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パソコンなどの家電製品、ブランドもののバッグ、バイクや車など、世の中には欲しいものがいっぱいありますよね。他にも医療費や結婚資金など、お金はいくらあっても困るものではありません。
上手に貯金するコツは、まず目標額を決めることにあります。
ついつい浪費してしまう方のために、状況別の貯金法をご紹介します。
目標額:1万円~10万円 ブルーレイレコーダーやパソコンなどの家電品
まずは、家電製品のような「ちょっとした贅沢品」に適した貯金法から見ていきましょう。
目標額としては、1万円から10万円くらいといったところです。
10万円は「少し高いな」と感じる方は、1年かけて貯めると仮定したらどうでしょうか?
それくらいなら達成できそうな気がしてきますよね。
これくらいの目標額であれば、毎日数十円~数百円、コツコツ貯めていく少額貯金がお勧めです。
代表的な貯金方法を、いくつかご紹介しましょう。
・小銭貯金
毎日帰ってきたら、財布の中の小銭を全て貯金箱に入れる貯金法です。
1日平均100円入れるだけでも、1年で36,500円。
ちょっとした家電製品なら、これだけで買えそうです。
・365日貯金
こちらはちょっと変わった、ゲーム感覚の貯金法です。
まず、1から365までが書かれたマス目のシートを用意します。
そして毎日シートの数字を1つ塗り潰し、その数字と同じ額だけ貯金をするのです。
全てのマスを埋めることが出来た時、いつの間にか66,795円も溜まっています。
パズル感覚で挑戦できるので、飽きっぽい人にもお勧めの貯金法ですよ。
目標額:20万円~30万円 なかなか手が出せない高級ブランド品
ブランド物の靴や香水、バッグなどは、時にびっくりするくらいの値段がすることがあります。
ひとまず、20万円から30万円くらいを目標額にしてみましょう。
30万円のバッグを1年かけて買おうとしても、月に3万円は貯めないと厳しいですよね。
そう考えると、日々の少額貯金だけでは簡単には達成できません。
無駄遣いを減らし、少しでも貯金に回せるような努力が必要になります。
月々の収支を管理・分析するためにお勧めの方法は、「家計簿をつけること」です。
無駄遣いに対して反省することも出来ますし、毎日家計簿に向き合うことで「今月はどのくらい貯金できそうか」と可視化できることが、節約に非常に役に立ちます。
飽きっぽい人は、スマホの家計簿アプリを使ってみるのはいかがでしょうか?
シンプルなものから細かくカスタマイズできるものまで色々用意されているので、楽しく家計簿をつけることが出来るでしょう。
目標額:約260万円 国産の大手メーカーの新車の場合
例えばトヨタの新車を買う場合、軽自動車なら70万円弱、高級車なら700万円前後と幅広いクラスの車が用意されています。
その平均額は、約260万円ほどでしたので、これを目標額にしてみます。
※2017/03/22現在
(https://toyota.jp/carlineup/)
ここまでの目標額になると、中長期的な貯金が必要になってきます。
1年~3年で貯めた場合の月々の必要貯金額を表にしてみたので、ご覧ください。
・260万円を1年~3年かけて貯金する場合の必要額
貯金年数 | 必要額/年 | 必要額/月 | 必要額/日 |
1年 | 260万円 | 21.7万円 | 7200円 |
2年 | 130万円 | 10.9万円 | 3600円 |
3年 | 86.7万円 | 7.3万円 | 2400円 |
こうして見ると、3年かけて貯めるのが妥当な線でしょうか。
それでも月に7万円というのは、家計簿を使って無駄遣いを避けても、なかなか貯めるのは難しいでしょう。
その場合は、抜本的に固定費の削減を考えてみてはいかがでしょうか。
家賃や通信費などを削減できれば、一気に貯金が楽になるはずです。
特に家賃は固定費の中でも割合が高いので、引っ越しも視野に入れてみても良いかも知れません。
目標額:600万円以上 新たなスタートを切るための結婚資金
結婚は人生の山場とも言える、大事なイベントの一つです。
指輪や披露宴、引っ越し資金、新生活のためにかかる費用はいくらでもあります。
結納から新婚旅行までにかかる費用の全国平均は、469.7万円だそうです。
引っ越し費用や電化製品の購入などを考えれば、目標額は600万円以上になるでしょう。
※2017/03/23現在
※ゼクシィ結婚トレンド調査2016
(http://bridal-souken.net/data/trend2016/XY_MT16_report_06shutoken.pdf)
パートナーと2人合わせて600万円ですから、1人分で考えれば300万円。
前章と同じく3年での達成を考えるなら、月々の必要額は8.3万円です。
しかし結婚資金の場合、2人で力を合わせて貯めるからこそ、貯金の失敗は絶対にできません。
無駄遣いや固定費の削減だけではなく、貯金に強制力を持たせた方が良いでしょう。
お勧めの方法は、銀行の積立預金を利用することです。
毎月指定した日に自動で積立が行われるので、万が一にも貯金に失敗することはありません。
例として一つ、「みずほ銀行積立定期預金」をご紹介しましょう。
ただし、満期を完了するまで払い戻しはできませんので、注意してください。
みずほ銀行積立定期預金 | |
適用利率 | 0.01% |
積立方式 | ・定額積立方式:指定日に一定額を自動的に積立する。 ・随時積立方式:随時入金により積立する。 ・スイング積立方式:指定日に残高が最低指定残高以上の時のみ、超過分を自動的に積立する。 |
お預入金額・単位 | ・定額積立方式:5000円以上(1000円単位) ・随時積立方式:1円以上(1円単位) ・スイング積立方式:1万円以上(1万円単位) |
払い戻し方法 | 満期日以後に一括して払い戻し。 |