「できる限り物を買わない生活をしてみよう」と思うきっかけは色々あると思います。
節約したいからという方もいるでしょうし、部屋が片付かず、もっとスッキリとした生活をしたいからという方もいるでしょう。
ちょっとしたコツをつかんで、必要のない物を買わないシンプルな生活を楽しんでみませんか?
期限を区切って、物を買わない生活にチャレンジしてみよう!
最初は1ヶ月程度の期限を設けて、とりあえず物を極力買わない生活に挑戦してみましょう。
もちろん、物を買わないと言っても食品や消耗品などは対象外です。
実際には物をなるべく買わない習慣がついてくると、無駄な食品や消耗品もかなり減らすことはできます。
日用品や洋服などの購入を控えることから始めるのが取りかかりやすいでしょう。
まずは短い期間挑戦してみることで色々なことが分かると思います。
例えば1ヶ月間物を買わないようにしたら、普段と比べてどのくらいお金を節約できるのか。
物を買わないとやっぱり非常に不便を感じるのか。
それによってどのように買わない生活を実践するかの方向性も定まってきます。
無理をし過ぎるとストレスが溜まってしまい、長続きしません。
初めは1ヶ月から3ヶ月程度の期間を設定して、物をなるべく買わないということを意識して生活してみましょう。
買おうと思ったときは、別の物で代用できないかを考えてみる
例えば、掃除をする際の雑巾はどうでしょう。
今では既製品が100円ショップやドラッグストアなどで販売されています。
安価なので大掃除をする時などについ手が伸びてしまいがちですが、一度洗面所などを点検してみてください。
古くなったタオルの1枚や2枚は出てくるものです。
自宅で使うものなら縫い目にこだわることもありません。
古いタオルなら吸水も良く、汚れを気にすることなく使えます。
またタオルでなく、古くなってくたびれたTシャツなどを利用しても良いでしょう。
洋服の場合はどうでしょうか?洋服を買うのが楽しみの一つだという方は多いですよね。
でも、買う前にもう一度よく考えてみてください。
同じようなものがクローゼットや引き出しの中で眠っていませんか?
本当にその洋服は今のあなたにとって必要な物ですか?
人には好みというものがありますから、洋服などどうしても似たような色、同じようなデザインの物を選んでしまう傾向にあります。
この洋服が欲しいと思ったら、まずはスマホなどで写真を撮ってみて、家に同じような色やデザインのものがないかしっかり確認してみましょう。
また、手持ちの洋服と組み合わせて着られるかどうかをチェックしてみるのもコツです。
どうしても買いたい!と思った時には不要になった物を捨ててみる
それでもやっぱり買いたい・必要だと思ったときは、欲しい物に関する場所の整理整頓を兼ねて、まず先に不要になったものを捨てましょう。
例えば食器が欲しい場合なら食器棚の、洋服が欲しい場合ならクローゼットの中の不用品を処分してしまうのです。
そしてそもそも必要かどうか、捨てるか残しておくかは、ここ1年間の使用頻度で決めるのです。
1年間使わなかったものは、今後も利用することはほぼないでしょう。
洋服なら冠婚葬祭にまつわるものは別として、1年間着ることがなかったのならきっぱりと捨ててしまいましょう。
そして、捨てると決めた物に支払ったお金がどのくらいになるのか計算してみましょう。
そうすると、いかに私たちが普段必要としていないものにお金を費やしているかがよく分かります。
思い切って物を捨ててしまうことは、今後買い物をする時にそれが本当に必要な物かどうか考えるきっかけになります。
「大変な仕事を日々頑張っているのだから欲しいものくらい買いたい!」と思う方もいるでしょう。
しかし、大変な思いをして得たお金だからこそ、もっと価値のあることに費やすという考え方にシフトしてみてはどうでしょうか?
洋服を買うのであれば、質が良くて長く着られるものを吟味して選びたいものです。
物を買うときには一呼吸おいて、本当にそれが必要かどうかをよく考えましょう。
そうした習慣が身に付けば、部屋の中はスッキリと整い、厳選された本当のお気に入りの物に囲まれた快適で豊かな生活が自然と付いてくるでしょう!