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旦那さんのお小遣い、月いくら渡したらいいのか悩んでいる人って、意外と多いようです。また旦那さん側からも「お小遣いが少ない」という不満を持っている人も、多いのではないでしょうか。
今回は、旦那さんのお小遣いについての平均額や、少ないとどんな影響があるのかなどについて調べてみました。
お小遣いの相場はどのくらい?
SBI新生銀行が2016年4月に行った「サラリーマンのお小遣い調査」によると、全体の平均額は37,873円で、20代が40,879円と最も高く、子育て世代真っただ中にあたる40代が35,670円と一番低くなっています。
1か月の
お小遣い額平均20代 40,879円 30代 36,846円 40代 35,670円 50代 38,113円 全体 37,873円 (引用:SBI新生銀行「2016年サラリーマンのお小遣い調査」)
http://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2016/160629okozukai_j.pdf
この調査からは、同じ年代でも、共働きかどうか、また子供がいるかいないかによっても金額に差があることが分かります。
旦那さんがお小遣いの増額を願っても、子供にお金がかかる世代ではなかなか増やしてあげられないという現状が見えてくるのではないでしょうか。
旦那の小遣いについて。
現在夫の年収530万、手取り約270万(月5万、ボーナス時15万貯蓄)。私専業主婦、子供なし。
今まで、夫の申告で月3万(年36万)を渡していたが、ここにきて急に小遣いの値上げを要求してきました。
夫の希望は、月4万、夏冬ボーナス時プラス10万ずつで計68万。
※出勤時の食費はすべて会社もちなので、一般的なお昼代は掛かりません。ケータイは生活費から支払っている。
この他に、不測の事態により家で食事がとれない日を夫が勝手に想定し(私が寝込んで食事が作れない日もあるだろうから、と想定しているらしいが…)、その時の食事代として、小遣いとは別に1日1800円を要求しています。これが呑めないなら、離婚をちらつかせています。
夫の収入に対して、このお小遣いの額は多すぎませんか?それと、別途食費を渡す必要はあるでしょうか?
お小遣いの目安は「収入の1割」
一般的に、お小遣いの目安は収入の1割といわれているようです。
ここで注意しなければならないのは、「総収入の1割」ということで、共働きなら夫婦両方のお給料を合わせた金額の1割が目安であるということです。
さらに、この1割という金額は、旦那さんのお小遣いというわけではなく、夫婦2人分のお小遣いの総額とした方が良いということなのです。
例えば夫婦で総額500万円の収入であるとするなら、その1割に当たる50万円が、お小遣いに充てられる1年間の金額となります。
月に換算すれば約41,666円となりますが、この金額を夫婦2人の月々のお小遣いとするわけです
きっちり半額とするのか、収入や支出の割合に応じて金額を変えるかは、夫婦で話し合って決めるということになるでしょう。
意外とこの1割という金額に対して、「旦那さんのお小遣い」と考えている人が多いようです。
しかし家計を1つにまとめて、そこから夫婦2人分のお小遣いを設定した方が、無駄遣いなどが減るのではないでしょうか。
お小遣いが少ないと出世に響くのか?
一般的にお小遣いが少ないと、出世に影響が出てしまう可能性がよく指摘されます。
これは、旦那さんが仕事に関することに使えるお金が減ってしまうことが原因といわれます。
ケース1)部下や上司と食事に行けなくなる
仕事をしていく上で大切となるのが、会社の人との連携です。特にコミュニケーションを上手に取れるかは、仕事の効率を左右するものになります。
上手にコミュニケーションを取る手段として、皆で食事や飲みに行くということが欠かせないでしょう。
しかし、お小遣いが少ないと、必然的に行く回数が減ってしまいます。これでは同僚とのコミュニケーションに悪影響が出てしまうかもしれません。
ケース2)身だしなみが悪くなる。
旦那さんは仕事へ出かけるとき、どのような格好で出社されているでしょうか?
作業着にしろスーツにしろ、奇麗に整っているでしょうか。
お小遣いの中に美容代や服装代も含んでしまっていると、身支度を整えることが難しくなってしまいます。
人は見た目が9割とよく聞きます。ビジネスにおいてもこの言葉は通用します。
信頼できる人の身なりは整っていることが多いですし、逆に身なりが整っていないと仕事ができない印象を与えてしまうことになってしまうでしょう。
ケース3)食事が偏る
毎日愛妻弁当を持参することができれば、ランチ代を気にする必要はないでしょう。
しかし営業職のように昼食を取る時間も場所も日によって変わってしまうような人では、お昼代も必要となってきます。
1回のランチ代が500円とすると稼働日20日で月1万円となります。
お小遣いにランチ代が含まれている人の場合、やりくりをするときに多いパターンがこのランチの値段を抑えることだそうです。
その結果、毎日ファストフードばかりになったり、あるいはランチを抜いてしまったりすると、栄養バランスも悪く、また午後からの仕事を精力的にこなすこともできなくなってしまうでしょう。
お小遣いに含む項目を見直そう
家計の事情で旦那さんのお小遣いをどうしても上げることができないという場合は、お小遣いに含む項目と、家計から支払うものとを話し合って決めるとよいでしょう。
ランチ代や飲み会代を含むのか、携帯電話やガソリン代は家計から出すのかといったことを、事前に決めておくとよいでしょう。
ご褒美感満載の臨時お小遣いを活用しよう!
月々のお小遣いを増やすことはできないけど、たまに臨時でお小遣いを渡すことはできるのではないでしょうか。
例えばボーナスが支給されたときや、やりくりの結果お金が貯金できそうなときなどに、臨時のお小遣いとして旦那さんに渡してみてはいかがでしょうか。
貯蓄に回したいという人が大半だと思います。
しかしそこをあえて、旦那さんに臨時のお小遣いとして渡してあげることができれば、旦那さんのモチベーションがあがるでしょう。
男性は不定期に手に入るものを喜ぶ傾向があるといいます。
ギャンブルなどは特にそうです。
臨時でお小遣いを渡すことで旦那さんの仕事に対するモチベーションアップをはかり、かつ月々のお小遣いはベースを守るということができるでしょう。
まとめ
・旦那さんのお小遣いの平均は約37,000円である
・収入(手取り)の1割を、夫婦のお小遣いとしよう
・お小遣いに含むもの、含まないものを夫婦で話し合って決めよう
・臨時のお小遣いで旦那さんを喜ばせよう
家計を考えれば、単純に旦那さんのお小遣いを値上げすることは難しいと思います。
将来のための貯蓄も必要ですが、旦那さんが気持ちよく仕事を頑張ってくれるよう、また将来の出世に繋がるよう、お小遣いについて少しは考えてみましょう。