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突然の出費に、どうしよう?と慌てた経験のある人は多いのではないでしょうか。
そんんあ時のためにも、日頃から貯金を意識して生活したいものです。
しかしいざ貯金しよう!と思ってみても、なぜか上手に貯金できないという人もいるでしょう。
気になるほかの人の貯蓄率とともに、上手な貯金の仕方をご紹介します。
みんなはどれくらい貯金してるの?
まずは気になる、みんなの貯蓄金額を見てみましょう。
年代別 貯蓄現在高 負債現在額 40歳未満 608万円 942万円 40~49歳 1024万円 1068万円 50~59歳 1751万円 645万円 60~69歳 2402万円 196万円 70歳以上 2389万円 83万円 平均 1805万円 499万円 (引用:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)H27年(2015年)」)
二人以上の世帯に関する統計になりますが、1世帯当たりの平均貯蓄額は1,805万円となっています。
貯蓄額は3年連続で増加しています。
40歳未満の貯蓄額が一番少ないわけですが、しかし40歳以上60歳未満の年代を見てみると、住宅ローンや教育ローンなどの負債もかなり抱えていることがわかります。
収入額が上がるにつれて貯蓄額も増え、一時期負債も大きく抱えることがあります。
しかし高齢者ではかなりの金額の蓄えを持っているようですから、若いころからの貯金の意識が老後の資金につながっているといえるのではないでしょうか。
貯金をしたい!でもどうすればいいの?
貯金の仕方は、ざっくりわけて2つの方法があります。
それは「収入を増やす」か「出費を減らす」かのどちらかです。どちらの方が簡単に行うことができるでしょうか?
「収入を増やす」のは簡単ではない
「収入を増やす」には、給料を上げるか、あるいは副業や投資などで稼ぐという方法が考えられます。
しかし、給料は「よし、今日から給料を増やそう!」と意気込んで増えるものではありません。
副業も会社によっては禁止されている場合があります。投資はそもそも元手となるまとまったお金が必要です。
つまり貯金のために「収入を増やそう」と考えてみても、簡単にできることはないのです。
「出費を減らす」ために生活の見直しから始めよう
そこで次に考えられる方法が、「出費を減らす」ということです。
そこでまずは支出の内容を確認してみましょう。
いまの生活では貯金に回すお金がないのか、それとも無駄遣いが多すぎて貯金ができないのか、その理由を知る必要があります。
生活していくために必要なお金と、別にそれがなくても生きていけるというお金を見極めたうえで、貯金へ回すお金を作り出すわけです。
確実に貯金するためには?
貯金用の銀行口座を用意しよう
月々の収入の中から貯金に回す額を決めたら、あとはお給料日の日にその金額を別の場所に移すことで貯金ができます。
例えば給与振込口座とは別に銀行口座を用意して、そこに入金するようにします。
これを繰り返していけば、1年後にはある程度の貯金となっているでしょう。
問題は、このお金を移すことを忘れてしまったり、あるいはせっかく貯めたお金を「ちょっとだけ」と気軽におろして使ってしまったりしないようにしなければなりません。
積立定期預金を活用しよう
絶対お金の移動を忘れない、そして簡単にはおろして使えない方法でおすすめなのが、積立定期預金です。
これは毎月決められた日に決まった金額を、定期預金の専用口座に自動で振り替えてくれるというものです。
代表的な積立定期預金は、財形預金になります。
例えば毎月20日が給料日なら、当日に2万円を積立定期預金へ振り返るという手続きをしておきます。
そうすれば、あとは必ずお給料日に2万円が貯金できるわけです。
半ば強制的に、一定金額が口座に振り替えられるわけですから、一番確実に貯金できる仕方といえるでしょう。
みずほ積立定期預金
毎月自動的に積み立てたお金を、お客さまご指定のおまとめ日にひとつの定期預金にまとめながら運用します。
積立金額は月々5,000円から。
ボーナス日にあわせて増額月を指定したり、ATMで任意にお預け入れができるなど、あなたのペースで積み立てられます。
積立定期預金の注意点
確実に貯金ができる積立定期預金は、注意しておきたいことがあります。
それは途中でお金をおろしにくいという点です。
積立定期預金は1年間など決まった期間内でお金を預けます。基本的にその期間が満了しなければ、途中で引き落としすることができません。
なお、財形預金や一部の銀行では積立定期預金の一部支払いを受け付けている所もありますので確認をしてください。
また、積立定期預金は窓口で手続きをすることで解約できますが、窓口が開いている時間でなければ手続きはできません。
さらに、満期でもらえるはずの利息も当然ながら減少します。
例えば、臨時出費があって「今月の貯金はやめよう」と中断したいと思ったら、解約するしかないわけです。
一度解約してしまったら、もしかしたらそのまま貯金をやめてしまうかもしれません。
そうならないようにするためにも、毎日の出費をしっかり管理しておくことが大切です。
貯金をする上で「リバウンド」に気をつけよう
貯金はダイエットと非常に似ています。ダイエットの場合、目標の体重まで到達したと思い気を抜くとすぐに、リバウンドしてしまいます。
これは貯金にも同じことが言えます。
貯金で100万円貯めることができたとします。「目標を達成した!」とそこで貯金を辞めてしまうと、あっという間にその100万円はなくなってしまうかもしれません。
貯めることはとても時間がかかりますが、なくなるのは一瞬です。
大切なことは、目標を達成したらすぐに新しい目標を立てることです。
そうすれば、次の目標に向かえるので、気持ちが緩みません。
また貯金を続けていれば、何かで使ってしまうことがあったとしても、貯金額がゼロになってしまうということはないでしょう。
まとめ
・貯金を行なうには支出を減らすことが大切
・積立定期預金で出費を見つめなおそう
・目標を達成したらすぐに新しい目標を設定する
貯金は自分の生活を見つめなければできません。余裕ができてくれば、家計簿をつけることで自分の支出を見つめなおせます。
是非貯金とともに行なってみてください。