも好きなときにお金を借りられます。

そして、月々の返済についても借りている金額によっては、2,000円でいい銀行があるようです。

まさに、好きなときに借りることが出来、返済が少ない商品です。

返済額が少ないと言うことは、返済が楽で家計に負担が掛からないと言っても良さそうですね。

しかしこれは単なる見せかけに過ぎませんので、注意をしましょう。

それはなぜかと言うと、次の10万円を14.60%で借りたときの仮の返済予定表を見てください。

 

日付 残高 返済額 元金 残高
H28.4.20 100,000 0 0 100,000
H28.5.5 100,000 2,000 1,400 98,600
H28.6.5 98,600 2,000 779 97,821
H34.7.5 5,329 2,000 1,937 3,392
H34.8.5 3,392 2,000 1,959 1,433
H34.9.5 1,433 1,450 1,433 0
支払利息合計 53,450

 

月々の返済は少ないのですが、返済が終わるまで6年以上、支払利息の総額も5万円以上になります。

これを月々10,000円の返済にすると、次の返済予定表になります。

 

日付 残高 返済額 元金 残高
H28.4.20 100,000 0 0 100,000
H28.5.5 100,000 10,000 9,400 90,600
H28.6.5 90,600 10,000 8,878 81,722
H28.7.5 81,722 10,000 9,021 72,701
H28.8.5 72,701 10,000 9,099 63,602
H28.9.5 63,602 10,000 9,213 54,389
H28.10.5 54,389 10,000 9,348 45,041
H28.11.5 45,041 10,000 9,442 35,599
H28.12.5 35,599 10,000 9,574 26,025
H29.1.5 26,025 10,000 9,678 16,347
H29.2.5 16,347 10,000 9,798 6,549
H29.3.5 6,549 6,621 6,549 0
支払利息合計 6,621

 

11ヵ月返済が終わり、支払利息も6,621円と先ほどと差が4万円以上も出てくるでしょう。

このふたつを比べると、金融機関の職員が話をしていることは嘘とまで言わなくても、相当注意をする必要が出てきます。

カードローンは金利が高いため、長く借りていることで、支払利息が嵩んできます。

少しでも損をしないためには、返済できる範囲でどんどんお金を返していく方が良いのです。

 

 

カードローンは短期間で返済をするものと認識する

カードローンは短期間で返済をするものと認識する

先に話をしたように、カードローンは返済金額を少なくして、返済期間を長くすると損をすることはお分かりいただけたと思います。

もっと分かりやすいようにして、消費者金融のカードローン利率で、一般的な18.00%で10万円を借りた場合に、月々10,000円の返済をしたときの返済予定を作りました。

 

日付 残高 返済額 元金 残高
H28.4.20 100,000 0 0 100,000
H28.5.5 100,000 10,000 9,261 90,739
H28.6.5 90,739 10,000 8,614 82,125
H28.7.5 82,125 10,000 8,785 73,340
H28.8.5 73,340 10,000 8,880 64,460
H28.9.5 64,460 10,000 9,015 55,445
H28.10.5 55,445 10,000 9,181 46,264
H28.11.5 46,264 10,000 9,293 36,971
H28.12.5 36,971 10,000 9,454 27,517
H29.1.5 27,517 10,000 9,580 17,937
H29.2.5 17,937 10,000 9,727 8,210
H29.3.5 8,210 8,323 8,210 0
支払利息合計 8,323

 

14.60%で月々2,000円ずつ返済をするよりも、18.00%で月々の返済を10,000円にした方がお得ですよね。

もちろん14.60%で10,000円ずつ返済をした方が、お得でその差は2千円弱です。

 

しかしカードローンは、長い期間借りる商品ではなく、短期間で返済をする商品だと言うことはお分かりいただけたのではないでしょうか。

金融機関で定めている、返済額はほとんど利息の支払いで埋まってしまいます。

したがって、いつまで経っても借りているお金が、返し終わらないのです。

カードローンは金融機関で定めている金額以上を返済することにより、便利な商品となることを覚えておきましょう。

個人的には長くても1年、出来れば半年以内に返済するのが望ましいと考えています。

お金を借りる前に、いつまで返済をするのか、返済財源は何なのか、しっかりと計画を立ててお金を借りることが基本となります。

お金を借りる前から、しっかりと目標を持って、返済計画を立てなければいけません。

この返済計画をおろそかにすると、いつまで経ってもカードローンを借りていることになり、最悪ほかのところのカードローンに手を出してしまうとなる可能性が出てきます。

 

 

ATMの利用は出来れば手数料が掛からない時間と場所で

ATMの利用は出来れば手数料が掛からない時間と場所で

「人目を見にせずにATMですぐにお金を借りることが出来ます」と言う営業トークはどうでしょうか。

金融機関の窓口で、「ご融資の方はこちら」というカウンターに座っていると、お金を借りている人だと分かりますよね。

確かに人目に触れず、簡単に手軽にお金を借りることが出来ます。

ただしひとつだけ注意をしましょう。

それはATM手数料です。

自分の銀行で利用をすると、手数料は基本的に無料となるでしょう。

しかし、時間外で利用をすると、だいたい手数料を取られてしまいます。

また、カードローンを発行した金融機関以外で利用をすると、手数料が発生するのが一般的です。

このように、人目には触れませんが、ATMの手数料は取られることは覚えておきましょう。

中には、ATM手数料を取らない金融機関もありますが、基本的にはATM手数料が掛かることを意識すると良いのではないでしょうか。

ATM手数料は、利息を取られていることと同じになります。

法律でもカードローンを利用したときの手数料は、みなし利息という概念があり、利息の一種として見ています。

 

 

1枚は持っておくと便利!カードローンは万が一のときのためのお守り

1枚は持っておくと便利!カードローンは万が一のときのためのお守り

ここまで営業トークが、すべて正しいと言うことではないことの話をしてきました。

しかし、カードローンは万が一のために是非1枚は持っておくというものは、嘘を言っていないでしょう。

カードローンを持っていると、住宅ローンのときに不利になるとか話がありますが、そのような予定がない人は、1枚は持っておいてもいいでしょう。

物入りのときには、支出が立て続けにある可能性は十分にあります。

冠婚葬祭などは、こちらの都合で起きることではありません。

しかも待ってはくれませんので、嫌でも現金を準備しなければならないでしょう。

そんなときは、ボーナスまでの一時しのぎとして、カードローンを利用するのは良いことだと思います。

 

カードローンは上手に利用をすれば、家計のやりくりを楽にしてくれます。

万が一のために、お守り代わりで手元に1枚カードローンを置いておいてもいいのかも知れません。

 

 

カードローンのデメリットを知って営業トークに惑わされない!

カードローンのデメリットを知って営業トークに惑わされない!

ここまで営業トークでカードローンを勧められたときに、考えなければいけないことの話をしてきました。

とっさに思い付かないでしょうが、頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。

カードローンは手軽で、便利です。

しかし高金利で、返済計画を自分自身で立ててから利用をしないと、とんでもないことになると言うデメリットがあります。

カードローンの利用者には、このデメリットに苦しめられている人が多いのが事実です。

 

・カードローンを利用したら、なるべく早く返済をする。

・カードローンでお金を借りる前には、しっかりと返済計画を自分自身で立ててからお金を借りる。

 

このようなことの話をしてくれる金融機関はあるでしょうか。

営業トークに惑わされることなく、しっかりとカードローンの利用のこつを自分自身で身につけてください。

しっかりと自己管理できる人であれば、カードローンはとても手軽で、便利な金融商品となるのは間違いないでしょう。

カードローンで一番気をつけることは、金利ではなく返済期間、つまりは月々の返済額だと言うことをしっかりと覚えておきましょう。







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