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カードローンには、年齢の条件があります。
カードローンを申し込みできる年齢は20歳以上ですが、利用が可能となる上限の年齢は金融機関によって異なっているでしょう。
カードローンを利用している人で、この上限の年齢になってしまった場合にはどうなるのでしょうか。
一括で返済をしなければいけないのか心配ですね。
カードローンの契約期限は何年?金融機関によって異なる
カードローンは申し込みをして、審査に通ると永遠に利用できるわけではありません。
年齢の制限もありますし、契約期限も存在します。
契約期限は基本的に自動更新がされますが、カードローンを初めて利用する人は、お金を借りているときに契約期限が来たらどうなるのか心配になるようです。
また、契約期限があることを知らない人もいるようですが、金融機関によって契約期限は異なりますので気をつけましょう。
クレジットカードは、カードに記載されていますので、いつが契約期限であるかすぐに分かるかと思います。
また、クレジットカードは、契約期限が到来する前に、何も問題がなければ新しいカードが送付されてきます。
契約期限を意識せずとも、クレジットカードは更新の案内が来ますので、安心できますがカードローンは、カードの全面に契約期限の記載がありません。
また、カードが送付されてくることもないでしょう。
信販系のカードローンは、クレジットカードと同じカードになりますが、銀行系や、消費者金融系はなにかの機能と一緒になっているということはありません。
カードローンの契約期限は1年、2年、5年と金融機関によってまちまちでありますが、契約期限後の取り扱いについての取り扱いはほぼ同じになるようです。
また、銀行系と消費者金融系かによっても、契約期限の取り扱いが異なっているようですので、契約期限にまつわる話をまとめました。
カードローンの契約期限について、心配なことがある人は、この後の話を読んで安心をしてください。
●年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム㈱)の保証を受け
られるお客さま。●1年(原則として、審査のうえ自動更新)
http://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/pdf/banq_setsumei.pdf
カードローンの契約期限は基本的には自動更新される!
カードーンの契約期限は、基本的には自動更新されます。
自動更新されないものとしては、延滞をよくしている、職業が変わって収入が落ち込んだ、ほかのカードの利用状況が悪い、上限年齢に達したなどのことが考えられるでしょう。
銀行系のカードローンは、一般的に1年や2年の契約期限が多いようです。
契約期限が到来すると、問題がなければ自動更新がされます。
また、消費者金融系は、1年間の利用がなかったときに自動で解約をされるところが多いようです。
定期的に利用をしていて、延滞などをせずに、きちんと利用をしている人は、基本的には自動更新がされます。
このように先にも話をしたように、金融機関によって、契約期限が異なるのです。
銀行名 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 | イオン銀行 |
契約期限 | 1年 | 5年 | 1年 | 1年 |
年 齢 | 20歳以上70歳未満 | 20歳以上70歳未満 | 20歳以上65歳未満 | 20歳以上65歳未満 |
上に上限年齢と、契約期限をメガバンクとイオン銀行を抜き出しました。
ほとんどの銀行で、1年であるのが分かりますね。
なかには5年と長い契約期限もありますが、ほとんどの銀行で1年間の自動更新なっているところが多いようです。
また、地方の金融機関などでは、2年更新のところもありますので、カードローンを申し込みしたときに確認をしてみるといいでしょう。
なお、消費者金融は1年間未使用のときには、自動解約をすることが、決まっていますので、返済やお金を借りたときから、1年間なんの取り引きもしなければ解約がされます。
自動的に解約された後に、再度利用をしたいときには、新規での申し込みになるでしょう。
金融機関では、未使用の口座を管理しているだけで、コストがかかります。
したがって、利用がない口座は、整理をする意味も含めて、自動解約をするのです。
また、申し込み後しばらく利用がないお客様は、利用するときに経済状況が、変わっていいる可能性が強いのではないでしょうか。
利用をするときに、審査をやり直すというのは、理にかなっているともいえますね。
お客様が本規約にもとづく債務を完済した日より1年以上あらたな借入をしなかった場合、当社は、契約期間中であっても契約を終了させることができます。
カードローンの契約期限が迫っているけど全額返済できない!どうしよう?
カードローンの契約期限が迫っているけど、まだ残高が一括返済できる金額まで返済できていないという人もいるでしょう。
また、もうそろそろ70歳になるけど、カードローンの残高があるという人もいるかもしれません。
そんなときに、不安になるのが全額返済をしなければいけないのかということです。
全額返済となると、まとまったお金をどこから用意したらいいのだろうと、悩んでしまうことも出てきてしまうでしょう。
しかし、カードローンは基本的に自動更新ということの話をしました。
したがって、なんの問題もない人は、自動的に1年後や2年後、5年後に更新がされますので、安心をしてください。
銀行によっては、途中審査をして、定期的に勤め先などが変わっているかどうか、個人信用情報などで確認をしているところがあります。
そのときに、ほかのカードを作ったときに、すでに作っているところの情報と違うものが出てくると、その内容の確認が取れるまで、カードローンの利用が一時的に止まることもあるようです。
しかし、一括返済をしてくださいという話にはなりませんので、通常通り毎月返済をしていくだけになります。
基本的に全額返済ということはありませんので、安心をして利用をしましょう。
全額返済をしなければいけないときは、期限の利益の喪失をしたときになります。
簡単にいってしまえば、延滞をして督促に応じられないときに、全額返済を求められます。
銀行のカードローンの場合は、3回の延滞が発生したときが主な喪失日になるでしょう。
期限の利益の喪失日は、金融機関によって異なりますので、契約書に記載されている期限の利益の喪失日という状況は必ず確認をしておくことをお勧めします。
金融機関でも、期限の利益の喪失については、重要事項として説明をしなければいけない項目なのです。
もし説明がないのであれば、期限の利益の喪失がいつ発生するのか、どういったものなのか説明を求めることをお勧めします。
(期限の到来の効果)
第百三十五条 法律行為に始期を付したときは、その法律行為の履行は、期限が到来するまで、これを請求することができない。
2 法律行為に終期を付したときは、その法律行為の効力は、期限が到来した時に消滅する。
(期限の利益及びその放棄)
第百三十六条 期限は、債務者の利益のために定めたものと推定する。
2 期限の利益は、放棄することができる。ただし、これによって相手方の利益を害することはできない。
(期限の利益の喪失)
第百三十七条 次に掲げる場合には、債務者は、期限の利益を主張することができない。
一 債務者が破産手続開始の決定を受けたとき。
二 債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたとき。
三 債務者が担保を供する義務を負う場合において、これを供しないとき。
契約期限が自動更新されない理由は?延滞などに注意をしよう!
先ほど少し触れましたが、ほかのカードを作ったときに、すでに作っているところの情報と違う情報があったときの話をします。
情報が異なることが発覚した場合は、その内容の確認が取れるまで、カードローンの利用が一時的に止まる可能性があると話をしました。
そのときは、情報の確認が取れれば、カードローンの利用が再開されることもあります。
したがって、カードローンの利用が停止されないためにも、もし勤務先などが変わったという場合は、カードローンを使っている金融機関には言い伝えておくことをお勧めします。
また、ほかのクレジットカードの利用状況が著しく悪いと判断されたときにも、カードローンの利用が停止されることもありますので注意をしてください。
金融機関では横の連携が取れています。
カードローンを利用している金融機関以外の、クレジットカードを延滞したりすると、所持しているカードが一斉に利用停止になるということもあります。
銀行系の場合は、保証会社から、利用停止の連絡が来ますので、この連絡が来たら出金停止をすぐに行うことになります。
保証会社で保証を認めていないのに、カードローンを利用されてしまっては、銀行の免責事項になってしまうでしょう。
したがって、保証会社からの連絡が入った時点で、すぐにカードローンの出金停止の操作が行われるのです。
保証会社は消費者金融や、信販会社になっています。
銀行では情報を聞かずともクレジットカードや、キャッシングの利用を延滞したんだろうと考えられるので、すぐに出金停止の事務手続きをすることになります。
消費者金融や信販会社では、CICやJICCという個人信用情報センターを利用して、利用者の状況を定期的にチェックを行っているのです。
そこで、不備が見つかれば出金停止の措置がされますので、1社でも返済が遅れれば、ほかの金融機関にも筒抜けになっていることを認識しておきましょう。
利用制限の上限年齢に達した場合にはどうなるの?
70歳などになって、上限年齢に達した場合は、全額返済をしてくださいとはならず、出金が停止され、月々の返済をしていくことになります。
契約期限が到来した場合でも、お金を借りている全額の返済を求められることはありませんので、安心をしましょう。
上限年齢については、カードローンを利用していなければ、自動解約がされますし、利用をしていれば出金停止がされて、月々の返済だけができるようになっています。
もちろん、一括返済をしても大丈夫です。
一括返済をした場合は、その後は即解約となるでしょう。
一括返済をしなくてもいいといっても、収入が減ってくる可能性がある、退職後の人は月々の返済もできればしたくないですよね。
上限年齢に達する前に、カードローンの残高を「0」になるように、計画を持って返済をしておくことをお勧めします。
月々いくらずつ返済をすると、上限年齢になるまで、返済ができるのか気がついたときにでも、計算をして返済をしておきましょう。
また、カードローンは本来であれば、長期間にわたってお金を借りるものではないでしょう。
お金を借りたときに、いつまで返済をするのか、返済財源はなんなのか、いくらずつ返済をするのかしっかりと計画を立てたうえで、利用をすることが大事です。
1年以内できれば半年で、返済できるお金を借りるのが理想であり、それ以上の金額の場合はカードローンを利用しない方がいいと思います。
ちょっと手間がかかっても、銀行の窓口でお金を借りることがいいでしょう。
全額返済には基本的にはなることがないので安心しよう!
ここまで話をしてきましたが、カードローンを利用した状態で、契約期限が到来しても全額返済になることは基本的にはありませんので安心をしましょう。
ただし、延滞などをしたらカードローンが利用できなくなる可能性があります。
カードローンだけでなく、クレジットカードを含めて、お金を借りているものについては、返済期日の管理をしっかりとして、遅れのないようにすることが大事です。
それぞれの金融機関は、個人信用情報を通じて、情報を共有しています。
カードローンを借りている銀行は正常に利用をしているから安心だということはありませんので、お金を借りている先は全て横でつながっていると考えてください。
また、カードローンは長い期間でお金を借りるものではなく、短期間で返済をするものだと覚えておきましょう。
ついつい月々の返済だけにしてしまい、全額完済をするのを後回しにしがちですが、カードローンは急な出費に利用するものです。
カードローンを利用したら、すぐに返済をするものだと認識してください。
いくらずつ返済をするのか、いつまで返済をするのかしっかりと計画を立てたうえで、カードローンを利用しましょう。
カードローンの限度額は、利用できる限度額とは異なります。
利用できる限度額は、1年以内、半年以内で返済可能な金額と考えるといいでしょう。