ネット銀行が提供するカードローン商品は、実店舗を展開していないために低金利かつ高利用限度額であることが多く、多額のお金を借りて計画的な運用をするのに適した商品設計であると言っても言い過ぎではありません。
カードローンは使いみちが自由な商品なので、様々な利用方法が想定されるわけですが、おすすめの利用方法の1つとして紹介したいのが、おまとめローンとしての利用となります。
ネット銀行のカードローンをおまとめローンとして利用することのメリットや、どのような商品がおまとめローンとしての利用に向いているのかということなどについて、紹介を行っていきます。
ネット銀行のカードローンをおまとめローンとして利用するメリットって？
まずは、ネット銀行のカードローンをおまとめローンとして利用することによって享受できるメリットなどについて、解説を行っていきます。
ネット銀行のカードローンは、ノンバンク系カードローン等と比較をすると、貸付金利が低く設定されていることがい多いので、まず支払利息の節約効果が期待できます。
特に消費者金融系カードローンの場合、上限金利が年18.0％前後に設定されているケースが多い一方で、ネット銀行のカードローンの上限金利は年14.5％前後に設定されているケースが多いので、年18.0％という条件でカードローン契約をしている日という人の場合、特に大きな節約効果が期待できることでしょう。
またネット銀行のカードローンは設定されている契約極度額が比較的高めに設定されていますし、総量規制対象外のカードローンでもあるので、年収に関係なくまとまったお金を借りやすいという特徴もあります。
複数社からの借入を一本化するおまとめローンの場合、まとまったお金が借入可能であるかということや、いかに低い金利でまとまったお金が借りれるかということがポイントだと言えるのですが、ネット銀行のカードローンは、このどちらの条件もハイレベルで満たしていると考えられるのです。
どのような性質のカードローンがおまとめローンとしての利用に向いているの？
続いて、どのような特徴を持ったネット銀行のカードローンが特におまとめローンとして利用するのに向いているのかということについて、解説をしていきます。
ネット銀行のカードローンであれば、大体どの商品も低金利・高利用限度額となっているので、まとまったお金をお得に運用できるのですがおまとめローンとしての利用に、特に向いていると考えられるのが、毎月の最小約定返済額が低めに設定されている商品です。
おまとめローンとしてカードローンを利用する場合、契約直後にまとまったお金を借り入れるため、入会直後から毎月約定返済額が始まることとなります。
もしも最小約定返済額が高めに設定されている場合、短期間での完済が目指せるという利点がある一方で、毎月の返済が重くのしかかることが想定されるので、返済中に息切れしてしまい、計画的な返済が達成しにくいと考えられるのです。
毎月約定返済額が比較的低めに設定されていれば、最初にまとまったお金を借り入れた場合でも、無理のない範囲での計画的な返済がしやすいと考えられるでしょう。
また任意返済がしやすいカードローンというのもおまとめローンとしての利用に向いているカードローンだといえます。
任意返済は的確に行っていくことで、完済までの期間を短縮することができますし、支払利息を節約することもできます。
特にまとまったお金を比較的長い期間借り入れるおまとめローンとしての利用においては、任意返済をうまく利用することで、高い節約効果等を期待できるのです。
任意返済がしやすいカードローンであれば、お得かつ合理的に完済を目指すことができますが、任意返済がし難いカードローンの場合、非合理的な方法で完済を目指さなければならない、と言っても言い過ぎではないのです。
まとめ
ネット銀行のカードローンはどれも好条件での契約が可能となっているので、他社からの借入を一本化して、おまとめローンとして利用することで、返済の負担を大きく軽減できる可能性が高い商品であると考えられます。
大手消費者金融などでも、おまとめ専用ローン商品等の取扱はありますが、専用ローンとなると、完済後は利用できなくなってしまいます。
一方で、ネット銀行のカードローンをおまとめローンとして利用すれば、完済後も好貸付条件で再び借り入れができるというメリットもあります。
このようにネット銀行のカードローンは、おまとめローンとしての利用価値が非常に高いカードローンの1つであるといえるので、ローンの一本化を検討しているのであれば、積極的な利用をおすすめします。