仕事で疲れた日は、家でごはんを食べることがおっくうになり、ついつい外食で済ませてしまう人も多いでしょう。
この外食費用は積み重なると馬鹿になりません。
さらに昼食も外食でとっている人はなおさらです。
今回はそんな人に向けた、食費を節約できる食材と簡単レシピの紹介を行ないます。
外食を減らして自炊をしよう
最近は格安ランチも増えてきて、外食でもワンコインで済むことも珍しくありません。
しかし、外食することをよく考えてみると、仕事に行っている約20日間で計算すると、「500円×20日」で最低でも1万円以上かかります。
毎月1万円と考えると結構な出費になります。これをお弁当持参に変えることができたら、節約の効果が高いと考えられます。
週に2、3日からでもいいので、少しずつ弁当を持参するように変えていくのがおすすめです。
物価は全体的に上がっている
農林水産省では消費者物価指数というものを調査しています。
この消費者物価指数とは、ある地点を基準値「100」にして、調査の時期で基準値の「100」からどのくらい物価が上下しているかを計るものです。
例えば、2015年に食パンの値段が100円だとして、2017年に食パンの値段が120円になっていたら、物価指数は120になります。
例に食パンをあげましたが、実際には様々な項目をまとめたものが、消費者物価指数になります。
この消費者物価指数ですが、2014年の消費税増税を期に年々増加しています。つまり、年を追うごとに食品の値段が上がっているのです。
消費者物価指数 | |
年月 | 指数 |
2012年1月 | 約95 |
2014年4月 | 約98 |
2017年2月 | 約102 |
これは自炊をしている人にとっても、大きな痛手となります。
そこで、いかに安い食材を選び調理するかが大切になってきます。
農林水産省:http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/
食材はまとめ買いをしよう
食材を買うときにはまとめ買いをすることがおすすめです。
なぜなら、こまめにスーパーやデパートに行ってしまうと、必要のないものまで買ってしまう恐れがあるからです。
また、買い物に出かけるのにも、費用と時間がかかりますので、極力買い物の回数を減らすことが重要になります。
まとめ買いをする上でのポイントは2点です。買い物リストをあらかじめ作っておくことと、買い物に行く曜日を決めておくことです。
買い物リストを作成
買い物リストを作成しておくことは、無駄な買い物を防ぐためにとても効果的です。
リストに入っていなくてほしい食材がある場合は、本当に買う必要があるのかしっかり考えてから購入しましょう。
また買い物リストを作るときには、冷蔵庫の中身を確認することも大切です。間違えて冷蔵庫にあるものを、買ってしまわないようにしましょう。
買い物に行く曜日を決める
買い物に行く曜日ですが、基本的には何曜日でも構いません。ポイントはよく買う商品が、セールの日に行くことがおすすめです。
例えば、卵を料理によく使う場合は、卵の特売日に合わせましょう。
スーパーごとに「日曜日は○○がお得」といった曜日ごとのセール品があるお店も多いです。
これらのポイントを押さえてお得にまとめ買いをしましょう。
コスパの良い食材5選
食材を選ぶ上で大切なことは、値段に見合ったボリューム以上になっており、コストパフォーマンス(コスパ)がとれているかです。
最近では、健康志向も高まってきています。栄養のバランスが偏らないように、肉、魚、野菜等のバランスを上手にとれるように気を使いましょう。
節約のといえば「もやし」
節約野菜の代表格と言えば、「もやし」ではないでしょうか。
一袋しっかり詰まってかなり安い値段で販売されています。
炒(いた)め物やナムルなど様々な用途に使えることや、豊富な栄養素が含まれていることも、コスパの良さを後押ししてくれます。
その代わりとして、弱点に日持ちが余りしないことがあげられます。
まとめ買いのときは、使い切れる分量だけ購入するように気をつけてください。
もやしダイエット?決行中です。
もやしとベーコンを蒸してポン酢で食べているのですが、味に飽きて来ました。
目先の変わる味付けはありますでしょうか?
出来れば美味しいので。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14172908384?__ysp=44KC44KE44GX
お肉なら高コスパ率を誇るとり肉がおすすめ
お肉の中ではとり肉が圧倒的にコスパの良い食材になっています。
もも肉や胸肉、手羽先など部位が様々ありますが、どの部位でもかなり低コストに抑えることができます。
親子丼にしたり、チキンステーキにしたり、唐揚げにしたり、蒸しどりにしてサラダに盛り付けることもできるなど料理の幅が広い食材です。
大量に購入しても使い道が多くあるのも魅力的です。大量に購入したときには、冷凍にしておくと長持ちします。
ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ
カレーやシチューなど、作りやすい家庭料理に欠かせない定番野菜です。
この3つの野菜のポイントは日持ちがすることです。特売で安い日になったら、ある程度買い込んでおいても、腐ってしまう心配が余りありません。
サラダに入れたり、刻んでハンバーグにしたり、コロッケにしたりと余ってしまったときにも活用できます。
カイワレ大根
少し意外と思う人もいるかもしれない野菜になりますが、カイワレ大根もコスパが非常に良いです。
サラダに入れることが主な使用法になりますが、栄養価が非常に高いので毎日とるとバランスが良くなります。
何にでも利用できる卵
卵は豊富なたんぱく質を含んでいます。
様々な使い道もありますので、大量にあっても困りません。
スーパーではよく週に一回特売日を設けているところもあります。上手に利用して、安く手に入れましょう。
おすすめ料理「オムライス」
さてコスパの良い食材を使うもので、ボリューム満点に作れるのものとして、オムライスがおすすめです。
材料としましては、卵、ごはん、ニンジン、玉ねぎ、とり肉、ケチャップ、塩コショウで簡単にできます。
まず玉ねぎととり肉、ニンジンの順にフライパンで炒(いた)めてください。その後ごはんを入れ塩コショウとケチャップで味を調えます。
中身のケチャップライスができたら、包む卵を焼いて上にライスを乗せて包んでしまえば完成です。
ポイントとしましては、玉ねぎを甘みが出るまでしっかり炒(いた)めることと、卵を焼く前に油をしっかり引いておくことです。
簡単に作れるので、ふだんは料理をしない人でも是非試してみてください。
まとめ
外食を減らすことで食費の削減につなげられます。食材の値段は年々上がってきているのでまとめ買いをして節約をしましょう。
そして、コスパを重視して食材を選ぶことが大事です。
趣味のひとつとして料理をしだすと、料理自体が楽しくなり、節約も兼ねることもできるので一石二鳥です。
自分なりのアレンジを見つけたりして、料理が楽しくなる工夫を探してみてください。