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カードローンは基本的に日本の永住権が必要になります。
国内居住という条件がありますので、永住権のない外国の人は、国内居住の条件がいつ満たさなくなるか分かりません。
日本国外の人が、日本で働いていることは珍しくないですが、永住権がなければいつ母国に戻るか分かりませんので、金融機関では融資を制限しています。
カードローンの申し込み条件を確認してみよう
利用条件などは、どのような商品にも存在がするものです。
カードローンも様々な申し込み条件や、利用条件がありその条件に沿わない人の申し込みや利用はできないことになっています。
カードローンの利用条件、申し込み条件は金融機関によって異なりますが、ほとんど似たような条件になっているようです。
申し込み年齢は、20歳以上65歳以下としている金融機関もあれば、20歳以上69歳未満となっているところもあります。
20歳という下限の年齢は変わりがないのですが、上限の年齢は金融機関ごとに異なっているでしょう。
また、安定した収入がある人が申し込み対象者となっていますが、この安定した収入の中に専業主婦が入る金融機関と、入らない金融機関があります。
ちょっとしたところで、申し込み条件が異なりますので、カードローンの商品概要を隈無く見ると色々なことが見えてくることがあるのです。
カードローンの利用条件の中に、国内居住の人に限るという条件も入っていますが、この条件も金融機関によって多少異なることがあるでしょう。
商品説明に記載されている、言葉の裏に隠れている条項もあるようで、金融機関ごとに実に様々な取り扱いがされています。
商品の取り扱いは法律によって、定めのあるところは横並びに同じ取り扱いになりますが、その隙間を縫ってお客様に如何に近寄るかは金融機関の考え方ひとつになるでしょう。
そして横並びの取り扱いとして、外国人の利用についても、不便なものとなっています。
今では日本で外国人が働くことは珍しくはありません。
しかし、外国籍は永住許可がなければ、利用ができないとしているところが多い現実があるでしょう。
永住権がない、日本企業で働いている人は、給料だけで生活をしていくようにしなければいけないのでしょうか。
給料が足りなくなったときにはどうすると良いのか、日本の金融機関の対応を見ていきましょう。
イオン銀行カードローンの詳細
ご利用になれる方
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。
ご契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満の方。
当行に普通預金口座をお持ちの方*1。
ご本人または配偶者に安定かつ継続した収入の見込める方*2。
イオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方。
日本人以外はカードローンを利用できない?母国に帰国する危険性がある
金融機関のカードローンの利用条件には、先ほども話をしましたが、外国籍は永住許可がなければ、利用ができないと話をしました。
外国人でも日本の永住権があれば、お金を借りることができるわけです。
しかし、永住権がない外国人でも日本国内で、働いている人は多いでしょう。
お金を借りるには、やはり日本人しか借りることができないのでしょうか。
日本人はなにげに簡単にカードローンを申し込みしていますが、外国の人は永住権がなければカードローンの申し込みができないようです。
なぜ永住権がないと、お金を借りることができないのかは冒頭でも少し話をしていますので、想像がつく人が多いでしょう。
しかし、このような取り扱いをしていると、外国人はヤミ金からしかお金を借りることができなくなってしまいます。
これは、外国の人がヤミ金のターゲットとして狙われ、社会的にも本当であれば好ましくない状況ではないことは簡単に想像ができるでしょう。
このようなことは、金融機関でも想像ができますが、なぜ永住権がないとお金を貸してくれないかというと、母国に帰国される危険性があるからなのです。
お金を貸しても、全額返さないうちに、母国に帰られては踏み倒される危険性があります。
したがって、金融機関ではなかなか手の出せない存在であることは間違いがないでしょう。
そのような合間を狙って、ヤミ金など反社会的勢力が、資金源を求めて触手を伸ばしてくるのです。
日本人でも国外に居住する場合は利用ができない
金融機関の利用条件では、カードローンは日本国内に居住していることが絶対的なもののようです。
これは日本人でも同じことで、国外に転居をする場合は、カードローンを利用していたとしても利用を止められてしまいます。
海外でカードローンを利用しようとしても、ATMがありませんので、海外でお金を借りることがそもそも物理的に不可能となっています。
しかし、海外に拠点がある会社に勤めている人で、カードローンを借りている場合はどうなのでしょうか。
このケースを想定して、主要な金融機関のコールセンターに電話をして、調査をしてみました。
対応方法のひとつとして全額返済をしてから、解約をしなければいけない金融機関があるようでした。
また良心的な銀行は、全額返済をするのは大変なため、日本の連絡先を実家などにしておいても大丈夫だと話をしてくれたところもあります。
海外でも通話可能な携帯電話を銀行に連絡をすると、解約はしなくていいという金融機関も存在していました。
その金融機関でも、ふたつに対応が分かれ、支払いを遅延なくすれば、利用可能というところと、国外に住んでいる間は支払い停止になると分かれた対応になっていたのです。
もっとも厳格な取り扱いと感じたのが、金融機関のひとつとしてあげられるのがイオン銀行です。
外国に転勤する可能性がある人は、カードローンの申し込みを控えて欲しいとのことでした。
外国に拠点や、支社がある会社員は申し込みをして欲しくないと採れる対応をしたのです。
これには、ちょっと驚いたのですが、大企業に勤めている人であれば、外国への転勤も考えられます。
海外の転勤についてはそれほど珍しいではなく、大企業に勤めていれば普通に考えられるのではないかということの話をしても、国内居住の人となっているための一点張りです。
あまりにも、事務的な対応となったことに驚きましたので、あえて銀行名の話をしました。
日本人でも、外国にいかれて、連絡が取れなくなるケースは、やはり返済が必要になります。
したがって、外国の人は周りに知り合いが少ないため、なおさらお金を借りることは難しいでしょう。
永住権とはなに?外国の人が日本に永住する権利
そもそも永住権というものは何なんでしょうか。
日本の場合は出入国管理及び難民認定法というもので管理がされています。
この法律によって、定められているものですが、外国の人がその国に滞在できる在留期間に縛られることなく、永住できる権利のことです。
在留期間とは、日本になんのために滞在するのかによって、その期間が異なってきます。
(参照:http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/kanri/qaq5.html)
この在留期間を超えて、日本に滞在できるのが永住権となるわけです。
永住権は日本国民になることではなく、行動が制限されています。
選挙権や土地の所有、パスポートの取得などにおいて一定の制限がありますので注意が必要です。
日本に働きに来ている人は、この永住権をわざわざ取ることなく、在留期間内での活動をしているということが多いでしょう。
しかし、中には違法入国や在留期限超過などで強制退去などとなる外国の人も、後を絶たない事実は残っています。
このようなことも考え、外国の人にお金を貸すリスクを取れないというのが、金融機関の本音ではないでしょうか。
日本に働きに来ている人は給料でしか生活ができない?
中国やアメリカの人はもとより、ベトナムやフィリピンなどの人も多く日本で働いているでしょう。
そのような人は、永住権がなければ給料でしか生活ができないということになってしまうのでしょうか。
日本に滞在するのは三つの方法があります。
3ヵ月以内の短期滞在ビザを所有している短期在留、3ヵ月以上の中長期滞在をしている在留カードを所有している人、そして永住権を持っている人です。
永住権を持っている人は、カードローンが利用できることはすでに話をしています。
ここまでの説明では、短期在留、中長期在留の人はカードローンを利用できないとなるでしょう。
銀行のカードローンを利用するとすれば、永住権がなければまず申し込みの段階で断られるのではないでしょうか。
したがって、ヤミ金ビジネスが成り立っている世の中になっているのでしょう。
しかし外国の人でも、ヤミ金にだけは手を出さないようにしてください。
違法な貸金になりますので、高利率で借りなければいけないばかりか、返済できなければ容赦のない取り立てが開始されます。
もし万が一、ヤミ金に手を出してしまった場合は、法律で定められている金利以上のものは無効となりますので、弁護士に一回相談をしてみましょう。
外国の人でも、法律で守られていますので、ヤミ金を無効にできますので、あきらめずに相談する弁護士を探すことをお勧めします。
永住権がないときには会社を利用しよう!お勧めのカードローンはここだ!
短期在留の場合は、カードローンでお金を借りるのは難しいのですが、実は中長期の在留であれば、正規なルートでお金を借りることができますので覚えておきましょう。
ここまで永住権がなければ、カードローンでお金を借りることができないと話をしてきましたが、実は消費者金融であればお金を貸してくれる可能性があります。
金融機関は貸したお金が返ってこないことが問題であります。
外国の人は、母国にいつでも帰ってしまうことができるため、返済に懸念があるためにお金が借りることができないのです。
身元がはっきりしていて、収入があることを金融機関に伝えれば、お金を借りられる可能性は残っていますので覚えておいてください。
お金を借りる条件としては、居住先をしっかりと持つこと。
そして、勤務先がしっかりとしていることの2点になります。
連絡がつき、収入の証明ができれば、お金を借りられる可能性があがりるでしょう。
また、短期在留ではなく、在留カードの所持をしている、中長期の外国の人であれば消費者金融に相談をしてみてください。
プロミスは、このような人でも申し込み可能であることが、商品概要にも記載されていますので一度は相談をしてみましょう。
ポイントは商品概要を見てみて、「在留カード」で申し込みできるかどうかを確認してみてください。
なお、申し込みに当たっては日本語が読み書きできることが大事となるでしょう。
※「運転免許証」をお持ちでない方は、「パスポート」または「健康保険証(本人確認を目的の場合、記号・番号と保険者番号部分は見えないように加工してから提出する必要があります)」+「1点(例:住民票)」をご用意ください。
※外国籍の方は、「在留カード」または「特別永住者証明書」をあわせてご用意ください。
※「健康保険証(本人確認を目的の場合、記号・番号と保険者番号部分は見えないように加工してから提出する必要があります)」と「+1点(例:住民票)」が必要となるのは、ご来店によるご契約手続きの場合です。
母国に帰るときには気をつけよう!一括返済が待っている
外国の人でもっとも注意をしなければいけないことは、カードローンを借りている状態で母国に帰ることです。
そのときには、全額を返済したうえで解約をするように伝えられるでしょう。
日本人でも、海外に転勤をしただけで、金融機関によっては全額返済を求めています。
目の届かないところにいかれては、管理ができないということではないでしょうか。
このようなリスクも想定すると、やはりカードローンを発行してくれる、プロミスなどでも限度額はそれほど大きな金額にはしてくれないと想像ができます。
カードローンは生活をするうえで、病気などで一時的にお金が足りないというときだけに利用をするといいでしょう。
収入が戻れば、少しずつ返済をして、早期の返済に努めることをお勧めします。
長く借り続ければ、利息も馬鹿になりません。
ただでさえ、生活が苦しいときに、利息の負担は重いでしょう。