魅力的なおまとめローン商品が複数ある場合、一つの会社のおまとめローンだけでなく、他の会社のおまとめローンにも申込みをする、いわゆる「多重申込み」を仕様と考える人は少なからずいると考えられます。
カードローンやキャッシング商品の場合、多重申込みを繰り返しているとその後のカードローン契約・キャッシング契約が不利になってしまう可能性がありますが、おまとめローンを多重申込みした場合はどうなのでしょうか。
おまとめローンを複数申し込むことによって生じるメリット・デメリットについて詳しく解説をしていきます。
おまとめローンを複数申し込むことによって生じるメリットって?
まずは複数申し込みをした場合に生じるメリットについての解説を行っていきます。
・おまとめローンを早期に契約したい場合のリスク・ヘッジになる
おまとめローンを早期に契約したいという場合、一社にしか申込みをしていなかった場合には、また別のおまとめローンを探さなければなりませんし、大きく時間をロスしてしまうこととなります。
一方で複数のおまとめローンのピックアップしておいて、複数申し込みをしておけば、仮に一社の審査に落ちてしまった場合でも、他の会社のおまとめローンが残っていますから、慌てる必要がありませんし、一社絞って申込みをした場合と比べて時間のロスが少なくて済む、と考えられるのです。
・二社程度の同時申込みであれば審査の大きな影響はない
おまとめローンの申込み履歴については、信用情報に記録が残り、確認用情報機関・金融機関で情報が共有されることとなります。
しかしながら、他社ローンの新規申込状況については、他社借り入れ件数や他社ローン残高などの項目と比較すると、さほど重要視はされず、直近一ヶ月間に二社のおまとめローンに申込みを行った程度では、審査に大きな影響は生じない、と言っても言い過ぎではないのです。
気になるおまとめローン商品が2つあった場合、無理にどちらか一方に絞らずに、あえて両方に申込みをしてみるのも、ありだと考えられるでしょう。
おまとめローンを複数申込むことによって生じるデメリットって?
おまとめローンの複数申し込みをすることによって生じるメリットについての説明が済んだところで、引き続き今度はデメリットについての説明を行っていきます。
・新規ローン契約が不利になることがある
一ヶ月間に二社程度の申込みであれば、審査の大きな影響はないことは先ほど説明をしましたが、短期間に三社以上のおまとめローンに申込みを行った場合には話が変わってきます。
短期間に幾つものおまとめローンに申込みをした場合、金融機関によっては「この申込者はお金に困っていて貸し倒れのリスクが高いのではないか」と判断する可能性が出てくるのです。
短期間に一定数を超える複数のおまとめローンの申し込みを行ってしまうと、高確率で金融機関側の印象が悪くなってしまうので、短期間に三社を超える申込みは控えておいたほうが無難だといえるでしょう。
・一定期間ローン契約が難しくなってしまう
一ヶ月間に三社以上の「多重申込み」を行い、いわゆる申込みブラックとみなされてしまうと、ローン審査にマイナスの影響が生じることについては先ほど説明をしましたが、このマイナスの影響は一回限りではなく、一定期間続いてしまうことに注意が必要です。
一度信用情報に記載された情報についてはすぐに抹消されることはなく、申込み記録については、最低でも半年程度は記録が残る、とされています。
そのため一度申込みブラックとみなされてしまった場合には、半年程度は新規ローン契約が難しくなってしまう、と考えて差し支えありません。
なお、自分自身の信用情報については、信用情報機関に問い合わせをすることで記録の確認を行うことができます。
自分の信用情報がどうなっているのかについて気になる場合には、自身で信用情報機関に問い合わせをして自分の記録を確認してみると良いでしょう。
複数申し込みに柔軟な金融機関って?!
複数申し込みに対する対応や、申込みブラックとみなす基準については、各金融機関によってまちまちですし、非常に厳しい対応をとる金融機関もあれば柔軟に対応をする金融機関もあります。
数多くある金融機関の中でも、新規成約率が高く、ローンの複数申し込みにも柔軟な対応を取ると定評があるのが、アコムやアイフル、プロミスといった金融機関になります。
この3つの金融機関は、カードローン商品はもちろんのこと、魅力的なおまとめ専用ローンの取り扱いもあるので、もしも複数申し込みをするのであれば、これらの金融機関の商品への申込みがおすすめとなります。
まとめ
おまとめローンの複数申し込みには、メリットもあればデメリットも有ります。
一ヶ月間に二社程度の申込みであれば、その後のローン審査などの大きな影響は無いと考えられるものの、あまりにも多くのローンへ短期間に申込みをすると、その後のローン審査に大きな悪影響が及ぶ可能性があります。
複数申し込みは、行わないのが最も安全だと言い切れますが、もしも行うのであれば、二社程度に抑えておくことをおすすめします。