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カードローンの金利は銀行系のカードローンを利用しても結構な高金利になるでしょう。
いくら低い金利でも10%を超えることがほとんどです。
限度額を高く申し込みできる人は金利を低く抑えることはできますが、一般的には高金利で借りているのが多いのではないでしょうか。
そのため一度借りるとなかなか元金が減らないと感じている人もいるでしょう。そこでカードローンはどのように借りるべきなのか見ていきましょう。
カードローンの返済額は金融機関で利益になるようにしている
カードローンは一度利用をするとなかなか返済が終わらないと言うイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
金融機関で設定をしている返済額は、返済の負担にならない代わりに、なかなか元金が減らないようにされています。
「月々2,000円なら返済も楽だし、今月ちょっとお金が足りないからカードローンを利用しようかな」と簡単に考えてお金を借りたものの、なかなか返済が終わらないと言うこともあるでしょう。
ここでちょっと考えてみましょう。
50,000円を借りても元金の返済だけをしても、返済額2,000円では2年以上は掛かることになります。
そこに利息を支払うわけですから、なかなか減らないのは当たり前ではないでしょうか。
例えば金利が14%だとすると、1ヵ月の利息は575円になります。
1,500円が元金に返済されますので、50,000円返済するのに3年は掛かることになるでしょう。
2年半掛かって、支払利息の合計が9,000円を超えます。
元金の5分の1弱も利息を支払わなければいけません。
このように返済期間が長ければ長いほど、銀行で利息収益が上げられることになりますので、返済金額が低いと言うことは決していいことではないのです。
下記に14%で50,000円を借りたときに2,000円ずつ返済した場合のシミュレーションを記しました。
日付 | 残高 | 返済額 | 元金 | 残高 |
H28.4.20 | 50,000 | 0 | 0 | 50,000 |
H28.5.5 | 50,000 | 2,000 | 1,714 | 48,286 |
H28.6.5 | 48,286 | 2,000 | 1,426 | 46,860 |
H28.7.5 | 46,860 | 2,000 | 1,462 | 45,398 |
~ | ||||
H30.8.5 | 4,935 | 2,000 | 1,942 | 2,993 |
H30.9.5 | 2,993 | 2,000 | 1,966 | 1,027 |
H30.10.5 | 1,027 | 1,038 | 1,027 | 0 |
支払利息合計 | 9,038 |
お金を借りるときには、返済額が少ないからと言って簡単に考えずに、いつまで返済をするかしっかりと考えたうえで借りることをお勧めします。
リボ払いについて質問です。
現在80万残高があるのですが、今まで毎月1万ずつ返済でした。でもこれだと永遠に終わらない気がして、毎月3万に変更しました。
利子は15%の場合、毎月3万返済でどのくらいの期間がかかるか教えて下さい。補足
ちなみに1万で返し続けた場合どよくらいかかりますか?http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14139891254
そもそもカードローンはなぜ高金利?個人が借りるお金なのに返済がなぜ大変?
手軽にお金を借りることができる、面倒な手続きは最初の1度だけのカードローンはそもそもなぜ金利が高いのでしょうか。
個人が借りるものであればもう少し金利が低いと、もっと手軽に借りることができるのに!と思いませんか。
クレジットカードのように金利手数料がなければもっと使いたいのにと考える人もいるでしょう。
クレジットカードの場合は1回払いのときなどは、利用者が金利手数料を支払わない代わりに、販売店が手数料の負担をしてくれています。
しかしカードローンは中間で入る業者がなく、金融機関から直接お金を借りることになりますので、金利手数料がなしと言うことにはならないでしょう。
そして金利が高い理由は、利用目的がなにに使っても大丈夫だからです。
簡単に借りることができると言うことは、利用目的を借りるところにわざわざ伝える必要がないから簡単にお金を借りることができるのです。
車のローンや住宅ローンは目的にしっかりとしているローンのため、金利が低くなっていますが、カードローンはどのような理由でも返済をしてくれれば貸したところでは問題がありませんので、博打に使おうが、借金返済に使おうが最終的に返済をすればOKとなります。
そのため金利が高くなっていると言うことになります。家計の管理はクレジットカードとカードローンを併用して行うことをお勧めします。
カードローンは現金がどうしても足りないときに利用するもので、できれば翌日、もしくは半年以内に返済ができるようにしておくといいでしょう。
金融機関からお金を借りる場合、何の目的で借りるかによってローンの種類が違ってきます。例えば、使い道が自由なローンは、一般的に高い金利となっています。住宅やマイカーの購入などあらかじめ定められた目的に使う場合は、担保などがあるため低い金利で借りることもできます。
一方、消費者金融業者から借り入れる場合は、使い道に制限がなく、契約が簡単ですが金利は高いのが一般的です。ローンを利用する時には、自分の返せる範囲で計画的に利用することが大切です。
実は消費者金融のカードローンも悪くはない
カードローンは金利よりも返済期間と返済額が大事なことをここまで話をしてきました。
実はカードローンの本来のあるべき姿は、短期的にお金を借りることを目的にして利用をすることが正しいと言えるのではないでしょうか。
しかし金融機関で毎月の返済金額を決めているため、その金額さえ返済すればいいと勘違いをしている利用者が多いのです。
また金融機関側でも、セールストークとして「月々無理なく○○円の返済でお手軽に利用できるような商品となっています」と話をしてきますので、利用者はその通りに使うことが基本であると勘違いするのではないでしょうか。
金融機関の定めている返済額は、利息にわずかな元金の返済と考えて元金が減らないと思っておいた方がお得でしょう。
そのうえで月々の返済をいくらまでで切るのかしっかりと考えて利用をすることをお勧めします。
ボーナスで返済をするのか、月々のやりくりの中から返済をするのか、しっかりと計画をしてお金を借りるようにしましょう。
この管理ができない人はカードローンの利用はお勧めできませんので、お得に便利に利用するためにも返済をどのようにするのかしっかりと考えたうえでカードローンをするといいのではないでしょうか。
金利よりも返済方法を考えてカードローンをお得に利用しよう!
カードローンは金融機関の定めている返済金額を、そのまま返済してもなかなか終わらないことは、ここまででお分かりいただけたでしょう。
そのため金利がいくら低くても、長い間利息を支払って気がついたらとんでもない利息になっていたと言うこともあるかも知れません。
せっかく手軽に利用できる便利なカードローンですが、利息が馬鹿にならなく利用できないのでは意味がありませんよね。
そこで大事なのが金利よりも、返済期間になります。
返済期間と言うことは、返済金額と直結していますので、いくらまでなら返済可能なのかしっかりと把握をしておくことが大事でしょう。
目先の金利よりも、返済方法をどのようにするのかしっかりとつかんでおく必要があります。
日頃の生活において、もし万が一のことが起きたときに、いったいくらまでならお金を節約して捻出できるのか把握をしておくことが大事です。
そのうえで、ボーナスまで一時しのぎをすればいいのか、月々捻出したお金で返済が半年以内で済む金額なのかしっかりと考えて、カードローンの利用をするといいでしょう。
金利は低いに越したことはありませんが、自分に使いかってのいいカードローンというのは決して金利だけを見ても分かりませんので、しっかりと返済額などもチェックをしてカードローンの申し込みをするといいのではないでしょうか。
月々の返済額は万が一計画通りに返済できないときでも、最低限返済できる金額になっている金融機関がいいでしょう。
そのうえで、できる限り返済金額が大きい商品が本来であれば望ましいと個人的には考えます。
くれぐれも延滞にならないようにすることが大事ですので、無理のない返済計画を立てて、上手にカードローンを利用するといいのではないでしょうか。