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カードローンの申し込みをする時に、気になるのが審査に通過しやすいかどうかが一番気になるようです。
金利のことも気になるようですが、本当にお金を借りたい人は審査に通過するかどうかと言うのがとても重要なことでしょう。
カードローンの審査が通過しやすいかどうかについて考察をしました。
お金を借りやすいカードローンは?消費者金融それとも銀行系?
お金をどうしても借りたい人は、金利よりも審査に通過するかどうかが一番気になることでしょう。
審査が緩いところは銀行系のカードローンだとか、消費者金融のカードローンだとかネット上で話になっているようですが本当なのでしょうか。
消費者金融のカードローンはお金を借りやすそうですがそれは昔の話です。
今では審査通過率が50%未満になっていますので、申し込みをした人の二人に一人も審査に通過しないことになります。
(参考URL:プロミスの公式ホームページ http://www.smbc-cf.com/pdf/md2016_j.pdf)
消費者金融の審査はもっと緩いと考えていませんでしたか。
審査に落ちる人が十人に四人とか三人という具合で、通過する人が多いと思った人もいるかも知れませんね。
50%未満の審査通過率と言うと、厳しい審査だと感じる人もいるのではないでしょうか。
また、銀行系のカードローンも審査が緩いと言うことが、ネット上で囁かれています。
このことも本当のことかと言うと、決して緩いと言うことはないでしょう。
その理由はこれから話をしますが、審査が緩いかどうかと言うことは審査基準が示されていないなか、どこが厳しくて、どこが緩いのかは特定できません。
借りやすいカードローンというものは、申し込みをしてみないと分からないというのが本当のところではないでしょうか。
審査に通過するかどうかは、法律と自分自身の収入や社会的信用が関係してきます。
現在、自己破産後8年目になります。
この状態で、一番借り入れしやすい会社など教えていただきたいです。
銀行系などより信販系のほうが借りやすいというのは本当でしょうか?
どなたか教えてください。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1346971338
消費者金融系のカードローンは貸金業法に基づいて審査される
消費者金融系と信販系のカードローンは、貸金業法で規制がされています。
審査も貸金業法に基づいておこなわれますが、貸金業法のほかに自社ルールを組み合わせて判断がされるでしょう。
自社ルールの部分については公開がされていませんので、計り知れないところがありますが、貸金業法を読み解くだけでも審査が緩いかどうかを知ることができるかも知れません。
貸金業法のなかには総量規制というものがあります。
これは年収の三分の一までが、消費者金融と信販会社のカードローンで利用できる金額になります。
したがって年収が重要になるのが分かるでしょう。
また消費者金融のカードローンの商品概要を見ると、安定した収入となっていますので、定期的な収入が必ず入ることが望まれます。
このことから職業なども大きく審査に影響を与えると考えられるでしょう。
そして、貸金業法の第一条に個人信用情報を利用することが明記されています。
このことから収入と個人信用情報を重視して審査がされていると推測ができるでしょう。
個人信用情報とは、個人用で借りたお金の情報で、氏名、住所、生年月日、勤務先情報、電話番号などの基本的な情報が登録されています。
そのほかにも借金の情報として、借入先、申込日、延滞の有無、現在の借金額など様々な情報が蓄積されているのです。
この個人信用情報と、収入の情報を元に客観的に判断がされますので、審査が緩いとか厳しいと言うことはないでしょう。
(目的)
第一条 この法律は、貸金業が我が国の経済社会において果たす役割にかんがみ、貸金業を営む者について登録制度を実施し、その事業に対し必要な規制を行うとともに、貸金業者の組織する団体を認可する制度を設け、その適正な活動を促進するほか、指定信用情報機関の制度を設けることにより、貸金業を営む者の業務の適正な運営の確保及び資金需要者等の利益の保護を図るとともに、国民経済の適切な運営に資することを目的とする。
銀行系のカードローンは銀行法が関係する保全が重視されるわけ
銀行系のカードローンは銀行法などの法律が関係してきます。
信用金庫であれば信用金庫法、信用組合であれば「中小企業等協同組合法」と「協同組合による金融事業に関する法律」が関係するでしょう。
いずれにしても貸金業法とは異なる法律で審査がされます。
したがって総量規制と言うものは銀行系では範囲外になるのです。
銀行系の場合は、銀行法第一条で預金者の保護と言うことがしっかりと謳われています。
預金者のお金を使ってお金を貸しているわけですから、貸したお金が返ってこないでは済まされません。
したがって貸したお金がどんな形であれ、戻ってくると言うのであれば問題がない、という極論になってしまいます。
最悪のケース保証会社で保証をしてくれていれば、銀行では問題がないことになりますので、お金を借りられるかどうかは、最終的に保証会社の判断となるでしょう。
保証会社は消費者金融や信販会社がしていますので、銀行のルールと消費者金融や信販会社のノウハウによって審査がされることになります。
銀行では申し込みの段階で本人確認の審査に通過すれば、最終的には保証会社が保証をしてくれればお金を貸してくれることでしょう。
本人確認の審査とは、お金を貸してもいい人かどうかと言うものです。
カードローンの規定を見ると、反社会的勢力にはお金を貸さないことになっています。
このようなお金を貸してはいけない人かどうかのチェックをして、延滞をした経験がないかのチェックをして保証会社に審査をお願いすることになるでしょう。
(目的)
第一条 この法律は、銀行の業務の公共性にかんがみ、信用を維持し、預金者等の保護を確保するとともに金融の円滑を図るため、銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、もつて国民経済の健全な発展に資することを目的とする。
銀行系のカードローンは保証会社保証!最終的には消費者金融が関係している
銀行系のカードローンは保証会社に審査の大半について、事務をお願いしていることになるでしょう。
審査の詳細は実のところ銀行職員は分からないところがあります。
保証会社である消費者金融や信販会社が保証をしてくれればカードローンでお金を貸してくれます。
銀行でいくらお金を貸したいお客様でも、保証会社で保証を受けてくれなければお金を貸すことができません。
最終判断は消費者金融や信販会社が握っていることになるのです。
消費者金融や信販会社は機械的に審査をおこないますので、銀行で立ち入ることはできないのです。
今まで積み上げてきた消費者金融や信販会社のノウハウによって審査がされることになるでしょう。
銀行系のカードローンと言っても、結局は消費者金融や信販会社のカードローンと同じと言えます。
消費者金融のカードローンが、銀行という看板を背負って発売されているに過ぎないと言ってもいいかも知れませんね。
銀行系は他人のふんどしでお金を貸して利益を得ている!
銀行系のカードローンは、最終的に消費者金融などの保証会社が保証をしてくれることによって、お金を借りることができます。
またお金の出所は預金者のお金です。
預金者のお金を使って、万が一があった場合は保証会社が保証をしてくれるという、とてもいい商売がカードローンになるでしょう。
金利は消費者金融よりも低いとはいえ、ほとんどの場合14.5%前後の金利となっています。
銀行は保証会社に保証料を支払って、保証をお願いしていますが、その保証料も結局はお金を借りている人が負担をしているに過ぎません。
金利が14.5%と消費者金融の金利よりも低いので、お金を借りる人は銀行の金利は低いと言っています。
しかし借りている人の金利の一部から、消費者金融の保証料として支払われていると言うことは、銀行はバックマージンを取っていると同じ様なことをしているのです。
銀行にお金が戻ってくるのではなく、消費者金融などにお金を納めているのでバックマージンにはなりませんが、結果的には同じようなものでしょう。
カードローンを販売して、延滞の管理をするだけでリスクがない商品を売っていますので、おいしい商売と言えるのではないでしょうか。
また、消費者金融でも金融機関に任せることでお客様をしっかりと管理してくれるため、持ちつ持たれつの関係となっていると言えます。
消費者金融に直接申し込みをするよりも、地元の銀行に申し込みをした方がカードローンの審査に通過しやすいと言うことはあるかも知れません。
カードローンの保証審査に通過しなかった時に、銀行でよく知っているお客様は保証を通してくれるように担当者が交渉をすることがあります。
この交渉によって通常審査に通過しない人も、少しでもお金を借りられる可能性がでてくるでしょう。
自分の懐を痛めずに商売をしているのですが、預金などをしている人の情報は消費者金融よりも詳しく知っています。
そのため預金の情報を元に、消費者金融や信販会社と交渉してくれることがあります。
地元にメインバンクとしているところがあれば、その金融機関に申し込みをしてみるといいかも知れません。
個人信用情報には気をつける!延滞は一日でもあると不利になる
最終的に消費者金融や信販会社が審査を担当するのであれば、保証会社のノウハウが審査に大きく影響することでしょう。
消費者金融や信販会社は、個人信用情報をメインとした審査をおこなっています。
この個人信用情報にグレーな情報がなければ、審査に通過する可能性が強いのです。
グレーな情報の代表的な情報は、延滞の情報になります。
延滞は一日でもすれば延滞の情報として、個人信用情報に蓄積されるのです。
この延滞の情報が、複数回あれば審査に通過することは難しいのではないでしょうか。
延滞の情報は個人信用情報には一年か五年間保存がされます。
延滞をしたら一年間は審査に通過するのが難しくなると考えるといいでしょう。
消費者金融や信販会社の審査は機械的にされますが、申込人の人柄や資産状況、銀行との取引情報を知らないまま審査をします。
銀行では保証会社の審査に通過しない時に有利な情報がある場合は、保証会社と交渉をして審査に通過してくれように交渉をしてくれるところがあります。
もしどうしても審査を通過したいのであれば、カードローンのキャンペーンをしているメインバンクに申し込みをすることをお勧めします。
担当者は必死になって保証会社と交渉をしてくれる可能性があるでしょう。
その時には申し込み銀行には、正直に自分の状況について話をすることが大事です。
申込書に記載がされている内容に嘘が記載されていると、その時点でアウトになりますので気をつけましょう。
そして大事なことは、審査に落ちた銀行の保証会社に注目することです。
保証会社が同じところに申し込みをしても、カードローンの審査に通過する確率は低いと言うことは分かると思います。
保証会社が異なる銀行を洗い出しておくことが大事ではないでしょうか。