この記事の目次
かつての懸賞は、応募するためにはがきを買ったり感想を書いたりなど手間がかかるものでした。
しかしネットやスマホの普及により、今ではネット懸賞が主流になってきています。もちろん、はがきで応募する懸賞もまだまだ健在です。
そこでどうすれば当たりやすくなるのか、懸賞応募のコツを調べてみました。
当選確率が高いのはクローズド懸賞
懸賞のタイプには、商品など購入しなくてもアンケートやクイズに答えるだけなどで応募できるオープン懸賞と、何らかの商取引が発生するクローズド懸賞の2つに分類されます。
購入する必要があったり、はがきで応募したりする手間がかかる分、クローズド懸賞は当選確率が高くなっています。
クローズド懸賞に当たるためにはどうすればいいのか見ていきましょう。
クローズド懸賞の種類
・一般懸賞
一般懸賞とは、商品の購入者に限定して、当たり券が中に入っている場合や、応募はがきに点数シールやタグなどを決められた枚数を貼ったり、購入したレシートを貼って応募したりすると抽選で賞品や商品券などが当たる方式です。
応募するために結構な費用が発生するため、応募人数が限定されます。
・共同懸賞
共同懸賞とは、大型ショッピングセンターなどで複数店舗が共同で開催する、購入者を対象に○円以上購入で○回くじが引けるといったタイプの懸賞。
そのショッピングセンター限定の懸賞なので、当選確率は高めです。
・総付景品
総付景品とは、商品購入者やサービス利用者に対して、もれなく景品が提供されるものです。
申し込み順や先着順に景品がもらえるといったものも総付景品となります。
来店者に粗品をプレゼント、商品を購入してシールを集めるともれなく景品がもらえるといったものは総付景品となります。
景品類の上限については、消費者庁により、景品表示法に基づく景品規制として、景品として利用できる上限が定められています。
商品・サービスの質や価格面での競争は、事業者、消費者の双方にとって有益なものです。しかし、事業者が過大景品を提供することにより消費者が過大景品に惑わされて質の良くないものや割高なものを買わされてしまうことは、消費者にとって不利益になるものです。また、過大景品による競争がエスカレートすると、事業者は商品・サービスそのものでの競争に力を入れなくなり、これがまた消費者の不利益につながっていくという悪循環を生むおそれがあります。
このため、景品表示法では、景品類の最高額、総額等を規制することにより、一般消費者の利益を保護するとともに、過大景品による不健全な競争を防止しています。
◎一般懸賞における景品類の限度額(消費者庁)
懸賞による取引価額 最高額 総額 5,000円未満 取引価額の20倍 懸賞にかかる売上げ予定総額の2%5,000円以上 10万円
◎共同懸賞における景品類の限度額(消費者庁)
最高額 総額 取引価額にかかわらず
30万円懸賞にかかる売上げ
予定総額の3%
◎総付景品の限度額(消費者庁)
取引価額 景品類の最高額 1,000円未満 200円 1,000円以上 取引価額の10分の2
http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/keihin/keihingaiyo.html
クローズド懸賞の応募には情報集めが重要
クローズド懸賞が当たりやすいとはいっても、どのメーカーがどんな懸賞を行なっているのかを知らなければ応募ができません。
効率的に情報を集める方法を調べてみました。
・大手有名メーカーのサイトを定期的にチェックする
懸賞を応募しているメーカーは大体決まっています。
各メーカーのサイトにはプレゼント応募キャンペーン情報としていつも掲載されているので、定期的にチェックしていると効率よく応募できます。
・購入した商品のパッケージをチェックする
有名メーカーのお菓子やヨーグルトなどのパッケージには懸賞の情報が載っていることが多いです。
何げなく買った食品であっても、常にパッケージの確認をしましょう。
・懸賞サイトや懸賞ブログをチェックする
有名懸賞サイトでは、常に最新の懸賞情報がのっていますので、効率よく懸賞に応募することができます。
しかし、地方や地域限定の懸賞の情報は少ないので、ローカルな懸賞の情報は自分で探す必要があります。
クローズド懸賞のはがき応募のコツ
クローズド懸賞といえば、はがきで応募するイメージが強いですが、ふだんはがきは年賀状ぐらいしか購入しないのにわざわざ買ってまで、といった人も多いと思います。
さらに、決められた枚数の応募券を集めるために何個も商品を購入したり、応募券を貼り付けたりと手間がかかればかかるほど、応募者は減り、当選確率は上がります。
そんな当選確率の比較的高いクローズド懸賞のはがき応募について調べてみました。
はがきが目立つようにする!のは昔の話
はがき応募のコツで有名なのは、はがきの縁をマーカーなどで縁取りしたり、イラストを描いたりシールを貼ったり、とにかく目立つようにするというものです。
そういったコツをテレビや雑誌でよく目にするようになったからか、はがき応募の際にたくさんの人が、派手なはがきに装飾して応募するようになりました。
しかし最近はコンピューターで抽選している懸賞も多いため、装飾は意味がなくなりつつあります。
ただ、ローカルな小規模の懸賞の場合は効果があるかもしれません。
また、装飾するよりも、当たったら自分はこうやって利用するなどといった気の利いた一言の方が効果があります。
余り長文になりすぎず、短めに一言書き添えて応募しましょう。
余った年賀はがきでの応募は当たらない?
はがきで応募する懸賞で、余った年賀状で応募しようと考えたことはありませんか?
年賀状は毎年余ってしまって使い道も困るため、たくさん在庫がある人も多いのではないでしょうか。
実際に年賀状で懸賞に応募しても、最近のコンピューター抽選であれば全く問題はありません。ただ、小規模な懸賞の場合は心象に影響するかもしれません。
また、年末に年賀はがきで懸賞に応募すると年賀状扱いにされてしまうため、「年賀」の部分は二重線で消しておきましょう。
商品の応募券を集めるコツ
いざ、はがきで懸賞に応募しようと思っても、商品のシールや応募券が集まっていないと応募ができません。応募券を集めるコツを調べてみました。
懸賞を行っている食品を積極的に購入する
ふだん食べているメーカーとは違うメーカーが懸賞を行っていたら、しばらく違うメーカーの商品を食べるようにすると効率よくたまります。
例えば、A社のヨーグルトを毎日食べていても、応募券がたまるまで懸賞をしているB社のヨーグルトにしばらく変更します。ただ、家族の同意は得た方が良いでしょう。
懸賞を行っていない時期もバーコードなどを貯めておく
いつでも懸賞に応募できるように、定期的に懸賞をしている商品のバーコードやシールなどは、懸賞をしていない時期でも貯めておくようにすると効率よく応募できます。
管理が大変ですが、懸賞が始まってから早い時期に応募したい時には効果抜群です。
まとめ
懸賞生活というと気楽に聞こえますが、当選するためには実際は大変労力のいる作業の積み重ねです。
幾つもの懸賞に当たっている懸賞の達人たちほど、日々面倒な作業を積極的に行っています。
たかが懸賞、されど懸賞。労力を惜しまず努力すれば、豪華景品が家に届く日も近いのではないでしょうか。