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カードローン完済には2種類ある??解約との違いと、その後への影響は?


カードローンの返済に関して、「無利息残高」という言葉を耳にしたことはありますか?

利息の関係上発生してしまう端数の金額を指します。

利息も付かず、支払期限も設定されないのでそのままにしても一見問題はなさそうです。

では1円残らず返済した場合と状況的にどう異なるのでしょうか?

今回は2種類の完済と解約について解説していきます!

 

2種類の完済とは?無利息残高の扱いはどうなるの?

完済には2種類あることのイメージ

 

カードローンの返済方法は色々あります。

専用ATMやコンビニエンスストアなどの提携ATMを利用して返済をしていると、

1,000円未満の端数の金額が生じることに気付くでしょう。

 

多くのATMでは硬貨の取扱いをしていないので、

どのようにこの端数を完済すればよいか迷うことがあるかもしれません。

この端数の金額は無利息残高と呼ばれ、

利息が付くことも支払期限が設定されることもないお金として扱われています。

(この状態を「見なし完済」と呼びます)

 

実際に無利息残高は次回の借り入れ予定がなくても特に問題にもならず、

金融機関が負担してくれる形になるのが一般的なので、

返済は終了したものと認識してそのままにしてしまう場合もあるでしょう。

この認識が、「見なし完済=真の完済(後述します)」と勘違いしてしまう原因なのです。

 

ATM利用での返済ではなく、

銀行振込や口座からの自動引き落としを利用して返済すれば無利息残高は発生せず、

最後の1円まできちんと返済することが可能です。

(この状態を「真の完済」と呼びます)

 

この2種類の完済ですが、「解約」をしない限り後に与える影響は同じものになります。

そこで「完済」と「解約」の関係を見ていきましょう。

 

解約したい!⇒「真の完済をしてから」○ 「見なし完済をしてから」❌

解約の条件をはっきり分けているイメージ

 

「見なし完済」でも、「真の完済」でも、

金融機関への返済義務は果たしたと言えるでしょう。

 

しかしそれは返済を終えただけであり、

まだ金融機関とのカードローン契約は継続したままの状態です。

 

無利息残高がある場合では、利用者が返済はもう済んだものと思っていても、

金融機関側は借り入れがまだ継続している状態だと判断しています。

つまり借り入れは続いている状態なのですから、当然契約も継続しています。

 

カードローン契約は完済すれば自動的に終了するものではありません。

解約をするには金融機関に申し入れをして契約解除の手続きを行う必要があります。

 

解約は完済が前提となりますので、

全てのお金を返済してからでないと解約の手続きを行うことはできません。

無利息残高を店頭か振込で全額を支払うことによって、

「真の完済」をすることができます。

 

 

「真の完済」をしていても…解約しないことでデメリットが!?

 

例えば、

借入れたお金を全て返済した後も、まだ次に新たにお金を借り入れる予定がある場合なら、

急いで解約する必要はないでしょう。

しかし、すぐに借り入れする予定がない場合や、違うローンを利用するという場合には、

現在のカードローンを解約するのが得策です。

 

なぜならば、

お金を完済していても解約されておらずすぐ「借り入れできる」ような状態のままでは、

他の金融機関からは「まだ借り入れがある」と見なされてしまうからです。

 

カードローンの契約があればそれは個人信用情報に当然記録され、

他のローンの契約の審査に少なからず影響を及ぼすということなのです。







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