この記事の目次
カードローンを申し込みする前に、カードローンの審査が通る可能性があるかどうか簡易的にチェックしてくれる消費者金融や、銀行のホームページが存在します。名前も住所も登録する必要がありませんので、どのように審査がされているのか知るために色々なところでお試し審査をしてみましたので、一緒に見ていきましょう。
カードローンのお試し審査ってなに?年齢などを入力するだけの1分審査!

カードローンの申し込みに不安がある人は事前に、お試し審査で審査に通過する可能性があるかどうかチェックをしてみるといいのではないでしょうか。お試し審査とは、年齢や年収、現在の借入件数、借入残高などを入力するだけで、カードローンの審査に通過する可能性があるかどうかチェックをしてくれるものです。
会社によっては職業を入力するところもあり、入力する項目は金融会社によって異なります。年齢と年収、現在の借入額の3つを入力するだけでチェックをしてくれるところもあれば、職業や健康保険の種類を入力するところまであります。
ほとんどの会社は年齢、年収、現在の借入額か、これに現在の借入件数を入力するだけとなっていますが、オリエントコーポレーションは職業を入力するようになっています。
これらの項目を入力すると、1分もかからずすぐに結果が表示されます。この入力項目だけを見ても審査の方法が異なることが分かります。
【私も銀行系のカードローンの審査をした経験がありますが、どちらかと言うとオリエントコーポレーションが保証会社になっている商品は審査が厳しいように個人的には感じました。この見解はあくまでも私の個人的な意見であり、オリエントコーポレーションの審査基準を示しているものでもなく、審査基準については私も知り得ません。】
入力項目から見る審査基準の緩急と重要視する項目
メガバンク、消費者金融、主なネット銀行のお試し審査を試みました。先ほど話をしたようにカードローンを申し込む会社によって、お試し審査の入力項目が異なります。入力項目が少ないのは、プロミス、SMBCモビット、楽天銀行などでした。またアコムと三菱UFJ銀行の入力項目が同じで、プロミスなどの入力項目に性別が加わっていました。
オリエントコーポレーションや住信SBIネット銀行のは職業や健康保険証(本人確認を目的の場合、記号・番号と保険者番号部分は見えないように加工してから提出する必要があります)の種類が入力項目として必要です。ここで面白いのがアコムと三菱UFJ銀行が入力項目が一緒と言うことと、プロミスと住信SBIネット銀行の入力項目が違うと言うことです。
なにが面白いのかと言いますと、三菱UFJ銀行の保証会社はアコムになります。アコムが保証をしてくれれば、三菱UFJ銀行の審査に通過するのですがその基準もあまり代わり映えがなく、逆に言えばアコムの審査にさえ通過すればカードローンが作成される可能性が高いと言うことかも知れません。
また住信SBIネット銀行の保証会社はSMBCコンシューマーファイナンスでプロミスになります。しかし入力項目が異なりますので、住信SBIネット銀行では職業を重要視しているのが分かります。ここまでで分かることが、三菱UFJ銀行はメガバンクでありますが審査はアコムに近いかも知れないと言うことです。
お試し審査を実際に行って審査基準を試してみる
入力条件が異なるので、全てのものを一律に見比べることができませんので、比較できるものから比較をしていきます。今回お試し審査をした金融機関は次のカードローンです。まずはカードローンの金利や限度額、保証会社を比較してみます。なお金利は最高金利だけを表示します。
金融機関
|
アコム
|
三菱UFJ銀行
|
プロミス
|
SMBCモビット
|
オリエントコーポレーション
|
楽天銀行
|
住信SBIネット銀行 | |
プレミアムコース | スタンダードコース | |||||||
金 利 | 18.00% | 14.60% | 17.80% | 18.00% | 18.00% | 14.50% | 7.99% | 14.79% |
保証会社
|
-
|
アコム株式会社
|
-
|
-
|
-
|
楽天カード株式会社 |
SMBCコンシューマーファイナンス
株式会社 |
|
株式会社セディナ |
次にアコムと三菱UFJ銀行のカードローンを比較してみます。
○三菱UFJ銀行
借金1件800万以下、借金4件以下
○アコム
借金1件800万未満、借金3件以下
性別、既婚など問わず上記の数字で審査に完全に通らないようです。
ほぼ審査に通過する条件が一緒なのが分かるのではないでしょうか。違う点はカードローンを作成できる限度額が影響しているようですね。さらに男性女性の性別を入力する項目がありますが、あまり影響がなさそうです。
次に住信SBIネット銀行の入力結果を見てみます。
金額を入力するところや、健康保険の種類、年齢を入力するところがありますがあまり意味がないように思われます。
結果から言うと、他社からの借入件数4件以下だとお試し診断ではOKが出ます。
それでは、職業を入力するオリエントコーポレーションを見てみましょう。こちらは年収と借りているお金の金額で判断がされるようです。年収の3分の1かどうかのチェックしかされないのかもしれません。
他にもお試し審査ができるところがあるのですが、入力した情報がそのまま本審査で通用するのか疑わしい結果が出てきました。ほとんど年収と借入件数、借入額だけでチェックがされているようで、本当の申し込みではここまで簡便ではないように感じました。
しかしオリエントコーポレーションのように職業の入力欄があると言うことは、職業について重要視するところもあると言うことが分かります。正社員がどのように優遇されていて、自営業者が不利な条件になっているのかはお試し審査では分かりませんが、自営業者は体を壊したら収入がなくなったり、景気に左右されたりと必ずしも毎年同様な収入が保証されているわけではありません。
このような背景から厳しい審査がされる可能性があるでしょう。本当のところは申し込みをしてみないと分からないと言うことではないでしょうか。お試し審査とは申し込みを促すための単なるツールなのかも知れませんね。
本申し込みはお試し審査と異なるので注意をしよう!
お試し審査で申し込み可能となっても、実際の審査に申し込みをして必ずカードローンが作成されるわけではありません。本審査ではもちろん職業なども見られますし、本人確認もされます。お試し審査はあくまでもお試しで、個人情報を加味していない機械的に審査を行ったに過ぎません。
しかし本審査もほとんどが機械的に行いますので、お試し審査の内容は無視ができないでしょう。お試し審査に個人情報を加味したものが本審査で行われるとしたら、お試し審査の結果や入力項目を見てある程度は審査の判断ができるかも知れませんね。
個人信用情報に事故情報などがなく、申し込みをする金融会社ともいざこざがない人はお試し審査の通りの結果になることが多いのではないでしょうか。ただしカードローンが作成できたとしても、金利や限度額が職業などにより異なってくる可能性はありますので、ここまでの内容は計り知れないところがあります。
お試し審査でカードローンが作成できると判断されて、どのような内容でカードローンを作成できるのかは分かりませんので、金利、限度額は本審査による職業や、個人情報にゆだねられていると言ってもいいのかも知れませんね。
※個人信用情報とは個人用の借金の情報で、お金を借りた日や氏名、住所、勤務先などの履歴が蓄積されたものです。
※個人信用情報の事故情報とは、借金をした後に返済が遅れた、自己破産をした、代位弁済をされたことがあるなどの情報があることです。
※代位弁済とは銀行などからお金を借りて、返済が滞り保証会社が借りた人の代わりに銀行へ全額返済をして、借りた人が保証会社に借金を返済することです。