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カードローンでお金を借りると、なかなか返済が終わらないと思いませんか。
真面目に、遅れなく返済をしているのに、一体いつになったら終わるのだろうと思っている人も多いようです。
金利が高いことは分かっているけど、そんなにも高いのか疑問に思ってしまうでしょう。
元金が減らない理由とその対策についてまとめました。
カードローンの金利は元金が減らないぐらい高い?その理由は?
カードローンの金利は、10%を超えることが一般的でしょう。
最低金利をみると、3%台などもあるようです。
しかし、これらの低金利のカードローンは、申し込みできる限度額が最大のときに適用されます。
ということは、高収入の人が利用できるVIPなカードということでしょう。
一般的には、表示されている最高の金利が適用されると思ってください。
消費者金融では18.0%が多く、銀行系では15%前後が一般的な金利ではないでしょうか。
10%を超える金利というと、かなり高額な利息を支払いそうですね。
このことを考えて、カードローンは一度借りると、なかなか返済が終わらないと思われています。
しかし、実はこの高金利が元金が減らない原因ではないのです。
10%というと、2016年現在の消費税率が8%ですから、それに迫る率です。
消費税も10%になろうとしていますが、なかなか経済状況が思ったように伸びないため、据え置かれています。
この消費税の場合は、5,000円の商品を購入すると5,500円にもなってしまいます。
しかし、カードローンの場合は、年率になります。
100,000円を借りた場合1年間返済せずに借り続けたときに、18%であれば18,000円の支払いになるのです。
したがって、1ヵ月30日で計算をすると、1,479円の利息を支払うことになります。
アコムの場合は月に11,000円ずつ支払っていくと、最終的に108,302円の支払いになるのです。
(参考:アコム公式ホームページ http://www.acom.co.jp/def1/index.html?p1=afxf000&p3=d3d17382788c2e69f0f5&sid=d3d17382788c2e69f0f5)
支払利息は8,302円で、消費税と変わらない支払いになります。
元金が減らない理由は、金利ではなさそうですね。
その理由は、実は返済している返済額によるものなのです。
返済額が少ないため、返済をしてもカードローンの返済がいつまで経ってもしなければいけないのです。
カードローンについて聞きたいことがあります
毎月返済はしてるのですが返済してすぐ借りるの繰り返しで全く減っていません
泥沼状態です いつまでに全額返さないといけないみたいな返済期日はあるんでしょうか?
このままそれを繰り返してずっと減らないままで急に全額返さないといけなくならないか心配ですhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10140651905
銀行系のカードローンは特に元金が減らない!支払いの内訳をみてみよう!
消費者金融のアコムでも、100,000円を借りて1年間で返済すると、利息の負担率を考えると、消費税相当額しか支払っていないことが分かりました。
では、銀行系ではどうなるのでしょうか。
まずは、利息の計算方法を覚えていきましょう。
○利息の計算式
借金額×金利÷365×日数(利息を支払いするまでの日数)
「借金額×金利」だけで、1年間の利息を求めることができます。
返済額が少額で、月々の返済が楽なことで知られている楽天銀行を参考にすると、14.5%の金利になります。
(参考:楽天銀行公式 http://sp-point.net/rakuten-bank/16_0719/7oplc/index.html)
そこで、楽天銀行の1年間の利息は「100,000×14.5%=」14,500円でしょう。
このあとに365で割り算をしています。
これは1日あたりの利息を計算しているのです。
1日あたり「14,500÷365≒」39.72円になるでしょう。
そしてこのあとに、返済日までの期間、いわゆる日数をかけ算して1ヵ月分の支払利息を求めます。
1ヵ月31日の場合は、「39.72×31≒」1,231円になりますね。
これを楽天銀行で設定している返済額から引くと、「2,000-1,231=」769円です。
実に769円しか元金に返済されることになります。
これでは、100,000円がいつ返済されるのか、気が遠い話になって当然ではないでしょうか。
このペースで支払いをしていくと、おおよそ78回の支払いになります。
単純に計算をすると、150,000以上の総支払いになりますので、利息は5,000円以上となるでしょう。
しかし、金利が低いこと上手にカードローンを利用すると、利用する人にとってはとてもお得になります。
楽天銀行でも、アコムと同じように、11,000円ずつ返済をしていけば、10回の返済で済むでしょう。
消費者金融系の金利は以外と高くはない!オススメはプロミス!
銀行のカードローンでも、月々の返済額が少ないと、結果的には支払利息が多くなってしまうことが分かりました。
楽天銀行でも銀行のいうとおりに返済をしていると、消費税でいうと50%以上もの利息支払いが発生します。
ようは、元金に対して50%以上の支払いを分割にしている、ということと同じ意味でしょう。
消費者金融はアコムを参考にしましたが、元金に対しては8.3%の金利で利息の支払いは済んでいます。
金利が高いといわれていても、消費税にちょっと毛が生えた程度の支払いであるのが分かります。
消費者金融の金利は、ほとんどが18.0%にしているところが多いです。
しかし、そんななかでプロミスだけは17.8%となっています。
0.2%と若干ではありますが、金利がお得になっているのが分かるでしょう。
100,000円を1ヵ月間で返済すると、18.0%と比較すると200円の差がでてきます。
(参考:プロミス公式ホームページ http://cyber.promise.co.jp/Pcmain/BPA00Control;jsessionid=0001dtO1zoXdCkCfrlbPLtKgrj0:2?t=110000085&k=3030000161)
また、消費者金融は初めて利用する人は、1ヵ月間は利息を無料としていますので、意外とお得にお金を借りることができるのです。
みずほ銀行のカードローンは親切設計!銀行系でオススメはここ
銀行系のカードローンの魅力は、なんといっても金利が低金利であるということになります。
しかし、ここまで話をしてきたことを総合すると、金利だけでは損得は語れないということです。
返済額をいかに大きくしていくのかということが、重要になっていくことでしょう。
楽天銀行でも、月々の返済額のほかに、毎月気をつけて返済をしていけば、とてもお得に利用ができます。
しかし、なかなか自分で返済額以上に返済をするのが管理的に大変だという人もいるかと思います。
そのような人にオススメなカードローンがあります。
それは、みずほ銀行のカードローンです。
(参考:みずほ銀行公式ホームページ https://www.mizuhobank.co.jp/loan/card/index_af05.html?cm_mmc=ba-_-20161101-_-431201-_-cc)
金利も14.0%と楽天銀行よりも、お得になっています。
金利も低いのですが、ここでオススメする理由は、銀行では珍しい返済額の設定なのです。
返済額が最低10,000円からになっています。
返済額が大きいと、家計の負担は大きくなるのですが、カードローンを利用しても着実に返済されていきます。
自分で返済額を気にすることなく、元金が減っていくのはありがたいですね。
そこで、みずほ銀行で100,000円を借りたときの30日の利息を覚えておきましょう。
100,000×14.0%÷365×31=1,189
1,189円の利息が発生しますので、元金の返済は8,811円になるでしょう。
もし、10,000円の返済をするのが大変なときがあれば、8,000円まで借りれば、811円の元金返済になり、楽天銀行と同程度になります。
5,000円で済むのであれば、3,811円の元金返済になるでしょう。
余分に返済をするのではなく、生活費が足りないときに、足りない分を元金に返済をしたなかで借りるといったスタイルにすると、無理なく返済ができるのではないでしょうか。。
返済額を小さくしている銀行はお客様に親切設計な様な気がしますが、みずほ銀行のように返済額を大きくしているところの方が、実はお客様目線なのかも知れません。
カードローンの元金を減らすには計画的な利用がキーポイント!
カードローンをお得に利用するには、返済額に気をつけることがととも重要だということが、今までの説明で分かったと思います。
カードローンを利用したら、いつまでも返済が続くのではなく、元金を返済していないから、カードローンがいつまで経っても完済しないのです。
したがって、カードローンでもっとも重要なことは、月々の返済額をいくらにするのか自分自身で決めるということになります。
みずほ銀行のように、自分で考えなくても、元金が減るような返済額の設定になっているのであれば、問題がないでしょう。
しかし、返済額が少ない銀行のカードローンを利用している場合は、自分自身でいくらずつ返済するのか決めてください。
カードローンは利用をする前からしっかりと計画を立てることが重要です。
いくらずつであれば返済可能なのか、いつまで返済をしたいのか、返済財源をどうするのかしっかりと計画を立てましょう。
銀行で設定している返済額を支払えばいいのだから、月々の支払いは楽という考えで、カードローンを利用しては悪循環になります。
返済となる財源をしっかりと考えて、来月のボーナスで返済するとか、月々の5,000円であれば切り詰められるとか、考えて借りられるお金の限度額を計算したうえでカードローンを利用しましょう。
カードローンを利用するうえで、もっとも重要なことは、返済額がいくらにするのかがキーポイントです。
このことを覚えて、カードローンを利用すると、とても便利にお得に利用をすることが可能になるでしょう。
返済額は大きすぎず小さすぎず家計と相談をしよう!
カードローンは、返済額がとても重要であることを、説明してきました。
返済額を大きくしても、家計が苦しくなってしまっては、本末転倒になってしまいます。
そこで、自分の家計でいくらまでであれば、返済が可能なのかしっかりと把握をしておきましょう。
マイカーを購入するときに、月々の支払いの計算をしないで購入するでしょうか?
それと同じです。
カードローンも、月々の支払いがいくらまでなら、家計が保てるのかしっかりと計算をして、お金を借りることが重要でしょう。
そして、その金額を把握したら、その金額に6ないしは12をかけ算してでてきた金額が、カードローンで1度に利用できる限度額であると覚えておくことがオススメです。
カードローンは、半年もしくは1年以内に、返済できる金額で、利用をするのがいいでしょう。
家計に無理なく返済できる金額をしっかりと把握してください。
ついては、その金額は貯蓄をできる金額と同じということになりますので、カードローンを利用しないときには、その金額を貯蓄に回しましょう。