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「スマホの通信費=高いもの」という常識が、覆されつつあります。
docomo、au、softbankという三大キャリアに縛られることなく、それらの回線を借りることで通信費を節約できる格安SIMが人気を集めています。
ここでは、iPhoneの端末を持っていない方と既に持っている方、それぞれが格安SIMを利用して通信費を節約する方法をお伝えします。(記事内のデータは2017年6月22日現在のもの)
まだiPhoneを持っていないのなら、SIMフリー端末で通信費を抑えよう!
まずは、これから新しくiPhoneを買うつもりだという方が格安SIMを利用する場合についてです。
まだiPhoneを持っていないのであれば、アップルストアでSIMフリーの端末を購入するのが最も通信費を節約できるため、おすすめです。
大手キャリアであるdocomoやau、softbankでもiPhoneの端末を購入することはできますが、格安SIMを利用して通信費を抑えたいのであれば、最初からSIMフリー端末を購入するべきです。
確かに大手キャリアでiPhoneを購入する場合、SIMフリーの端末をアップルストアで直接購入するよりも端末の料金が数万円安く設定されているため、その分お得に購入することができますので、端末料金だけを見ると大手キャリアで購入しても良いのかなという気はします。
しかし、端末料金を安くする代わりに、大手キャリアでは通信料が高く、さらに様々なオプションをつけて契約をするのが基本となっているため、月々の支払いが高くなってしまいます。
さらに、大手キャリアでiPhoneを契約した後に格安SIMに乗り換える場合、キャリアのSIMロックが解除できるまでに180日(約半年)かかります。
例えば「docomoで契約してdocomo系の格安SIMを使う」場合などSIMロックの解除が不要な場合を除き、約半年間も高い通信費を支払い続けなければならないのです。
そのため、もしこれからiPhoneを購入して格安SIMを利用したいというのであれば、SIMフリー端末をアップルストアで購入するのが最も賢い選択です。
SIMフリーの端末であればどの格安SIMにも対応できるため選択の幅が広がりますし、万が一iPhoneを手放すことになったとしても端末を高値で売ることができます。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えることは可能!キャリアによって注意あり
既に大手キャリアで購入したiPhoneを使っている場合も、手続きを踏めば格安SIMへ乗り換えることができます。
この場合新しく端末を購入する必要はないので、新しいSIMカードのみを購入することになります。
格安SIMは大手キャリアの回線を利用して通信を行うため、docomo系、au系などに分類されており、基本的にはdocomoの端末であればdocomo系、auの端末であればau系と同キャリアの格安SIMを利用するのがおすすめです。
docomo系とau系であれば種類も豊富なため、料金プランや貯まるポイントなどを考慮して自身の好きなものを選べます。
一方、softbankの端末が使える格安SIMはあまり多くなく、通話機能を持たないデータ通信専用のものしかありません。
今までは格安SIM自体が存在しなかったため、通話以外を格安で利用できるのはソフトバンクユーザーにとっては朗報ですが、通話機能を使う場合は通話用のガラケーを新しく契約する必要があるなど、若干不便なのは否めません。
softbank系の格安SIMについては、今後に期待と言わざるを得ないでしょう。
そして既にお伝えしたとおり、大手キャリアにはSIMにロックがかかっており、約半年間は解除することができません。
基本的にiPhone6s以降の端末であれば、いずれのキャリアでも端末購入後180日が経過するとSIMロックの解除ができるため、格安SIMに乗り換えることができます。他社の回線を利用する格安SIMに乗り換える場合は、このSIMロックが解除されるまでの期間に十分注意してください。
まとめ 同じiPhoneでも毎月5000円も節約できる!
iPhoneで格安SIMを利用する方法について、分かっていただけたでしょうか?
一般的に大手キャリアを利用した場合の月々の通信費は7,000~10,000円が平均となっていますので、これを節約するために格安SIMを使いたいという方は多いと思います。
格安SIMを利用した場合の月々の通信費は2,000~5,000円が平均ですから、人によっては月に5,000円以上も節約できることになります。
これからiPhoneを購入する場合も、今持っている端末を利用する場合も、ぜひ格安SIMを手に入れて通信費の節約をしてくださいね。