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いろいろな懸賞がある中で、高額な景品が当たったらと思うことはありませんか?
当選しないだろうと思いつつ、もしかしたらという気持ちで、つい車の懸賞に応募したことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、本当に車が当選した場合にどのぐらいの費用が発生するのかを調べてみました。
懸賞で当選した車の取得と維持にかかる費用とは
懸賞で車なんて当選するはずがないと思っていて何も用意せずにいたら、本当に当選してしまったときに慌てることになります。
車が当選したら払わなくてはいけない費用を順番に見ていきましょう。
質問です。車の懸賞で当たった場合、その車を引き取る際お金は掛かりますか?また、掛かる場合いくらぐらい掛かりますか。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11160173276?__ysp=6LuKIOaHuOizng%3D%3D
車の取得・維持にかかる税金
車を取得した場合、様々な税金の支払い義務が発生します。
また、そのまま車を維持していくために、毎年税金を支払う必要があります。
自動車を取得したとき | 自動車所得税(地方税) 自動車税(地方税) 自動車重量税(国税) 消費税(国税) 地方消費税 |
自動車を所有しているとき | 自動車税(地方税) 固定資産税(地方税) |
車検のとき | 自動車重量税(国税) |
車を取得した際にかかる諸費用
車を所有するためには、税金の他にも様々な諸費用がかかります。
どんな手続きが必要なのか調べてみました。
・車庫証明の取得
駐車場を確保していることを証明する「自動車保管場所証明書(車庫証明)」が必要です。
車庫証明は管轄の警察署で取得でき、2,600円程度の手数料がかかります。
・車の名義登録とナンバープレートの取得
登録を受けていない車はそのまま公道を走ることができません。
管轄の地方運輸局にて、車の所有者の登録申請とナンバープレートの取得をする必要があります。
3,000円程度の手数料がかかります。
・自動車損害賠償責任保険
自動車損害賠償保障法によって、自動車および原動機付自転車を使用する際、すべての運転者への加入が義務づけられている損害保険です。
2017年の自賠責保険料は12ヶ月で15,520円となっています。
・自動車リサイクル料金
ゴミを減らし、資源の無駄使いをしないリサイクル型社会を作るために、車のリサイクルについて車の所有者、関連事業者、自動車メーカーなどの役割を定めた「自動車リサイクル法」に基づき、自動車リサイクル料金として普通自動車で1万円~1万8千円程度(軽自動車で7,000円~16,000円)かかります。
車を維持するために必要な費用
車を取得すると、税金以外にも様々な費用が発生します。
自宅に車を置くスペースがあればいいのですがが、なければ駐車場を借りる必要があり、毎月駐車場代という費用がかかることになります。
また、自賠責保険だけでは足りない部分をカバーしてくれる、任意保険への加入も考えなければいけません。
その他にも、車検代、ガソリン代、オイル交換などの消耗品代が必要となります。
懸賞で車が当たると所得税があがる
営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得を「一時所得」といい、具体的にいうと、懸賞や福引の賞金品、競馬や競輪の払戻金、生命保険の一時金などが当てはまります。
懸賞で車が当選した場合も一時所得となり、所得税がかかりますので確定申告の必要があります。
また所得税があがると、翌年の住民税があがる可能性があります。さらに住民税があがると、保育料などもあがる可能性がありますので、注意が必要です。
自転車・バイクが当選した場合
車が当選することは非常にまれでも、自転車やバイクなら当選したという話を聞いたことがある程度には当選確率が高くなります。
では、自転車やバイクが当選した場合にはどれぐらいの費用が発生するのでしょうか。
・自転車の場合
自転車は自転車保険が義務化となっている地域があるため、その場合は保険に加入する必要があります。
またいざというときのために、防犯登録もしておきましょう。
・原動機付自転車の場合(~125cc)
取得時に登録料が必要なことと、軽自動車税、自賠責保険、任意保険の費用が毎年必要となります。
・軽二輪自動車(~250cc)
取得時に登録料と自動車重量税がかかり、軽自動車税と自賠責保険、任意保険の費用が毎年必要となります。
・小型二輪自動車以上(251cc~)
取得時に登録料と自動車重量税がかかり、毎年の費用として自動車重量税、軽自動車税と自賠責保険、任意保険、そして小型二輪自動車以上は車検が必要となります。
懸賞で当選した車の売却は可能?
車が当選したものの、高い維持費を払い続けることを考えると無理だからといった理由や、あるいはとりあえず現金が欲しいからといった理由で、せっかく当選した車の売却を考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし懸賞によっては、当選したら1年間譲渡不可といった条件が付いたものもあります。
モニターが目的の懸賞の場合はさらに売却が難しいため、懸賞に応募する前に色々な規定を確認しておきましょう。
もし売却が可能だとしても、一旦自分の名義にする手続きが必要なため、税金や登録料などの諸経費が必要となりますので注意しましょう。
少しでも車の懸賞に当選しやすくするには
車の懸賞は大抵当選人数は1名となっています。当選することは非常に難しいことから、最初から諦めてしまいがちです。
しかし、少しでも懸賞に当選しやすくするために、自分が本当に車を必要としていること、駐車場の見込みもたっていること、当選したら家族でどこへ行くかなど具体的に記入してアピールしてみましょう。
懸賞の主催者側も、当選者が車を受け取らないなどといったトラブルは回避したいため、応募者のコメントをチェックしている可能性があります。
コメントが目にとまる可能性にかけてみるのも無駄なことではありません。
まとめ
懸賞で車が当選し、自分名義で所有するためには思った以上に税金や諸経費がかかります。
さらに維持費も安くはありません。
懸賞には気軽な気持ちで応募すると思いますが、万が一当選したときのことを考え、本当に必要なのか、もし最初から売却するつもりなら、売却が可能かどうか規定をよく確認して応募するようにしましょう。