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小銭貯金は気軽に始めることができるので、いろいろな貯金術の中でも人気があります。
お財布に入っている小銭を貯金箱に入れるだけととても簡単であるものの、枚数が多くなるとその扱いが難しくなってきます。
今回は小銭貯金で貯まった大量の小銭の取り扱い方法を紹介していこうと思います。
基本的な小銭貯金のやり方
まずは小銭貯金のやり方を確認しておきましょう。
特別なルールなどはありません。とにかくお財布に入っている小銭を貯金箱に入れるだけです。
そのタイミングは、例えば毎日帰宅した際に財布から小銭を取り出す方法から、毎週金曜日に小銭を貯金箱に入れるという方法、小銭は全部入れるというものから100円以上の小銭だけ入れるといった、自分のやりやすい方法で行うことができます。
小銭がいっぱいになった貯金箱は、とりあえず目につかない場所に保管して、次からは新しい貯金箱へ小銭を入れる、ということを繰り返してどんど貯まった貯金箱を増やしていくと、気づかないうちに貯金額が増えていくというわけです。
貯まった大量の小銭の使い道は?
さてどんどん貯金箱へ小銭を投入し、貯まった貯金箱は押し入れや机の引き出しなど目につかない場所へしまうということを繰り返していくと、1年も経てばかなりの小銭がたまっていることでしょう。
実際に貯金箱を開けて、大量の小銭を目にしたとき、いったいいくら貯まっているのかドキドキするとともに、この大量の小銭をどうすればいいんだ?と悩んでしまうかもしれません。
欲しいものがあったとしても、小銭をそのまま支払いに回すのは大変ですから、一般的には両替をするか、とりあえず銀行口座などに入金することになるでしょう。
効率の良い両替方法は両替機を利用
両替方法として一番おすすめなのは、両替機を利用する方法です。
大手メガバンク3行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)では、2014年3月24日から両替機を利用して両替を行った場合の手数料を変更しています。
それまで50枚を上限として手数料が無料でしたが、この上限枚数を500枚まで引き上げました。
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※三井住友銀行では窓口での両替手数料について100枚までが無料となっていましたが、2017年5月1日より口座を保有している人に限り30枚までが無料となります。
ただし両替手数料が無料になるのは、1日1回のみです。
またキャッシュカードを利用しての両替は1日1回のみ、2回以上両替をしたい場合は両替専用カードが必要な銀行もあります。
さらに2回目からは手数料が有料となるため、大量の小銭を両替しようとしたら、数日に渡って両替を行う必要があります。
一方窓口では無料で両替できる上限が50枚までとなっているため、窓口と両替機を併用すれば、1日最大550枚まで無料で両替できることになります。
なお窓口も両替機も利用時間が平日の9時から15時までと営業時間と同じことも注意しましょう。
みずほ銀行公式ホームページ参考
窓口両替 お取引いただいた紙幣・硬貨の枚数1~50枚 0円 51~500枚 330円 501~1000枚 550円 1001枚以上 1000枚ごとに
550円
入金するのなら窓口、それともATMのどっちがおすすめ?
一度で入金したいのであれば窓口がおすすめ
窓口へ行くことができるのなら、迷わず大量の小銭を持って銀行窓口へ行きましょう。
ただしここでも注意しておかなければいけないことがあります。
それは入金時に手数料がかかってしまうことがあるということです。
自分の銀行口座に入金するのに手数料がかかるなんてと思うかもしれませんが、大量の小銭を持って行って入金してもらおうとすると、銀行によっては両替手数料と同じ金額の手数料がかかってしまうことがあるのです。
まずは口座が開設してある銀行では、大量の小銭による入金に手数料がかかるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
なおゆうちょ銀行の場合は、窓口で大量の小銭を入金しようとした場合、手数料はかかりません。
ATM機で入金する際の注意点
銀行窓口が開いている時間にはいけないから、ATMで入金したいと考える人もいるでしょう。
このとき注意しなければならないのが、ATM機によって小銭が入金できるものとできないものがあるということです。
入金できたとしても、一度に投入できる枚数が50枚だったり100枚だったりと決められているため、あまりにも大量の小銭を入金しようとすると時間がかかってしまう可能性があります。
給料日や月末といった利用する人が多くなる時期は、長時間ATM機を占領してしまうのはマナー違反にもなり兼ねません。
朝一で人の少ないタイミングを狙うか、何回かに分けて入金するようにした方がよいでしょう。
小銭を持ち込むときの注意点
小銭貯金を行っていると、意外にも貯金箱には小銭以外のゴミやメダルなどが混ざっていることがあります。
小銭貯金を行なっている人に良くあると言われているようですが、このまま預け入れようとするとトラブルを巻き起こすしてしまうことがあります。
例えば硬貨をカウントする際に、このような小銭以外のものがあると機械が正常に動いてくれません。
カウントできずにやり直しになったり、最悪の場合は詰まって機械が故障してしまったりするケースもあるようです。
硬貨を数える機械はかなり高額のもので、一度壊れてしまうと銀行の人にも大変迷惑をかけてしまいます。
弁償を求められることはありませんが、迷惑には違いないので気をつけましょう。
なおセンサーに引っかかりやすいものは、メダルやゴミ以外にも青さびがついた10円玉なども対象とります。
余りに汚れているものは、預け入れせずにお店で使うようにしましょう。
まとめ
・小銭貯金で貯まったお金は、両替して使う
・両替はATMや両替機、銀行の窓口で行える
・利用方法などそれぞれ利点が違うため気をつける
・詰まりの原因になるようなものを混ぜない
小銭貯金の魅力は気軽に行なえるところにあります。
貯金が苦手な人でも長続きしやすい貯金術ですの是非ひおすすめです。