一般的なキャッシング商品やカードローンの場合、もしも約定返済を滞納してしまった場合には、せっかく契約したサービスを強制解約させられてしまう可能性がありますし、信用情報に傷がついて、その後のローン契約やキャッシング契約がしにくくなってしまうなどの恐れがあります。
キャッシング商品やカードローンの返済を滞納する場合、このような高いリスクが有るわけですが、キャッシング商品やカードローンの残高をまとめることが出来るおまとめローンの場合にはどうなっているのでしょうか。
おまとめローンを滞納することにはどのようなリスクが潜んでいるのか等について、詳しく解説をしていきます。
おまとめローンを滞納してしまうとどうなるの？
まずは、おまとめローンを滞納してしまうことで生じる恐れのあるデメリット等について、解説を行っていきたいと思います。
おまとめローンを滞納してしまうことで生じるデメリットとしてまず挙げられるのが、自宅への支払い催促の連絡、そしてローン残高の一括返済請求となります。
返済が滞ってしまった場合には、自宅に電話や書類にて催促の連絡が届くことになります。
一人暮らしをしているという場合や、同居家族におまとめローンを利用していることがすでに知れ渡っているという場合には特に問題ないでしょうが、家族に内緒でおまとめローンをしているという場合や同居をしている人におまとめローン利用を知られたくないという場合には特に注意が必要だといえるでしょう。
また多少返済が遅れた場合にはすぐに強制解約させられてしまうことはありませんが、何度も繰り返し返済を滞納していたり、滞納金額が一定額を超えてしまった場合には、強制的におまとめローンが解約させられてしまうこともあります。
強制解約となった場合、まだ残っているおまとめローンの利用残高については原則一括返済を求められることとなるので、一気に生活が悪化することが考えられますし、人によっては生活が立ち行かなくなって債務整理をしなくてはならないケースも出てくると考えられるので注意外必要です。
またこの他のデメリットとしては、信用情報に傷がつくことが考えられます。
ローンを度々延滞していると、信用情報に延滞歴についての情報が掲載されてしまい、その後しばらくの間はローンやキャッシングサービスの契約が極めて難しくなってしまいます。
金融機関はローンの延滞歴などの信用情報についての情報を共有しているので、おまとめローンの契約をしている金融機関以外のローン契約も当然厳しくなってしまいます。
また金融機関が取り扱うローン商品以外では、携帯電話やスマートフォン端末を分割支払いで購入する場合もローン契約に該当するため、分割支払いでの携帯電話やスマートフォンの端末購入が難しくなってしまうというデメリットも考えられるのです。
おまとめローンを滞納しないようにするためのコツって？
続いておまとめローンを滞納しないようにするための具体的な対策方法などについての解説を行っていきたいと思います。
おまとめローンの滞納防止のために最も効果的だと考えられる対策方法の一つが、返済方法を口座引落返とし、返済用の口座として給料などの入金があるメインの口座を指定することとなります。
返済用口座として、自動的かつ定期的な入金がない口座を設定してしまった場合には、うっかり入金忘れなどによって返済が遅れてしまうことが考えられますし、口座引き落とし返済以外のATM返済や振込返済などを返済方法として選んだ場合には、よりうっかり返済忘れのリスクが高まってしまうことが考えられます。
うっかり忘れを防ぐためには、返済を出来る限りオートメーション化することが有効だと考えられますし、メインの口座には比較的預金があることが考えられるので、預金を優先的にローン返済に当てることができるというメリットが考えられるのです。
またこれ以外の対策方法としては、マイページなどから設定できるアラートサービスを活用するというのも有効だと考えられます。
アラートサービスは、ローン返済日が近づくと、予め登録しておいたメールアドレス等に返済がちかづいる旨を知られてくれるサービスであり、こちらも返済のうっかり忘れ防止に大いに役立つと考えられます。
事情があって口座引き落とし返済ができないという人や、おまとめローンの返済サイクルが「35日サイクル返済」となっている場合には、返済日の管理が大変だと考えられるわけですが、アラートサービスをうまく利用すれば、返済期日の管理を圧倒的に楽にすることができるのです。
まとめ
もしもおまとめローンの返済を延滞してしまった場合、生活が破綻してしまう可能性がある程の厳しいペナルティを課せられる可能性があります。
仮におまとめローンとしての借入金を急に一括で返済するように求められてしまい、さらに信用情報に傷があるため他社ローンも組めないとなれば、多くの人が生活に困窮してしまうことが予想されるのです。
おまとめローンを延滞しないためにも、日頃の生活に注意を払いつつ、今回紹介した滞納防止のための対策をぜひ講じてみてください。