住民税や所得税の控除を受けることができ、さらに寄付をした地方自治体からお礼品まで受け取ることができる、画期的な寄付金控除として近年高い人気を誇っているのがふるさと納税制度となります。
ふるさと納税によって受け取ることができるお礼品は、寄附金額によってそれぞれ異なるわけですが、どのくらいの金額を寄付すればどのような品物を受け取ることができるのでしょうか。
お礼品が貰える最低寄附金額や、魅力的なお礼品を送ってくれるとして人気の高い自治体について紹介をおこなっていきたいと思います。
ふるさと納税ではどのくらいの金額からお礼の品物が貰えるの?
ふるさと納税では、2000円以上の寄付をした場合から税制面での優遇措置を受けることができますが、お礼の品物が貰える最低金額というのはもう少し低めに設定されています。
お礼の品物が貰える最低金額について詳しく紹介をしますと、なんと1円の寄付からとされています。
2017年4月15日現在の情報で、山口県に対してふるさと納税を行なった場合、寄附金額1円からお礼の品物を受け取ることが出来るようになっているのです。
因みに山口県に対してふるさと納税を行なった場合に貰える品物は山口の名所のイラストが入った絵葉書となっています。
また和歌山県和歌山市や福岡県うきは市、山梨県甲府市などは寄附金額1000円からお礼の品物を受け取ることができます。
2000円以上の寄付をしなければ税制面での恩恵をうけることができませんが、まずは試しにふるさと納税をしてみたいという場合や、単純にこれらの地域を応援したいという場合には、これらの地域に対して、まずは1000円からふるさと納税をしてみてはいかがでしょうか。
なお、ふるさと納税のお礼の品物の種類が飛躍的に増える寄付金のボーダーラインは、1万円となっており、実際に1つの自治体に対して行うふるさと納税金額として多いのも1万円となっています。
この後は1万円のふるさと納税を行うことで貰えるお礼品にはどのようなものがあるのかということや、おすすめの自治体について紹介をおこなっていきます。
1万円の寄付金でどんなものが貰えるの?
1万円の寄付をすれば、食料品から日用雑貨、各種チケットなど様々なものを貰うことができますが、人気が高くまた魅力的な商品が多いのが、果物類・肉類・魚介類・米などの食料品となっています。
それぞれの項目について、魅力的な商品を送ってくれる、おすすめの自治体を紹介していきます。
果物類
・山形県鶴岡市
庄内砂丘は国内有数のメロンの産地ということで、庄内砂丘メロン3種類5玉を貰うことができます。1玉のサイズは3Lサイズとなっているので、食べごたえも十分です。
・山形県山形市
砂糖錦のさくらんぼ1.6kgを貰うことができます。
肉類
・大阪府泉佐野市
黒毛和牛の切り落としをなんと1.5kg貰うことができます。250gが6パックと小わけ包装されているので、使いやすいのも嬉しいですね。
・佐賀県みやき町
A4ランクの吸収黒毛和牛1.2kgを貰うことができます。
魚介類
・千葉県長生村
本生のズワイガニの詰め合わせ1.5kgを貰うことができます。しゃぶしゃぶ用に処理されているので、カニ鍋好きの人には嬉しいですね。
・北海道増毛町
日本海で採れたボタンエビ1kgを貰うことができます。
米
・山形県東根市
山形県のブランド米である『はえぬき』の精米を合計で20kg貰うことができます。5g×4袋と小分けにされて送られるので、利用がしやすくなっています。
・岡山県吉備中央町
吉備中央町産の新米コシヒカリ20kgを貰うことができます。こちらも5g×4袋という形で送られてきます。
以上が人気のある食料品が貰える自治体となっています。
1万円のふるさと納税をした場合、最大で8000円の税金控除を受けることができるので、実質2000円でこれらのお礼品を手にすることが出来るのです。
寄附金額が1万円であれば、多くの人が8000円の税金控除を受けることができると考えられるので、まずは自身の収入や税金控除について調査をし、1万円の寄付で8000円の控除が受けられるのであれば、これらの自治体にふるさと納税をおこなってみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
ふるさと納税は1円の寄付からでもお礼の品物が貰えるということや、1万円の寄付をすれば多くの魅力的な品物をお礼の品物として貰えることなどについて、お分かりいただけたかと思います。
1万円の寄付をした場合、実質的な自己負担金が2000円となりますし、それでいて貰えるお礼品は黒毛和牛やズワイガニなど2000円以上の価値があるものが数多く揃っています。
無理なく、そしてお得に節税するためにも、ふるさと納税制度をうまく活用したいものですね。