カードローンは、利用者により利用できる限度額が異なる場合がある現金を借りることができるサービスで、一般的には分割して返済するものです。
金利が設定されており、返済するときには元金と一緒に利息を支払うのがカードローンです。
カードローンと利息の関係について説明します。
■利用者により限度額と金利が異なるカードローン
カードローンは、銀行系または消費者金融系などから提供されているものですが、利用者が申し込みを行い契約するときに利用限度額が設定されます。
金融機関なのでお金を借りることができる場合には利用目的が定められており住宅ローンや自動車ローンなど目的があって融資を受けることができますがカードローンは、目的のない融資になります。
利用者がお金が必要な時に利用限度額の範囲内で借りることができその使途が特定されていない借入がカードローンです。
使用目的は特定されていないため、利息の金利に関しても住宅ローンや自動車ローンに比べると利息の金利が高いのが特徴といえます。
だれでも利用できるわけではなくカードローンの申込を行い審査に通過した人だけが利用できます。
カードローンの申込では、利用者の借入限度額が設定されています。
カードローンの発行会社により審査の内容や借入限度額の設定基準が異なりますが、銀行系のカードローンの場合には、勤続年数や収入などを考慮して審査を行います。
消費者金融系のカードローンの場合には、審査を行うときには、総量規制の対象となる年収の3分の1までが利用限度額として設定されることになります。
消費者金融系のカードローンは総量規制の対象となる利用限度額までしか貸し出しをすることができないため、審査の場合にはまずこの総量規制の対象となる限度額が決定されそれから勤続年数などを審査して最終的に決定を行います。
カードローンの返済を行うときには、借り入れを行った元金と利息を一緒に返済することになります。
この利息は、元金に対して計算されるもので、カードローン会社にとっては利息が収入となります。
企業は収益を得るために企業活動を行うことになるので、利息は企業にとって大変大切な収入源の1つとなります。
また、お金を借りたら返済するときには利息が加算されることになります。
カードローンの返済でも利息と一緒に返済することになります。
利息の計算で重要なのが実質的な年利率です。
年利率に関しては、カードローンの会社ごとに設定されています。
■利息の利率について
カードローンの利息の利率については、カードローンの利用限度額と密接な関係があります。
カードローンの発行会社では利用限度額に応じて利息の利率を設定しています。
カードローンの利率では、4.5%から15%となっており利用限度額に応じた利率を設定しています。
利用限度額が大きければ大きいほど利率が高いのではないかと勘違いしてしまいますが、本来利用限度額が多い利用者ほど信用実績があり信頼されている証拠となります。
そのため利用限度額が多いほど利息の利率は低く設定されます。
カードローン会社によっては、利用限度額が100万円の場合には利率が15%で利用限度額が500万円になると利率が4.5%と設定されています。
そのため信用度が高いほど利率が低いことがわかります。
利息の計算では、お金を借りた日から返済日までの期間と利率を利用して利息を計算します。
利率が異なる場合には、同じ金額の利用を行っても利息が異なることになります。
■カードローン会社による利息の違い
カードローンの会社では、独自に利息の利率を設定しています。
一般的に元金と一緒に返済する利息は、銀行系のカードローンの方が消費者金融系のカードローンに比べて利率が低く設定されています。
これは、審査の早さや返済できる信用度の違いにより設定が異なることになります。
また、消費者金融系のカードローンの場合には、銀行から資金の提供を受けている会社もありその分利率が高い場合があります。
消費者金融系のカードローンは、利息の利率が高く設定されていますが、会社によって利息の無料期間のサービスを設けている会社があります。
この無料期間のサービスを加味して利息を計算した場合には、あまり高い利率の設定ではなくなります。
即日融資の消費者金融系のカードローンですが、利息の利率にも注意をして申し込みを行うことになります。
また、利息の計算の利率では、信用実績が高まることで現在の利率よりも低い利率で利用できる場合があります。
当然毎月返済する利息の金額も少なくなります。
この低い利率に変更されるのは、カードローンの利用限度額が増額されることで、利率の低いカードローンとなることで利息を少なくすることができます。
また、信用実績がありカードローン会社から利率の変更や見直しの通知を受けることがあります。
利用限度額が増額するのではなく信用情報の再審査により信用実績が高く評価されることで利息の利率を低くしてくれます。
この場合どちらであってもカードローン会社で審査を行うことになり、その結果利息が低くなることになります。
この利息が低くなることで、消費者金融系のカードローンでも銀行系のカードローンに近い利率で利用することができます。
カードローンの利息については信用実績により支払う利息の金額が変動することになります。