• カードローンスマイル

おまとめローンで車のローンをまとめても大丈夫?ケースバイケースで対応


複数のローンで月々の返済が大変なときに、おまとめローンでひとつにまとめると返済額が少なくなり生活が改善されます。

しかし、まとめる借金の中に車のローンが入っているときに、どうするか迷うことがあります。

車のローンは金利も低く、おまとめるには得策ではないように感じます。

ポイントを見ていきましょう。

 

 

おまとめローンは借金をまとめるローン?

おまとめローンは借金をまとめるローン?

おまとめローンは複数の借金をまとめるローンです。

複数のローンで月々の返済が大変なときに、借金をひとつにまとめて返済額を少なくします。

では、まとめるローンはどのような借金でも、大丈夫なのでしょうか。

基本的には、カードローンをまとめるためにあります。

消費者金融のおまとめローンは、貸金業者のローンをまとめるために利用が可能となっています。

 

金利も低くはなく、マイカーローンの10倍程度の金利になることもあるでしょう。

この金利差では、おまとめローンにせず、マイカーローンだけを支払いしていた方がお得です。

では、マイカーローンだけは、おまとめローンにせずに返済をするといいのでしょうか。

複数のカードローンを持っている人で、マイカーローンを借りている人は悩むこともあるようです。

そこで、マイカーローンを借りている場合は、おまとめローンをどのようにして利用するとお得なのか見ていきましょう。

 

借金問題を解決できるコツがあればぜひ教えてほしいのですがありますか!?
アコムなどの消費者金融とクレカのカードローン、マイカーローンとかで490万の借金をしている状態です。4月から契約社員から正社員になれると思っていましたが、契約を打ち切られてしまい毎月の返済金を用意することができなくなってきています。

就職活動はしていますがなかなか採用に至りません。
生活を切りつめていますが滞納して催促がいつ来るかわからずビクビクしています。

ローンをまとめるといいとかの情報もありましたが、借金問題を解決できるような何か方法があれば教えてください。よろしくお願いします。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13159682113

 

 

マイカーローンはおまとめできない?

結論からいうと、消費者金融のおまとめローンではマイカーローンをまとめることはできません。

しかし、銀行系の商品を利用すると、借金をひとつにまとめることが可能です。

銀行系のカードローンや、フリーローンであれば問題なくまとめることができます。

しかし、先ほども少しふれましたが、マイカーローンは金利が低いので、まとめるメリットが薄いのが現実です。

おまとめローンは、借り換えることによって損をするといわれています。

カードローンお借り換えでも、このようにいわれていますので、マイカーローンであれば大きく損をすることでしょう。

 

ただし、おまとめローンの目的は、損得ではありません。

生活を立て直すことが目的のローンです。

損得が大事ではないとしても、借り換える効果がないとすれば、おまとめローンに加える必要がないでしょう。

マイカーローンをおまとめローンに組み入れるかどうかは、残りの年数や返済金額によって異なってきます。

消費者金融のおまとめローンではなく、銀行系のカードローンであればマイカーローンを組み入れることで、生活が楽になることもありますので、ケースバイケースで対応をしましょう。

 

 

おまとめローンの仕組みを考える

おまとめローンの仕組みを考える

おまとめローンは借金をまとめて、返済期間を延ばすことにより、返済額を少なくするものです。

仕組みは至って簡単で、借入期間を延長すれば返済額が少なくなることを利用しています。

例えば、10万円を2,000円で返済をするのと、10,000円で返済をするのでは、明らかに2,000円で返済をした方が生活は楽です。

しかし、10,000円で返済をすると、借金は早くなくなります。

ただし、返済期間が長くなれば、その期間中は利息が発生するため、必然的に総支払利息は多くなります。

10万円を5,000円と、10,000円の支払いを比較した返済用表が次の表です。

 

金利:18.00%     金利:18.00%
年月 残高 返済額 元金 残高     年月 残高 返済額 元金 残高
H28.4 100,000 0 0 100,000     H28.4 100,000 0 0 100,000
H28.5 100,000 10,000 9,163 90,837     H28.5 100,000 5,000 4,163 95,837
H28.6 90,837 10,000 8,613 82,224     H28.6 95,837 5,000 3,536 92,301
   
H29.1 27,624 10,000 9,579 18,045     H29.1 69,796 5,000 3,934 65,862
H29.2 18,045 10,000 9,725 8,320     H29.2 65,862 5,000 3,995 61,867
H29.3 8,320 8,434 8,320 0     H29.3 61,867 5,000 4,146 57,721
総支払利息 8,434     H29.4 57,721 5,000 4,119 53,602
              H29.5 53,602 5,000 4,261 49,341
                     
              H30.2 13,439 5,000 4,796 8,643
              H30.3 8,643 5,000 4,881 3,762
              H30.4 3,762 3,819 3,762 0
              総支払利息 18,819

 

同じ18.0%で利息を計算していますが、倍の金額で支払利息が発生しています。

このように、返済額を少なくするということは、返済期間が長くなって支払利息が多くなることを意味しています。

このようなことから、おまとめローンに借り換えると、損をするといわれているのです。

しかし、損をするというのはあくまでも、返済に困っていない人がいうことであり、今日明日の生活費に困っている人は、未来の損得よりも今現在の生活を切り抜けられるかどうかが大事でしょう。

返済額を少なくして、生活を立て直したあとに、貯蓄をするなどをして、損の穴埋めをすると結果的には、お得になることが多いのです。

ただ、借り換えただけでは、おまとめローンは損をするということだけを覚えておきましょう。

 

 

おまとめローンに借り換え後は貯蓄をすることが大事

おまとめローンは生活を立て直すためのひとつのツールにしかすぎません。

おまとめローンは借りて終わりではなく、借り換えたところから始まるのです。

生活を立て直すには、なぜおまとめローンに借り換えることになったのかしっかりと認識をしましょう。

収入に追いつかない出費が重なり、カードローンを使いすぎてしまったことが原因ではないでしょうか。

そこで、収入で生活ができるように、出費をまずは調整する必要があります。

どこで無駄な出費をしているかしっかりと把握をして、節約をすることを始めましょう。

そして、おまとめローンで少なくなった返済額を全て生活費に回すことなく、少しは貯蓄ができるようにしてください。

貯蓄ができるようになると、生活が改善されておまとめローンの返済が終わる頃には、貯蓄も少しはたまっているでしょう。

 

 

マイカーローンは金利が低いから借り換えない?

マイカーローンは金利が低いから借り換えない?

マイカーローンの金利は1%台のものが多く存在します。

カードローンは銀行系で14.5%程度のものがほとんどです。

200万円以下で10%前後の金利になります。

マイカーローンのように、利用目的が決まっているローンではないので金利が高いのですが、余りにも金利差がありますので、借り換えたとしても返済額が少なくなることは状況によって異なります。

マイカーローンを借りて間もない頃は、おまとめローンに組み入れたとしても、月々の返済額は余り変わりはないでしょう。

したがって、そのときにはおまとめローンには組み入れずに、マイカーローンを単独で返済をした方がお得になります。

しかし、マイカーローンの返済期間が残り、3年など短くなっている場合は返済額が少なくなることがあります。

このときは、利息で損をするかもしれませんが、まとめる価値があるといえそうです。

ただし、おまとめローンに組み入れることで、大きく損をしてしまいますので、よく考えてからおまとめローンに組み入れましょう。

 

 

マイカーローンを集中返済で完済する

マイカーローンのほかに、複数のカードローンがある場合にはカードローンだけをひとつにまとめることがオススメです。

マイカーローンと、おまとめローンのふたつのローンにできればいいです。

マイカーローンをおまとめローンに組み入れた方が良いこともあります。

しかし、マイカーローンを借りて間もないときには、カードローンだけをまとめた方が効率よく返済ができるでしょう。

7年返済のマイカーローンを、金利2.975%で190万円借りたときの返済表は次のとおりです。

年月 元金 返済額 元金 残高
H28.4 1,900,000 0 0 1,900,000
H28.6 1,877,549 25,083 20,340 1,857,209
H28.7 1,857,209 25,083 20,542 1,836,667
H28.8 1,836,667 25,083 20,443 1,816,224
H28.9 1,816,224 25,083 20,495 1,795,729
H28.10 1,795,729 25,083 20,693 1,775,036
H28.11 1,775,036 25,083 20,599 1,754,437
H28.12 1,754,437 25,083 20,795 1,733,642
H29.1 1,733,642 25,083 20,704 1,712,938
H29.2 1,712,938 25,083 20,756 1,692,182
H29.3 1,692,182 25,083 21,222 1,670,960
H29.4 1,670,960 25,083 20,862 1,650,098
H32.3 906,228 25,083 22,942 883,286
H32.4 883,286 25,083 22,853 860,433
H32.5 860,433 25,083 22,980 837,453
H32.6 837,453 25,083 22,968 814,485
H32.7 814,485 25,083 23,092 791,393
H32.8 791,393 25,083 23,084 768,309
H32.9 768,309 25,083 23,143 745,166
H32.10 745,166 25,083 23,262 721,904
H32.11 721,904 25,083 23,260 698,644
H32.12 698,644 25,083 23,376 675,268
H34.10 171,272 25,083 24,666 146,606
H34.11 146,606 25,083 24,714 121,892
H34.12 121,892 25,083 24,786 97,106
H35.1 97,106 25,083 24,839 72,267
H35.2 72,267 25,083 24,901 47,366
H35.3 47,366 25,083 24,976 22,390
H35.4 22,390 22,446 22,390 0
支払い総利息 204,335

 

これを、マイカーローンを借りて1年後におまとめローンにすると、次のとおりになります。

 

 
借り換え前 借り換え後
金利 借入額 借入期間 返済額 金利 借入額 借入期間 返済額
キャッシングA社 18.00% 50万円 5年 15,000円
 
キャッシングB社 17.80% 40万円 3年 17,000円
マイカーローン 2.98% 170万円 6年 25,083円
おまとめローン   14.50% 260万円 約15年 40,000円
キャッシング合計残高   260万円   57,083円   260万円   40,000

 

マイカーローンをおまとめローンに組み入れると、月々の返済額は10,000円ほど少なくなります。

そこで、マイカーローンを組み入れないで、カードローンだけをまとめるとどうなるのか見てみましょう。

 

 
借り換え前 借り換え後
金利 借入額 借入期間 返済額 金利 借入額 借入期間 返済額
キャッシングA社 18.00% 50万円 5年 15,000円
 
キャッシングB社 17.80% 40万円 3年 17,000円
マイカーローン 2.98% 170万円 6年 25,083円 2.98% 170万円 6年 25,083円
おまとめローン   14.50% 90万円 約10年 15,000円
キャッシング合計残高   260万円   57,083円   260万円   40,083円

 

マイカーローンを組み入れない方が、返済額が変わらないものの、返済期間が大きく短いことがはっきりとわかります。

このように、マイカーローンを借りて間もないときには、組み入れずにおまとめローンを借りた方が得策といえるでしょう。

おまとめローンの返済よりも、マイカーローンの返済に力を入れて、早期完済ができるように貯蓄をすることをオススメします。

 

マイカーローンの返済が3年残っている場合は?

マイカーローンの返済が3年残っている場合は?

マイカーローンが残り1年を切っているのであれば、辛抱してマイカーローンをおまとめローンに組み入れずに返済をした方が得策といえます。

しかし、あと、3年や2年とちょっとマイカーローンを完済するまであるといったときには、おまとめローンにした方が月々の支払いが楽になることもあります。

先ほどの190万円のマイカーローンを借りた場合、4年後の残高は約90万円です。

これをおまとめローンにすると、次のようになります。

 

 
借り換え前 借り換え後
金利 借入額 借入期間 返済額 金利 借入額 借入期間 返済額
キャッシングA社 18.00% 50万円 5年 15,000円
 
キャッシングB社 17.80% 40万円 3年 17,000円
マイカーローン 2.98% 90万円 3年 25,083円
おまとめローン   14.50% 180万円 約9年 30,000円
キャッシング合計残高   180万円   57,083円   180万円   30,000円

 

借入額180万円を全ておまとめローンにしたときに、返済額が30,000円になります。

マイカーローンを借り換えないときには、おまとめローンの返済額が15,000円になります。

マイカーローンの返済額25,083円を加えると、40,083円になり月々の支払いが多くなります。

マイカーローン組み入れて10,000円少なくなった半分の5,000円をおまとめローンに返済をして、5,000円を生活費に回すと借金も減って生活も楽になるでしょう。

 

 

おまとめローンに銀行系のカードローンを使う

おまとめローンに銀行系のカードローンを使う

ここまでおまとめローンという言葉で話をしてきましたが、このおまとめローンは銀行系のカードローンを想定して話をしてきました。

銀行系のカードローンはおまとめローンとして利用ができ、随時返済を利用することで返済金額を自分で決められるため生活を立て直しするのに便利なローンです。

銀行系のカードローンを利用することで大事なことは、銀行で指定している返済額以上のお金を返済することです。

計画的に返済をして、生活を立て直しながら借金を減らしていけます。

 

また、もうひとつ大切なことがあります。

それは、カードローンの残高がなくなってきたときに、返済しきれないぐらいな借金をしないことです。

せっかく借金がなくなってきたときに、カードローンを利用してしまうといつまでたっても残高がなくなりません。

カードローンを利用するときには、1年以内で返済が可能な金額にしておきましょう。

 

 

まとめ

車のローンをおまとめローンに組み入れるかどうかは、借りてからの年数によって異なってきます。

また、マイカーローンがあとどの程度で終わるかによって、おまとめローンに組み入れたら良いかどうか異なります。

ケースバイケースで対応が異なりますので、自分自身の借入状況がどうなっているのかしっかりと把握することが大事になります。

マイカーローンを組み入れた場合と、組み入れない場合のカードローンの返済額を見比べてからおまとめローンの利用残高を決めると良いでしょう。







同じカテゴリーの最新の記事