カードローンを利用してキャッシングをするのは、お金が足りない時でも手軽に用立ててくれて便利です。
後日返済する際も、銀行のATMやコンビニエンスストア、口座振替などで手軽にできます。
そのため、ちょっとしたお金がないとすぐ利用する人もいます。
ですが、ある日突然使えなくなることもあるので注意が必要です。
■どんなことで使えなくなるの？
普通にカードローンを借りて、そして返済していたらよほどのことがない限り、カードローンが使えなくなることはありません。
しかしながら気軽に使えるカードローンでも使い方を間違えるとある日突然使えなくなることがあるのです。
たとえば、まず考えられることは、返済が遅れていることです。
返済が遅れているにもかかわらず督促を無視したりお金を返さなくなった場合、新たな借り入れがもちろんできなくなります。
これらのことは、本人に予告されず行われるので、本当にびっくりします。
さらには、カードローンは、年収の3分の1以上借り入れができなくなっています。
もちろんこれは一つの会社での借金金額ではなく、他社のカードローンも合算した金額になっています。
これは、借入の状況は信用情報センターでの情報が共有されているので、他社で借り入れて年収の3分の1以上の借り入れをしている際に、すぐに借り入れができなくなります。
しかしながら年収3分の1以上の借り入れに達してしまうと、返すことが困難であると判断されます。
ですので、借入れる際にはまず、自分がどのくらいの額の負債があってこれからどのくらいの額になるのかを注意するべきです。
■そのほかにもある突然カードローンが使えなくなる理由
ごくまれにあるのが、カード会社の機械やシステムメンテナンスで使えなくなることです。
その際には時間がたってから借り入れをすると普通に使えるようになりますので心配するようなことではありません。
しかしながら、一度も延滞していなくても利子ばかりを返して借入額を減らしていかないと、返済能力が低いとみなされてしまうのです。
利子ばかりを減らすだけでなく、返済したけれど返済したそばから新たな借り入れをするといった具合に返済と借入の繰り返しをしているとそれもまたカードがTかえなくなって新たな借り入れができなくなります。
ほかにも契約書類に不備があった場合です。
本来、契約書類に不備があれば借入すらできないのですが、借入をした後に契約事項に変更が生じた場合です。
たとえば、住所や勤務先などが違ってきた場合です。
借入をしている場合は、転職して会社名が変わったり、引っ越しして住所が変わったりした場合は必ずカードローンの会社に申告するようにしましょう。
カードローンはやはり借金の一種です。
そのため、きちんと返済するかどうかというのが大切になってきます。
きちんと返済する見込みがなくなれば新たな借り入れができなくなることもあります。
特に書類や住所変更の申告漏れといった小さなことで信用情報を傷つけないように、変更があった場合は速やかな報告を心がけましょう。
■信用を取り戻すことは時間がかかること
そうであってもやはりカードローンのカードがいきなり使えなくなるのは、借金を延滞していたり、借入と返済を繰り返していたりするなど、借入状態に不安があるときです。
スムーズに返済しているうちはいいのですが、何らかの理由で返済が滞ったりすると、たちどころに利子が膨らんでいき、自分の生活すら立ち行かなくなります。
そこで絶対にしてはいけないのは、ろくな証明書もなしにお金を借りられるヤミ金融業者へ借金をすることです。
そのような業者は、比較的簡単にお金を貸してくれますが、法廷以上の金利をとるところもたくさんあります。
ですので、そのような非合法な業者を利用しているとすぐに多重債務になり返済できなくなります。
まず、安易にお金を他から借りて返すのではなく、まずそのカードローン自体をしっかりと返済することを考えましょう。
自分の返済可能金額と返済の状況を、お金を借りているカードローン会社にまずは相談してみましょう。
場合によっては債務整理を利用するなど、法的手段も考えます。
返済ができないなどの理由でカードローンが使えなくなった場合は、信用情報を取り戻すことが第一です。
そのためにはまず、生活基盤を見直します。
アルバイトやパートであっても毎月安定した収入を確保していきましょう。
そして、今後は延滞などがないように、信頼情報を一つずつ積み重ねていきましょう。
カードローンの返済が滞ったなどといった理由で、カードが使用できなくなるのは、今後の人生にも大きく影響を及ぼします。
住宅ローンや自動車ローンがくめなくなったりするからです。
ですので、延滞をしないように、カードローンも借金だという意識を明確にし、そして、計画的に返済することをまず第一に考えます。
カードローンが手軽に借りられるようになった分、一度落とした信頼はなかなか戻りません。