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月々の携帯電話の支払を抑えるために、スマホからガラホに乗り換えることを検討している人が増えています。
しかし、ガラホでは性能が制限されていて、スマホよりも不便であるという意見もあります。
実際にガラホではできないことは、何があるのでしょうか。今回はスマホにできてガラホではできないことをまとめました。
ガラホのアプリは制限が多い
スマホにできてガラホにできないことの代表に、利用できるアプリの数に差があります。ガラホにはAndroidというOSが入っています。
このOSが携帯電話の中に含まれていることが、ガラケーとガラホに大きな機能の差が出るポイントになります。
Androidがガラホに入っているおかげで、ガラケーでは閲覧することができないWEBサイトを見ることができます。
さらに、AndroidがあるスマホはGoogle Play経由で、インターネット上のあらゆるアプリをダウンロードすることができます。
SNSを気軽に見ることができるアプリや、人気のゲームのアプリなど数万種類以上のアプリから選ぶことができます。
しかし、ガラホはAndroidが入っているにも関わらず、性能上Google Playを利用することができません。そのためアプリを自由にダウンロードすることができません。
ガラホってスマホのアプリ取れないんですね、ガッカリしました
auユーザーなら「auスマートパス」でアプリをダウンロードできる
ガラホがGoogle Playに非対応であるのは、すべてのメーカーで共通になります。
ただし、auだけは「auスマートパス」という独自のサービスを利用することで、アプリをダウンロードすることができます。
「auスマートパス」はインターネット上から、ログインすることができます。
このサイトの中にアプリを紹介しているページがあるので、そちらからダウンロードを行なうことができます。
「auスマートパス」は月額372円と有料ですが、アプリをダウンロードできるサービス以外にも、「あんしんサービス」というものが含まれています。
このあんしんサービスは、携帯電話を紛失してしまったときにauのオペレーターが代わりに、紛失した携帯電話を探してくれるサービスや、壊れた携帯電話の修理をしてくれるサービスです。
その他にも、割引などの特典がついているので、auユーザーにはおすすめとなります。
auスマートパスを安く維持できるプランを教えてください
気に入っている会員専用webアプリがあるのでスマートパスに拘っています
現在ガラホ(SHF31)を以下プランで契約しています
LTEプランS(誰でも割りなし)2155円+LTEダブル定額 540~4536円+LTE NET 330円+スマートパス 401円毎月の維持費は3500円前後でスマートパスはwi-fi運用のiPadで使用
できればもう少し維持費を安くしたいと思っているので以下機種とプランを検討中です
【SHF32 or GRATINA 4G】最低維持費 1802円
VKプランS(誰でも割加入)1077円+パケット定額なし(従量)+LTE NET 330円+スマートパス 401円他にスパートパスを維持したまま安く利用できる機種・プランがあったら教えてください
スマートパス契約を残したままガラケーに機種変も考えましたが、「ガラケーはスマートパスが使えない」というブログ記事を何件か見ました
LINEはガラホからでも利用できる
アプリのダウンロードができないとしましたが、例外的にLINEは一部のガラホは初期でインストールされているため利用することができます。
2016年に発売されたガラホはどれも、初期機能でLINEのアプリがインストールされています。
アプリはLINE以外には使わないという人には、2016年以降のガラホがおすすめです。
また、裏技としてAmazonのアプリストアから、アプリをダウンロードするということが可能です。
しかし、Amazonのアプリストアに登録されているアプリは、Google Playの種類よりも少なくなります。
さらに、ガラホに対応しているかどうかは、ダウンロードするまでわからないものも多くあります。
このようにな意点はありますが、Amazonのアプリストアはどの機種からもダウンロードができるので調べてみる価値はあります。
ガラホの画面ではインターネットを閲覧しにくい
またインターネットやブログなどのつくりは、主にスマホやパソコンで見ることを前提に作られているます。
そのため、ガラホの小さい液晶ではインターネットが見にくい可能性があります。
スマホの大きい液晶でぴったりのサイズである場合は、ガラホでは文字が小さくなります。
しかも、ガラホはタッチパネルではないため、画面の文字が小さい場合に拡大するときや、画面をスクロールのときに手間がかかる場合もあります。
スマホであれば、画面に直接触ることで簡単にちょうどよいサイズにできますが、ガラホの場合は、ボタンでの調整になるため手間が増えてしまうことと、細かい調整が利きにくいことが不便に感じることがあります。
インターネットの閲覧は、ガラホでもできますがスマホに比べると見にくいと感じる人が多いようです。
Wi-Fiの利用やLTE回線を使用することはできる
ここまで、スマホではできるが、ガラホではできないことの性能面について説明していきました。
しかし、これまでであればガラホではできなかったことが、性能が向上しできるようになったこともあります。
スマホでよく利用する機能に、LTEやWi-Fiについてあげられます。
2017年現在では、新機種のスマホはすべてLTEという高速通信回線を利用しています。
しかし、ガラケーや旧型のガラホは3G回線という通信速度の遅い回線しか利用できませんでした。
電話やメールだけの利用でしたら、目に見えて大きく支障は出ませんが、インターネットに接続したり、SNSを利用したりするならば話は変わります。
3G回線では、インターネットの読み込みに長時間がかかってしまいます。
ホームページの通信量が少なかったガラホのサイトであれば、3G回線でも支障なく利用することができるでしょう。
しかし、スマホやパソコン用のサイトは、ガラケー用のサイトよりも画像が多く圧倒的に通信量が増えます。
このような画像の多いスマホ用の記事が見ることができるガラホでは、LTEを使えるというのはある意味必須条件ともいえます。
さらに高速の通信を行なうことができるWi-Fiのサービスも新型の機種であれば、利用することができるものが増えています。
auガラホは、LET Net300円と定額サービスに加入しなくても、自宅Wifiあれば接続できますか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14160047219?__ysp=44Ks44Op44ObIFdpRmk%3D
ドコモのガラホは1年間で性能が一気に成長している
ドコモのガラホは、2017年現在で2015年に発売された「AQUOS ケータイ SH-06G」「ARROWS ケータイ F-05G」と、2016年に発売された「AQUOS ケータイ SH-01J」「P-smart ケータイ P-01J」の2グループに分けることができます。
この2グループ販売までの差は1年しかありませんが、性能が大きく進化しています。
2015年に販売されたドコモのガラホのグループは、先ほど説明したLTEやWi-Fiはもちろん「おサイフケータイ」や「デザリング」といった機能が利用できませんでした。
2015年にドコモから発売のガラホに、スマホから乗り換えるとスマホで当たり前に使うことができた上記の機能が使えなくなるために、不便を感じることが増えるかもしれません。
逆に、2016年にドコモから発売されたガラホのグループは、LTE等の性能がすべて搭載されています。
これらの機能をすべて搭載できているため、スマホからガラホに乗り換えても、不便を感じることは減ると思われます。
ドコモのガラホ性能比較
ガラホに搭載している機能 AQUOSケータイ
SH-06/GARROWSケータイ F-05GAQUOSケータイ
SH-01J/P-smart ケータイ P-01JLTE通信 × 〇 Wi-Fi通信 × 〇 おサイフケータイ × 〇 デザリング機能 × 〇 ワンセグ 〇 〇 NTT docomo ドコモケータイより:https://www.nttdocomo.co.jp/product/feature_phone/
ガラホも進化を続けている
先ほどはドコモで例を出しましたが、auやソフトバンクの大手携帯会社も、毎年新作ガラホを発表しています。
どの会社も新作のガラホが出るたびに、程度の差はありますが、高性能のガラホに進化を続けています。
今は足りない機能も、将来的にはLTEやWi-Fiのように搭載されて新機種が販売されるかもしれません。
毎年新しい機能が更新されるため、1、2年前のガラホの性能で判断されていた人も、今のガラホならば性能的に乗り換えることができるかもしれません。
こまめにガラホの情報もチェックすることで、自分に合った携帯電話を探すためにポイントになります。
ガラホにもたくさんあるメリット
ガラホでは使うことができない不便な面を紹介しましたが、一方でガラホならではのメリットもあります。
まずあげられることは、電池の持ちが非常に長いことです。よくガラケーユーザーの人が、スマホのデメリットに電池の持ちの悪さをあげています。
確かに、ガラケーのように1週間以上充電をせずに、使用し続けることができるスマホはありません。
多くのスマホは、1~2日で充電を必要とします。初期のスマホのように、1日で電池が切れるということはありませんが、ガラケーと比べるとかなり短いです。
そんなスマホに比べると、ガラホはかなりの時間で電池を充電する必要がありません。
使用方法や機種により変わりますが、上手に使えば3日程度充電せずに使用することも十分可能です。
通信料金も様々から選ぶことができる
ガラホのメリットのひとつとして通信料金を、様々な料金プランから選択することができることもあげられます。
通常のスマホであれば、データ通信量は定額制からしか選択することができません。
現在の主流では、2GBの定額通信量が最低料金の会社が多くを占めています。
しかし、2GBをほとんど使わずに、定額料金を支払っている人も中にはいます。
このような場合は、通信料金で損をしている可能性があります。
一方で、ガラホはガラケーと近い料金プランを利用することが可能です。
一定の金額に到達するまでは、段階的の支払いになる「段階型定額」をガラホでも適用することができます。
スマホでは通信料金で無駄にしていた人も、ガラホに変更することで節約することができるかもしれません。
「ガラスマ」とガラホは違う製品である
ガラホを知っている人の中には、ガラスマという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
この「ガラスマ」は、一見ガラホと表現が似ていますが、実は全く別の製品を指しています。
「ガラスマ」の誕生は古く、2007年のiPhoneの誕生までさかのぼります。
iPhoneが販売された当時は、新型の携帯電話の登場で一気にiPhoneの人気が高まりました。
ところが、iPhoneなどの海外で作られた当時のスマホは、赤外線通信やおサイフケータイといった日本独自の機能を持ち合わせていなかったのです。
そこで日本で販売されるスマホに、日本独自の機能(ガラパゴス)を搭載された携帯電話を販売することになりました。
このスマホのことを「ガラスマ」と呼びます。したがって、ガラスマの形状はスマホのものと同じであり、操作はタッチで行なうものがほとんどです。
現在でも販売されている機種は、赤外線通信など日本独自の機能は、すべてのスマホについているわけではありません。
「ガラスマ」の性能が必要な人は、商品を購入するときに事前に附属しているか確認しましょう。
ガラホはスマホとガラケーの中間の製品
ガラホという名前は、スマートフォンとガラパゴス携帯電話から取られています。
ガラケーのユーザーにとって、スマホの形状や使い方はなじみにくく乗換えをためらう人も多くいます。
これらのユーザーのために、見た目や使用感はガラケーの要素を残しつつ、性能はスマホのものを取り入れた携帯電話をガラホと呼びます。
操作はタッチパネルではなく、十字キーや数字のキーで行ないます。
ガラケーを使用してきた人にも、使用感が変わるということはなく、スマホの機能を使えることがメリットになります。
まとめ
ガラホではアプリの使用やインターネットの閲覧などできないことも幾つかあります。
その一方で、LTE通信やWi-Fi通信など、昔のガラホでは行なうことができなかった機能が使用できる面もあります。
自分に必要な性能を見極めて、ガラホを使用する方がよいのか、スマホのままの方がよいのか判断することが重要になります。