おまとめローンは無担保ローンということで、担保も保証人も不要で契約・利用ができるという大きなメリットがあります。
しかし担保も保証人も不要ということは、それだけ金融機関は申込者にお金を貸しても大丈夫かどうかの審査をしっかり行うということであり、けっして簡単に契約・利用ができるローンというわけではないことに注意をする必要があります。
おまとめローンに申込をしたけれど審査落ちしてしまった、という人は少なからずいると考えられますが、おまとめローンの審査では主にどのような理由で落とされてしまうのでしょうか。
詳細について徹底解説をします。
おまとめローン審査で落とされてしまう主な理由とは？
まずは、おまとめローン審査の際に、大きなマイナス査定をされてしまう、注意点などについて、解説を行っていきます。
・虚偽の申請をしてしまう
おまとめローンを申請する際には、現在の勤務先での勤続年数や年収、他社からの借入件数や総借入残高等を申請することとなります。
この際におまとめローン取り扱い金融機関に良い印象を与えようとして、脚色した内容や虚偽の内容を申請してしまうと、おまとめローン審査を通過できる可能性が非常に低くなってしまいます。
おまとめローンは保証人も担保も必要ない無担保ローンであるがゆえに、審査の際には信用情報機関に申込者の信用情報照会をしたり、勤務先へ在籍確認をしたりするなど、入念な審査を行います。
そのため、虚偽の申請をした場合、虚偽内容については見抜かれてしまうこととなるのです。
信用がベースとなっている無担保ローンにおいて、虚偽申請をすることは致命的とも言えるので、絶対に間違った内容を申請しないようにしましょう。
・信用情報に問題がある
他社ローンの延滞歴があったり、債務整理後からまだあまり時間が経過していない等、信用情報に問題があるとみなされた場合にも、おまとめローンの契約は極めて厳しいものと考えられます。
金融機関はおまとめローン審査の際にはほぼ例外なく、信用情報照会を行うのですが、その際にローンの延滞経験が見つかったり、最近債務整理を行ったことがわかった場合などには、「貸し倒れの危険性大」と判断し、契約を見送る可能性が非常に大きくなるのです。
「ローンの延滞歴」には他社カードローンの延滞はもちろん、クレジットカードのショッピング債務の延滞も含まれますし、携帯電話端末を分割払いで購入している場合には、携帯電話料金の延滞も含まれてしまうことがあります。
特に携帯電話料金の延滞については、気が付かないうちにやってしまい、知らず知らずのうちに信用情報に傷がついてしまっている場合もあるので、注意が必要となります。
こんな点を改善すればおまとめローン審査は通りやすくなる！
おまとめローン審査における注意点などについて解説をしたところで、次は、改善することで審査通過に大きく前進できるポイントについて解説を行っていきます。
・借入件数や借入残高を減らしておく
おまとめローンは、複数社からの借入を一本化するためのローン商品ではありますが、借入先の件数があまりにも多い場合や、申込者の年収に対して借入残高があまりにも多い場合には、すべてのローンの一本化ができないこともあります。
出来る限りローンを一つにまとめたいと考えるのであれば、おまとめローンへ申込みを行う前に、できるだけ借入先の件数を減らしておくこと、そして借入残高を減少させておくことで、おまとめローンの審査に通過しやすくなりますし、すべてのローンを一つにまとめやすくなると考えられるのです。
・勤続年数を増やす
新規採用にて就職したばかりという人や転職して間もないという人の場合、現在の勤務先での勤続年数を積み重ねることで、おまとめローン審査は通過しやすくなると考えられます。
おまとめローン審査の際には、現在の勤務先での勤続年数についても重要視され、勤続年数が長ければ長いほど、審査は有利になると考えられています。
現在の勤務先での勤続年数が半年にも満たないという場合には、勤続年数不足という理由で審査通過は非常に難しくなってしまいます。
最低でも半年以上、できれば一年以上の勤続年数を重ねてから申込みを行うことで、審査通過の可能性は一気に高まると言っても過言ではありません。
・安定した職に就く
おまとめローンの審査では、現在の職業がアルバイトやパートという場合には、それだけで審査が不利になっていると言っても言い過ぎではありません。
パートやアルバイトでも契約は可能ではありますが、希望通りの条件での契約がしにくいという実情があるので、職業がパートやアルバイトという場合には、派遣社員や契約社員など、より安定した職に就くことで審査通過の可能性が一気に高まりますし、正社員になることでより、好条件での契約が可能になると考えられます。
金融機関は、世間一般的に安定した収入が得られるとみなされることが多い、公務員や大企業の正社員に対してはどんどん融資をしたいと考えているので、これらの職に就くことができれば、より好条件・高確率でおまとめローン契約ができるといえるでしょう。
まとめ
金融機関は、基本的にイマイチ信用出来ない人や貸し倒れのリスクが高いと考えられる人に対しては融資をしたくないと考えており、逆に安定的に高収入を得ていると考えられる人に対しては、どんどん融資をしたいと考えています。
金融機関の思惑はローンの審査によく反映されていると言っても過言ではありませんし、おまとめローン審査に関してもその例外ではありません。
おまとめローンをできるだけ好条件で契約するためには、金融機関の信頼を得て、「この人にはどんどん融資をしたい」と思わせることが重要だといえるのです。