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家計簿をつけたことがあっても、何年も続けているという人は少ないのではないでしょうか。
家計簿は、現在のお金の使い方を把握するために非常に重要な作業です。
なぜ長続きしないのか、どうすれば何年も継続できるのか、誰にでも簡単にできる家計簿のコツを調べてみました。
家計簿をつけている人は貯金も上手?
誰しもお金を貯めたいと思っているのに、なかなか貯金ができない。
ついつい外食したり、洋服を買ったりと、人間の欲には際限がありません。
そんなお金を貯めたくても貯められない人に見てほしい「お金を貯めている人の『貯金』以外の習慣」ランキングを見てみましょう。
(2014年gooランキング NTTコムリサーチhttps://ranking.goo.ne.jp/ranking/category/007/JoGpmBhknbPx/)
1位 現在お財布に幾ら入っているかを把握している(100) 2位 安価でも買う前には本当に必要な物か必ず吟味する(98.1) 3位 レシートを必ず受け取る(86.3) 4位 高額な買い物をするときには事前に計画を立てる(74.8) 5位 家計簿をつけている(72.9) 6位 お弁当を作るなどして、なるべく外食をしない(68.5) 7位 クーポンをうまく利用している(66.9) 8位 安売りだからといってまとめ買いをしない(66.7) 9位 事前に必要な物をメモして買い物に行き、余計な物は買わない(63.7) 10位 振込手数料が無料となる銀行やサービスを使っている(61.2)
全体的に、何事にもよく自己管理ができている印象です。
家計簿をつけることが習慣になっていると、収支の把握がうまくできるようになります。
すると自然に貯金ができるようになるのです。
手書きからアプリまで!色々な家計簿の種類
家計簿を始める際、どのような家計簿を使うのがいいか悩むところですね。
今は手書きはもちろん、スマホのアプリで管理するものも主流になりつつあります。
どんな種類の家計簿があるか順番に見ていきましょう。
市販されている手書きの家計簿
市販の家計簿なら、買ってすぐに始めることができます。
最近では可愛(かわい)いデザインのものも多く、家計簿だけでなく、ちょっとした日記も書けるようになっているので、女性には人気があります。女性誌の付録についていたりすることもあって、使っている女性も多いのではないでしょうか。
市販のパソコンの家計簿ソフト
一般的な家計簿から資産管理まで可能なタイプもあり、費目のカスタマイズも自由にできます。
日々のお買い物からカードの支払いまで管理でき、データの並び替えなどができるのもパソコンならではの機能です。
パソコンの表計算ソフトで家計簿を自作する
エクセルなどの表計算ソフトがある程度使えるなら、自分で家計簿を作ることも可能です。
自分で好きなようにカスタマイズができるので、自由に作りたい人向きです。
ノートで一から手書きの家計簿を作る
思いついたらすぐに書き留めることができます。
レシートを好きなところに貼ったりと、自由度が高いので、好きなようにカスタマイズできます。
スマホの家計簿アプリを使う
最近の家計簿アプリは、レシートを撮影したらデータ化してくれるという非常に便利な機能がついています。
また、金融機関に自動で接続することで入出金のデータまで分かるアプリまで登場しました。
様々なタイプの家計簿がありますが、それぞれ向き不向きがあります。
手書きの家計簿は、自分で電卓を使って計算をする必要があります。
また、パソコンのソフトの場合は、そもそもパソコンが苦手な人には不向きです。
さらに、パソコンをいちいち立ち上げなければならないため、それを面倒だと感じる人は長続きしないでしょう。
スマホのアプリでも、スマホの操作に慣れていない人には難しく感じてしまうかもしれません。
便利な金融機関に接続する機能も、セキュリティの面などで抵抗を感じる人にも向きません。
それぞれに合った家計簿があるので、一日でも長く続きそうな家計簿を選びましょう。
家計簿をつけている方に質問です。
別の質問で、家計の管理について相談させて頂いたのですが、
家計簿をつけてる方は、どうやってまとめているのかな?
と、ふと思いまして、また投稿させて頂きました。
色々お聞きしたいので箇条書きさせて頂きます。1.家計簿をまとめるタイミング
…毎日寝る前に付けているとか、週末などにまとめて付ける、など。2.家計簿の種類(?)
…手帳タイプ、パソコンのソフト、スマホアプリなど色々ありますが、何かイチオシの物があれば知りたいです。3.家計簿の密度
…どのくらいの項目分けをされているか知りたいです。
例えば、食品ならすべて「食品」扱いにしているのか、「主食、お菓子、生鮮…」と食品にも小項目を設けている、など。4.実際家計の把握や節約に役立っていますか?
5.続けるコツは何かありますか?
…地道にやらなければならないのは当然なのですが、「○○してると続かないよ!」「○○するとモチベーションが上がるよ!」などありましたら。上記のうちどれか一つとか、その他の事でも構いません。
色々家計簿についてのお話が聞ければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。
簡単にできる家計簿の分類のコツとは?

家計簿はざっくり記入で長続きさせよう!
家計簿につける項目を大まかに分けると「固定費」と「変動費」の2つになります。
「固定費」とは、毎月大体決まった額が引き落とされるお金のことで、住宅ローンや家賃、生命保険、光熱費、通信費などが考えられます。
一方、「変動費」とは毎月の支出額が決まっていないお金です。食費や日用品、洋服やレジャー費などが当てはまります。
「変動費」については、支出の内容を把握するためにもできるだけ細かくつけていく必要があります。だからといってレシートすべてを記録する必要もありません。
シートの明細は気にしない!
家計簿が続かない人にありがちな失敗が、最初からレシートの中身を細かく記入していき、そのうちに面倒になってやめてしまうケースです。
記録すべきことは、項目全体の支出の流れです。例えば食費の項目で見てみると、「大根が1本○○円だった」ということよりも、食費全体でどれぐらい使用しているかを知りたいわけです。使用した金額が分かれば良いわけですから、必ずしもその内訳まで記入する必要はありません。
またほかに、ドラッグストアでシャンプーと牛乳を買った場合、日用品と食費に分ける作業をするとなると面倒です。
この場合は金額の大きい方の項目に、レシート全部の金額を記入するようにしておくと、家計簿記入が長続きしやすくなります。
項目は少なめにして、管理しやすくしよう!
支出項目の分け方ですが、余り多すぎると面倒になってしまうので、5~6個ほどにしておいて管理しやすくしましょう。
・食費 ・外食費 ・雑費(日用品など) ・衣服費 ・娯楽費 などが代表的です。
特に減らしたい項目があれば、独立させた方がお金の動きが分かって節約につながります。
どこに入れたらいいか分からないという品物が出てきたときのために、「その他」という項目を入れておくと迷ったりする時間の節約になります。
長続きさせるためにも、きちんとしすぎないでほどほどに管理して、上手に家計簿を続けていきましょう。
家計簿は毎日つけなくても大丈夫!
日々の買い物をその日のうちに家計簿につけることが望ましいかもしれませんが、毎日つける必要はありません。
例えば1週間に1度、決まった曜日につけることに決めておけば、少しは負担が減るでしょう。
クレジットカードの明細などは、1ヶ月に1度でいいので、現金とは別に管理して記入しておきましょう。
1ヶ月たったら、無駄遣いや使途不明金がないかチェックをし、お金の流れを把握します。
次月からは項目ごとに予算をたてるようにすれば、目標ができてモチベーションもアップします。最終的には節約につながりますので、貯蓄ができるようになります。
まとめ
家計簿をつけることは簡単なようで、継続が難しい作業です。
しかし、家計簿をつけることによってお金の流れを把握し、使いすぎている項目が何か、節約できる項目は何かを判断できるようになります。
きちんとしすぎると挫折してしまうので、最初はざっくり、項目も少なめに始めて、家計簿をつけることがストレスにならないように、上手に続けていきましょう。