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おまとめローンの審査は厳しいと言われています。
普通に考えるとおまとめローンを利用する人は、月々の返済が大変だと分かるでしょう。
したがって、月々の返済に遅れがあっても不思議ではありません。
しかし、延滞をすると審査に通過しないでは、何か矛盾をしている結果になりませんか。
その理由を考えてみましょう。
おまとめローンの審査は厳しいの?その理由は何?
おまとめローンの審査が厳しい理由は何なのでしょうか。
おまとめローンの申込みをすると言うことは、既に借金を複数の金融機関にしていることは、誰が見ても分かります。
このことがどのような意味を持っているかと言うことを考えると、おのずとおまとめローンの審査が厳しい理由は分かるでしょう。
金融機関では貸したお金が返ってこないのでは意味がありません。
しかもおまとめローンと言うことは、ほかの金融機関の借金を肩代わりすることになります。
あえてほかの金融機関の借金を、引き受けてお金を返すわけですから、返ってこないでは済まされないのです。
既に複数の金融機関で借金をして返済に困っている人は、それまでしっかりとお金の管理をできていないことを意味します。
お金を管理できない人が、おまとめローンで借金をまとめたとしても改善されるかは未知数なのです。
金融機関から見ると、そのような借金を肩代わりするわけですから、リスクが大きな商品でしょう。
したがって、審査が厳しくなるのが必然的な話ではないでしょうか。
リスクのあるお客様にお金を貸すわけですから、本当に返済がされるかどうか慎重に審査がされるのです。
カードローンは便利で手軽なため、ついつい使ってしまいますが、計画的に利用をしないと収入で返済をするのが困難になることもありますので注意をしましょう。
いざおまとめローンにしようと考えても、必ずまとめられるとも限りません。
カードローンを利用するときには、しっかりと計画を持ってお金を借りなければいけません。
おまとめローン審査に通らない理由を知りたいです。
36才勤続機械製造業正社員既婚、小学生低学年の子供がいます。
妻は子供も小さいこともあり、現在は働いていません。
年収は約320万円、独身時代からの借金でサラ金や銀行等5社から合計190万円の借金があります。毎月の返済額が少ないのもあって、借金の元金がほとんど減りません。
金利が少しでも低い方が負担が軽くなると考えておまとめローンに申し込んだのですが、審査に通りませんでした。
従業員数もそれなりの企業で10年以上勤続の実績があるので、審査に通るものと思ったのですが、私の認識が甘かったです。
おまとめローンの審査というものは、厳しいものなのでしょうか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12161318532
多重債務者になっている現実を理解しよう
多重債務者とは複数の金融機関から借金をしていて、月々の返済が大変になり生活が困窮をしている人です。
多重債務者になるということは、先ほども話をしましたが、お金の管理ができないために陥ってしまったと見られてもおかしくはないでしょう。
しっかりと、自分が返済可能なお金を借りているのであれば、多重債務になることはありません。
月々の収入で生活費を差し引いたお金が幾ら残るのか計算ができないのか、その計算をしていないために借金が膨らんでいるのです。
カードローンは短い期間でお金を借りる商品になっています。
月々の返済可能な金額が計算できたのなら、その金額に6~12を乗じてその範囲で借りることが大事になるでしょう。
その金額以上に借金をすると、返済が終わる前に借金をしてしまい、残高が増えていく一方になります。
返済額の管理、収入の管理ができない人が多重債務に陥ると見られてしまう現実は避けてはとおれません。
借金をまとめるのであれば、その現実を認識して約束だけは守る努力をしましょう。
約束とはどのようなことかと言うと、返済日をしっかりと守ると言うことです。
簡単に言うと延滞をしないと言うことになります。
月々の返済で大変なのは分かりますが、延滞だけはしないようにすることが大事です。
月々の返済が大変だと感じたら、延滞をする前におまとめローンなどで対応を取るといいでしょう。
延滞は金融機関と取り交わした約束を破る行為ですので、約束を破ることになる前に対策を採るという考えを持たなければ、おまとめローンの審査は難しいかもしれません。
延滞はおまとめローンだけでなくほかのローンにも影響する
お金を借りるときに延滞の情報はなぜ重要視されるのかと言うと、度重なっていれば返済に困窮しているのが分かるでしょう。
また、お金に対してルーズなのかもしれないと言うことが想像できます。
先ほども話をしましたが、延滞をすると言うことは約束を破ることと同じなのです。
しかも、とっても大事なお金の約束なのに、その約束を守れないと言うことでしょう。
これは、おまとめローンだけではなく、カードローンでも、マイカーローンでも、住宅ローンでも同じことが言えます。
既に借りている借金に対して延滞をしていると言うことは、新たに申込みをするローンの約束を破られる可能性があると思われてもおかしくはないのです。
1度あることは2度あると言うことで、金融機関では判断をします。
したがって、延滞はしないようにすることが大事になるでしょう。
延滞をするのが悪いことだと分かっていても、生活が困難になり返済ができないという人もいるかもしれません。
しかし、約束を守れる人であれば返済ができなくなる前に、何らかの行動を起こしますので、延滞をしてしまったらまずは個人信用情報の回復を待つしかありません。
生活が困窮し始めたのなら、延滞をする前におまとめローンなどで対策を採ることが大事になりますので注意をしましょう。
また、車を買い換えなければいけない人などは、延滞をした経験があると審査に通過しないこともありますので気をつけてください。
なお、個人信用情報とは個人用のローンの情報になります。
氏名や住所、連絡先、勤務先などはもちろん現在の借金額、借入日、延滞の有無など様々な情報が蓄積されているのです。
延滞をしてからでは遅い!返済が大変と感じたらおまとめローン
お金を借りる上で、延滞はとても重要なことになります。
そのことはここまで説明をしてきたことで分かるでしょう。
ローンの申込みをするときには、延滞をしてしまっては手遅れなのです。
おまとめローンを考えている人は、延滞をする前に月々の返済額を見直しできる、おまとめローンなどで借金をまとめてしまいましょう。
延滞をしてお金を借りられる時期を逃してしまっては、生活を立て直すのにも時間がかかります。
下手をすると借金を返済できない状態になってしまうでしょう。
手遅れになる前に生活が苦しいと感じてきたときに、おまとめローンなどで借金を1本かすることを考えなければいけません。
複数のカードローンで返済が困難になってきたのであれば、利息の損得を考えずに生活を立て直すことにだけ集中をしてください。
生活が立ちゆかなくなってしまっては元も子もありませんので、どうにかこうにか返済ができているうちにおまとめローンなどで借金をまとめてしまいましょう。
ネット上でおまとめローンは損をするから、そのまま返済をした方が得だとか、おまとめローンは金利が高いとか様々な情報が出ています。
しかし、それらの情報に振り回されることなく何が大事なのか考えてください。
おまとめローンは先にも話をしたとおり、月々の返済が大変になっている人を救済するための商品で、月々の返済額を減らすことが目的のローンです。
総量規制が気になるのであれば銀行系のカードローンで対応
総量規制とは年収の3分の1までしか、借金の申込みができないとされている法律です。
対象となるのは銀行系以外のカードローンです。
カードローンの限度額合計が年収の3分の1までしか、消費者金融や信販会社などに申込みができません。
したがって、既にカードローンを利用しているため、借金をまとめるときには消費者金融のカードローンは利用ができないでしょう。
消費者金融の商品ではおまとめローンを利用できますが、銀行系のカードローンの方が利息がお得となっています。
銀行系のカードローンは総量規制の縛りがないため、おまとめローンとして申込みが可能になります。
おまとめローンと言っても、銀行系の場合は結局はカードローンです。
したがって、審査もカードローンとして行なわれます。
申込みのときには借金をまとめるために申込みをしたことを伝えなければ、新たなカードローンの発行審査と見なされてしまうため気をつけてください。
新たなカードローンの申込みと見なされてしまうと、借金をまとめるだけの限度額では審査に通過しないでしょう。
借金をまとめるのであれば、申込み理由にしっかりと借り換えることを記入することを忘れないでください。
(1) 総量規制とは
Q2-1. 総量規制とは何ですか?
A2-1. 借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。
延滞してしまったら返済を工夫して1年間は辛抱しよう
延滞をしてしまった場合は、1年間は個人信用情報に情報が登録されます。
したがって、おまとめローンも半年から1年間は審査に通過しない可能性が強くなるでしょう。
そこで、1年間は辛抱をしてカードローンの返済を続けましょう。
延滞の情報が消えてからおまとめローンの申込みをすると、審査に通過する可能性が上がります。
実際にどのように辛抱をしたら良いのか説明をしていきます。
A社が18.0%で20万円、B社が17.8%で70万円を借りていると仮定します。
返済額は、A社8,000円、B社18,000円で合計が26,000円になるでしょう。
そこで、まずは1か月のおおよその利息を計算してみます。
A社
200,000×18.0%÷365×31=3,057円
B社
700,000×17.8%÷365×31=10,582円
利息の支払が合計で13,639円です。
返済額合計の26,000円から利息を差し引くと、12,361円が元金返済になります。
これを一旦全ての会社に通常に返済したあとに次のようにすると
A社
4,000円借入れ
B社
7,000円借入れ
実際の総返済額15,000円になります。
借金が増えることなく、返済額を11,000円少なくすることができるでしょう。
このように返済した元金以下で、毎月返済後にお金を借りて生活費に回せば個人信用情報を何とか奇麗にできます。
個人信用情報を整理できたのなら、おまとめローンに申込みをしてみましょう。
ただし、カードローンの残高が減っていないため、おまとめローンに申込みをしたとしても必ず審査に通過するとは言えません。
審査に通過しない場合はA社に4,000円を借りずに逆に4,000円を多く返済してください。
それでも、3,000円は返済額を少なくできます。
このようにすると2年後にはA社の借金はなくなるでしょう。