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複数のカードローンを利用して、月々の返済が大変になる人もいます。
そこで、おまとめローンに借り換えをして、返済額をおさえると出費が減ると考えるでしょう。
ところが、おまとめローンにすると最終的には損をするともいわれています。
しかし、本当に損をするのでしょうか?そこで、お得になる方法を見ていきましょう。
おまとめローンで借金を一本化するメリットは
複数のカードローンを借りてしまうと、借金の合計金額に比較して、返済額が大きくなってしまいます。
そして、返済額が大きくなってしまっても、借金が減らずだんだんと生活が苦しくなってくるでしょう。
そこで、月々の返済を少なくするために、おまとめローンに借り換えをします。
おまとめローンで借金を一本化すると、月々の返済額が少なくなるメリットが大きいです。
また、複数のカードローンを利用していると、返済日が異なり、入金することを忘れてしまうことがあります。
そこで、支払先がひとつにまとまることで、入金管理の負担が少なくなり、延滞のリスクが減少します。
おまとめローンで複数のカードローンを一本化することで、返済日がひとつになり入金日の管理が楽になるでしょう。
ローンの返済について
お恥ずかしい話、
今私は複数の会社から合計170万円の
ローンがあります。これを一本化したいのですが、
この場合はどのようにすればいいのでしょうか??知識が全くなく借りたのは
悪いと思っておりますどなたかおしえていただけますか??
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14164622479
なぜ返済額が少なくなるの?
おまとめローンに借り換えをすると、なぜ返済額が少なくなるのでしょうか。
おまとめローンは借金をまとめて、返済期間を長くします。
例えば50万円で5年返済の返済額が15,000円です。
これを10年間のローンに借り換えると、利息を加味せずに返済をすると「500,000÷120」で4,166円程度になります。
単純に返済期間を長くするだけで、返済額が少なくなるのは分かります。
おまとめローンは単純に、返済期間を延ばすため、返済額が少なくなる仕組みになっています。
したがって、総返済額が少なくなることと意味が異なります。
5年の場合は「500,000÷60」で8,333円になりますので、返済額が少なくなるのは返済期間が長くなるためなのです。
返済額が長くなれば、利息を支払わなければいけない期間が長くなりますので、当然に支払利息が多くなります。
借り換えをすると損をするとは?
おまとめローンに借り換えをすると、支払利息が多くなり損をするといわれています。
どのぐらい利息が損をするのか見ていきましょう。
|
借り換え前 | 借り換え後 | ||||||||
金利 | 借入額 | 借入期間 | 返済額 | 総返済額 | 金利 | 借入額 | 借入期間 | 返済額 | 総返済額 | |
キャッシングA社 | 18.00% | 50万円 | 5年 | 15,000円 | 750,686円 |
14.50%
|
120万円
|
10年
|
18,994円
|
2,279,096円
|
キャッシングB社 | 17.80% | 40万円 | 3年 | 17,000円 | 555,875円 | |||||
キャッシングC社 | 18.00% | 30万円 | 2年 | 15,000円 | 359,163円 | |||||
キャッシング合計残高 | 120万円 | 47,000円 | 1,165,424円 |
参考URL:http://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/ganri_sim.html(三井住友銀行)
上の表が借り換え前と、借り換え後の比較表になります。
借り換え前のカードローンが三つあり、月々の返済額が47,000円であることが分かります。
それを、14.5%のおまとめローンに借り換えをすると、約19,000円の返済額になります。
月々の返済が28,000円も少なくなりますが、総返済額は110万円以上多くなるのです。
借り換え前は2年や3年で返済が終わるものも、10年に返済期間を延ばしますので、金利が低くなっても損をするわけです。
しかし、おまとめローンを考えている人は、トータル的な損得ではなく、今現在の生活を改善することを優先させなければいけません。
したがって、損得を考えるのではなく、借り換えたあとにどの程度返済額が少なくなるのかが重要になります。
損をすることは生活改善できれば回避できる
例でいうと、110万円以上も損をすることが分かりました。
おまとめローンは生活を立て直すために借り換えを行うのですが、110万円も損が出るのでは躊躇してしまいますよね。
そこで、100万円の損を少しでも減らすことができないのか考えましょう。
実は、おまとめローンに借り換えたときには、減額された返済額を全て生活費に回さないことが重要になります。
生活費に無駄がないのか、しっかりとチェックをして、出費を減らす努力をしましょう。
そして、返済額を少しでも貯蓄に回せるようにすると、おまとめローンにしたことによって、得になることが分かります。
先の例でいうと、28,000円のうち10,000円を貯蓄に回すとどうでしょうか。
10年間で120万円の貯蓄ができます。
おまとめローンにすると110万円以上の損になりますが、貯蓄が120万円できますので10万円程度得をすることになります。
実はおまとめローンは、生活を改善することで、貯蓄をあわせてしていくとおまとめローンのデメリットである、総返済額が多くなるということをカバーできるのです。
再び借金をしないようにすることが大事
おまとめローンにした後に、再びカードローン地獄におちいる人がいるようです。
おまとめローンは、返済額が楽になるだけで、借金がなくなるわけではありません。
したがって、おまとめローンは生活を立て直しするためのひとつのきっかけです。
本当に借金地獄から逃れるのであれば、先に話をしたように貯蓄をできるだけ正確にしなければいけません。
そもそも、カードローンを複数利用してしまった理由は、収入に見合った生活を送っていなかったことに原因が多くあります。
したがって、おまとめローンで借り換えを行ったのであれば、一緒に生活費を見直しすることをオススメします。
そして、貯蓄ができるようになると、カードローン利用する生活から脱出できるでしょう。
せっかくおまとめローンで、生活を立て直したのであれば、二度と借金に苦しむことのないようにすることが大事です。
銀行系のカードローンをおまとめローンに利用をしよう
おまとめローンとして利用をする商品は、幾つかのものがあります。
そのひとつに銀行系のカードローンで、借金をまとめるということができます。
特に消費者金融のキャッシングを利用している人は、銀行系のカードローンに借り換えると金利が低くお得になるでしょう。
返済額も自分で決めることができ、10年より短く借りたいのであれば、随時返済を上手に利用をすると早期完済ができます。
ただし、気をつけなければいけないことがあります。
カードローンの残高が減ってきたときに、再び大きな借金をしてしまうことです。
おまとめローンとして利用をするのが、カードローンになりますので、返済をしていくと利用限度に空き枠がでてきます。
空き枠が出てくると、反復利用が可能になりますので、そのときにお金を借りすぎないように気をつけることが大事になります。
カードローンは計画的に、利用をすることが大事で、返済の計画を立てたうえで借りることが重要です。
いつまで返済をするのか、幾らずつ返済をするのかしっかりと計画を立てましょう。
カードローンを利用するときにもっとも注意をすること
カードローンを利用するときに、注意をすることがあります。
それは「利用限度額=借りることが可能な金額」ではない、ということを覚えておくことです。
カードローンはお金が不足したときに、一時的に立て替えるための商品です。
したがって、長期間返済をしなければいけない、金額を借りるときには向いていません。
カードローンは半年以内、長くても1年以内に返済が可能な金額を借りて、借りたお金を返し終わってから再び借りることが前提となっています。
毎月の生活から10,000円の返済が可能であれば、お金を借りられる限度額は60,000円~120,000円の範囲になるでしょう。
ボーナスで返済が可能な人は、ボーナス分を含めてお金を借りても問題はないです。
おまとめローンに向いているカードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行のカードローンが「バンクイック」です。
保証会社はアコムです。
審査の方法も、アコムのノウハウが取り入れられているカードローンです。
「バンクイック」は月々の返済額も少なくなり、金利も低くなりますのでお得になります。
銀行カードローンは総量規制に関係がないので、消費者金融の枠に空きが少ない場合でも申込みが可能です。
このような意味からも、銀行系カードローンは狙い目と言えるでしょう。
楽天銀行も人気があるカードローン
楽天銀行スーパーローンも、おまとめローンとして利用をするときに人気があるカードローンです。
金利は14.5%とそれほど低くはないのですが、審査の通過のしやすさで人気があるようです。
審査が通過しやすいというのは、あくまでも口コミであり、実際のところは本当であるかは分かりません。
それは、楽天銀行で審査基準を、公開しているわけではないからです。
したがって、審査に落ちる人も当然にいますので注意をしてください。
楽天銀行スーパーローンでオススメなのが、楽天ポイントがもらえることではないでしょうか。
<楽天銀行公式ホームページ引用>
ご入会月の翌月末時点のお客さまのご利用残高に応じて、以下の通り楽天ポイントを進呈します。
ご入会月の翌月末時点のご利用残高 進呈内容 20万円以上30万円未満 500 ポイント 30万円以上50万円未満 1,000 ポイント 50万円以上80万円未満 2,000 ポイント 80万円以上100万円未満 3,000 ポイント 100万円以上200万円未満 10,000 ポイント 200万円以上300万円未満 12,000 ポイント 300万円以上400万円未満 15,000 ポイント 400万円以上800万円以下 30,000 ポイント (2017年2月18日現在)
まとめ
おまとめローンを利用すると、総返済額では確かに損をします。
しかし、おまとめローンが存在する意義は、月々の返済に苦しんでいる人を救済する目的でできたローンなのです。
したがって、先のことを考えずに、まずは今現在の生活を楽にすることを重点的に考えましょう。
したがって、先々の総返済額が大きく損をすることはまず考えないでください。
そして、おまとめローンに借り換えたところが始まりとなりますので、生活を見直して貯蓄ができるようになりましょう。
貯蓄ができるようになると、損がなくなりますので見事に生活を立て直すことに成功します!