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カードローンを複数使って、返済が大変になっている人もいるようです。
そこで、おまとめローンに申込みをして、返済額を少なくしようと考えることもあるでしょう。
おまとめローンは審査が厳しいともいわれていますが、どうすれば借り換えができるのかポイントを整理しました。
まずは、注意点を覚えて借り換える準備をしましょう。
おまとめローンには種類がある
おまとめローンは複数のカードローンなどの借金をひとつにまとめて、月々の返済額を少なくする商品です。
一言で「おまとめローン」といってもその名の通り”おまとめローン”という商品もあれば、”カードローン”もあります。
どちらも一般的には、仮審査が行われたあとに、本審査が行われます。
「おまとめローン」でお金を借り換えるには、どのような商品を利用するにしても、まずは仮審査を通過しなければいけません。
そこで、仮審査のポイントを押さえておきましょう。
おまとめローンに申し込みました。
ただいま銀行カードローン2社に借り入れをしております。合計100万弱です。これを1本化したいと思い、銀行の普通のローン( カードローンではないタイプ)
に申し込みました。銀行から電話→保証会社から電話→ただいま仮審査中なのですが、さっきひとつ気づいたことが……
会社名こそ違いますが、保証会社の中身が全て3者とも同じ会社だったのです。( ア○ム) 銀行ローンでも、結局は保証会社次第ですよね?全部同じだと審査が通りにくい、または通りやすいなど、影響ありますでしょうか?
今まで延滞などは1度もありませんが……
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12148814337
おまとめローンのポイントふたつを押さえよう!
おまとめローンの仮審査を通過するには、どのような点に注意をすればいいのでしょうか。まずは、そのポイントを見ていきましょう。
○個人信用情報の内容を改善する
○収入状況に見合った返済額にする
上記ふたつのポイントがとても重要になります。
そして、個人信用情報の内容については、過去の情報と、現在の情報を見直しする必要があります。
なお、個人信用情報について、簡単に覚えておきましょう。
個人信用情報とは、個人ローンの情報を蓄積したものです。延滞の情報や返済の履歴など様々な情報が蓄積されています。
この情報は、審査でとても重要になりますので、仮審査に通過するかしないかは、個人信用情報の内容が大半を占めているといってお大げさではありません。
個人信用情報はどこを見られる?
ひとつ目のポイントは、個人信用情報でしたね。
では、個人信用情報の何がポイントなのか見ていきましょう。
個人信用情報には実に様々な、個人ローンの情報が蓄積されています。
金融機関では、現在どの程度の借金があるのかをまずは確認をするでしょう。
申込書にも現在の借金の件数と金額を記載するところがありますが、申告された情報に偽りがないのかまずは確認をするでしょう。
そして、過去の個人信用情報の履歴も確認します。
ローンの審査は個人信用情報の内容が鍵を握っています。
複数のカードローンを利用していることで、既に個人信用情報に傷はついてますので、傷口を広げないようにカードローンの返済をしてください。
現在の借入状況はどのような点をチェックされるの?
金融機関が個人信用情報の現在借入額について、どのような点に着目して確認するのか整理します。
まずは先にも話をしたように、申込書の申告にうそ偽りがないか確認をします。
この時点で、誤りがあれば審査に通過することは、難しくなりますので間違いがないようにしましょう。
信用問題と、借金に対する意識を金融機関で審査をしています。
意図的にうそをついていれば信用問題がなくなりますし、間違えていれば借りている認識が薄いとなります。
いずれにしても、良い評価がされません。過去の個人信用情報の履歴とは、いつ延滞をしたか、いつお金を借りたかなどの情報になります。
特に、延滞の記録は重要視されますので、最低でも1年間は延滞をしないように気をつけてください。
収入状況に見合った返済額にするとは?
おまとめローンでは、収入状況を審査では重要視します。
特に、勤務先情報は収入を判断する上で、とても重要になります。
そして、勤続年数が意外と大事なことを覚えておきましょう。
初めてお金を借りているときから、どの程度収入が上がっているのか、しっかりと真面目に働いてきたのかを判断します。
また、年収については、返済負担率についてを考えて審査の可否判断をします。
返済負担率とは、年収に対しての年間総返済額の割合です。
年収によっても異なりますが、35%以下に抑えることとされていますが、審査に通過したいのであれば、20%以内に抑えるように考えましょう。
20%と35%では大きな差が出てきます。実際に差はこのあとに、実例がありますので参考にしてください。
返済負担率の計算方法
年収400万円と仮定して考えます。
おまとめローンの金利は14.5%で、120万円を借り換えるとしましょう。
年間の支払利息は、「120万円×14.5%」とざっくり計算します。
174,000円が年間支払利息です。
そして、返済負担率が20%の計算をします。
「400万円×20%」で800,000円です。
「800,000-174,000」で、元金が626,000円減ることになります。
仮に63万円が年間返済額と考えて、120万円は2年間で返済可能になります。
そして、月々の返済額が65,000円程度です。
手取り月収が25万円程度と考えると、何とか生活できる範囲になるでしょう。
この返済負担率が、35%になると年間の返済額総額が140万円になります。
月々は12万円弱が返済額になります。
生活費は13万円になってしまいますから、大変になりますね。
生活費が大変になれば、借金をまとめる意味が薄れますので。
返済期間を延ばすか、借金を減らしてから申込みをするか検討が必要でしょう。
個人信用情報を改善する
個人情報の改善には即効性があるものと、時間をかけなければいけないものがあります。
即効性があるものは、カードローンをひとつは完済をして解約する方法です。
これには、お金が必要になりますので、現実的におまとめローンを考えている人には厳しいかもしれません。
なお、クレジットカードなど利用していないものがあれば解約をしましょう。
そして、時間をかける方法は、1年間は延滞せずにカードローンなどの申込みを一切しないという方法です。
1年間はちょっと長いですが、その間に個人信用情報の内容を改善すると、全額ではなくても金利の低いカードローンに借り換えができる可能性が出てきます。
急がば回れということもあります。生活が大変かもしれませんが、1年間は頑張ってみてください。
収入状況に見合った返済額にする
収入に見合った返済額にするには、借金を少なくする必要があります。
返済期間を長くして、返済負担率を引き下げる方法もあります。
しかし、期間を長くしても返済負担率が減らなければ、借金を少しスリム化しなければいけないでしょう。
そのためにも、1年間辛抱するという方法はオススメの方法です。
「風林火山」の「動かざることは山のごとし」を実践して、1年間は延滞をしないで返済をすることに集中をしてください。
そして、おまとめローンの切り替える下準備をしましょう。
返済ができることを金融機関に認めてもらわないと借り換えができませんので、むやみに申込みを繰り返すことなく、返済に徹する時期をもうけることをオススメします。
立て続けに申込みをしないことも重要
おまとめローンにどうしてもしたいため、立て続けにローンの申込みをすることも、個人信用情報の内容を悪くする要因です。
特に、カードローンを複数持っている人が、立て続けにローンの申込みをしたら、お金に困っていることがありありと分かってしまいます。
お金を貸したら返済ができなくなる可能性もある人には、金融機関ではお金を貸せません。
切羽詰まったような行動は金融機関で情報を共有していますので、全て筒抜けになっています。
自分が困っているような行動はできる限り慎むことがポイントです。
カードローンを立て続けに申込みをすると、申込みブラックになるともいわれていますので避けるべき行為でしょう。
なお、申込みをした記録は半年で消えますので、1度審査に落ちたら半年は待った方が得策です。
楽天銀行はおまとめとしてカードローンを販売している
楽天銀行もおまとめローンとして利用するにはオススメです。
申込みのときに他社からの借り換えとすると、現在ある借金をまとめるための審査を行なってくれます。
利用限度額も800万円と大きく、金利もお得に借りることができますので、楽天銀行に借り換えて楽天ポイントをもらいましょう。
やはり、月々の返済額も少なくて、家計を楽にできます。
楽天銀行もネット銀行なので、申込み手続きが楽です。
まとめるのであれば、ネット銀行は便利で手軽な銀行が多いでしょう。
楽天銀行は保証会社も楽天カードかセディナになっているので、ほかの金融機関に余りない信販会社が保証をしています。
利用しているカードローンとは異なった会社が保証会社になっているところに申込みをした方が確率は良いでしょう。
まとめ
月々の返済額が増えてくると、家計が圧迫されて大変です。
借金額がそれほど多くはない状態で、返済額が大変だという人もいます。
おまとめローンに借り換えるには、延滞をしていないことが大事です。
家計が本当に大変になり、延滞をしてからでは遅いのです。
延滞をする前に、おまとめローンへ切り替えることを検討しましょう。