失業した際に次の仕事が見つかるまでの生活費の確保手段として、非常に役立つのが失業保険となります。
失業保険は雇用保険へ加入していた会社員であり、一定の条件を満たしていれば誰でも利用可能となっているわけですが、実際に手当を受給するためにはハローワーク等で幾つかの認定をしてもらう必要があり、手当受給の際には認定日がいつなのかということが大変重要になってきます。
ハローワークでは具体的にどのようなことを認定してもらうのか、といったこと等について詳しくみていきましょう。
失業保険を受給するためにはどんなことの認定が必要なの?
まずは失業保険を受給するための具体的な手続の方法や申請時の注意点等について紹介をしていきます。
失業保険を受給するためにまず重要となるのが、ハローワークへ必要な書類の提出を行なったり、雇用保険の受給説明会に参加をすることであり、第一回目の失業認定をしてもらうこととなります。
失業保険を受給するためにはハローワークで失業認定をしてもらう必要があり、原則としては4週間に1度の割合でハローワークへ足を運び、失業認定をしてもらう必要があるのです。
会社を退職した後は、会社から送られてくる雇用保険被保険者証にマイナンバーが確認できる書類・本人確認書類と離職票を併せてハローワークへ提出し、ハローワークに受給資格の決定をしてもらうこととなります。
失業保険の受給資格があると認められた場合には、ハローワークから雇用保険受給者初回説明会の案内があるので、この説明会には確実に出席をしましょう。
雇用保険受給者初回説明会では、雇用保険を受給する上での注意点や制度についての説明がある他、第一回目の失業認定日についての連絡もあります。
つまり失業保険を受給するためには雇用保険受給者初回説明会への出席が必要不可欠と言えるのです。
なお失業認定をしてもらうためには、失業認定日までに原則2回(初回の失業認定は1回)の具体的な求職活動を行っている必要があります。
具体的な求職活動とは、ハローワークを通じて企業に求職申込みを行なったり、ハローワークが主催している就職セミナーに参加をしたり、就職の際に有利になると考えられる国家資格や公的資格の資格試験を受験したり、といった活動などが挙げられます。
これらの活動の中でも確実かつ比較的容易に求職活動をしたと認めてもらえる活動としておすすめなのが、ハローワークが主催しているセミナーなどへの参加となります。
セミナーへ参加をすると、求職活動をしたことの証明としてハローワーク名の入った印を書類に捺印してもらうことが出来るので、後の手続きでスムーズに失業認定をしてもらうことができるのです。
失業認定の手続きを申請手続きの際に気をつけるべきことって?
失業保険を受給するためにはハローワークで失業認定をしてもらう必要があること、失業認定をしてもらうためには4週間で2回以上の求職活動が必要なことについてはお分かりいただけたかと思います。
続いては、失業認定の手続きの流れや、申請手続きの際の注意点などについてみていきましょう。
失業認定をしてもらうためには、指定された日に失業認定申告書・雇用保険被保険者証・印鑑・筆記用具を持参してハローワークへ足を運ぶ必要があります。
失業認定では、4週間の間に求職活動をしたのか、働いたのか、就職はできたのか、といったことを確認を行うため、失業認定申告書には具体的な求職活動実績の記載のほか、就職できた場合にはその旨を、パートやアルバイトの仕事を行い収入を得た場合にはその旨を記入する必要があります。
もしもパートやアルバイトや内職を行なったのにもかからわず、その旨を申告しなかった場合、虚偽の申請をしたとみなされ、受給した失業保険の3倍の金額を返還しなければならないこともあるので、くれぐれも申請は正確に行うようにしましょう。
なおハローワークがよほど混雑していなければ失業の認定手続は1時間以内に済むケースがほとんどですし、無事に失業認定がされ、失業保険の受給が決まった場合には、原則一週間以内に予め申請しておいた自身の預金口座に手当が振込まれることとなります。
もしも書類の作成方法や失業認定などに関してわからないことがあった場合、自分の勝手な判断で書類の作成をしたり行動を起こした場合、失業保険の受給ができなくなってしまう可能性があります。
わからないことがあった場合には、ハローワークの職員に質問をして、正確な知識を基に書類作成や活動を行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
失業保険を受給するためには、ハローワークで失業認定をしてもらうことが不可欠であるということや、失業認定をしてもらうための具体的な方法・注意点などについておわかりいただけたでしょうか。
失業保険は退職した人が次の仕事を見つけるまでに安心して生活が出来るようにと制定された制度であるため、本当に再就職の意志があるのかということや、無収入であるのかということに関して確実なチェックが行われます。
どのような点がチェックされるのかということや、制度利用に関しての注意点を十分に把握し、適切に失業保険制度を活用したいですね。