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最近在宅で行なえる副業が、気軽に行なえるため人気を集めています。一昔前であれば、在宅で行なう作業にはチラシの織り込みなどの内職が一般的でした。
しかし、現在ではインターネット上でクラウドソーシングを使った仕事が出てきました。今回はそんなクラウドソーシングの内容と注意点を説明していきます。
話題のクラウドとはどういう意味なのか
最近クラウドという言葉がよく聞かれます。「クラウドネットワーク」や「クラウドファンディング」そして今回紹介する「クラウドソーシング」です。
実は、「クラウドネットワーク」と「クラウドソーシング」のクラウドは英語にすると違う意味になります。
クラウドの語源は「crowd=群衆」と「cloud=雲」から来ているといわれています。
「クラウドソーシング」は大勢の「群衆」が物事を一緒に取り組めたりできる意味があります。
また「クラウドネットワーク」は空にある雲のようにいつでもどこからでも、情報を手に入れることができるという意味です。
クラウドソーシングは何か
クラウドソーシングとは簡単に説明すると、インターネット上で仕事を依頼したい人とその仕事を受けたい人をマッチングさせる仕組みです。
仕事を依頼したい人は、クラウドソーシングのサイトに依頼内容と報酬を入力します。
すると、入力された依頼は仕事を探している人の目に留(と)まるようにするために、クラウドソーシングのサイト上で公開されます。
仕事を依頼したい人は、その仕事を受注したい人が見つかれば、クラウドソーシング上で直接契約をして仕事を依頼することができます。
仕事を依頼したい人にとっては、コストを抑えることができたり、仕事のスピードを速めることができたりします。
また、仕事を探している人にとっては、気軽に仕事を探せて副業でお金を稼ぐことができるメリットがあります。
クラウドソーシングで、記事を書こうと思います。
早速、出来そうな案件に応募をしてみようと思ったのですが、
契約金は自己交渉とのことでして、クライアントさんの希望は、
0〜5000円との
ことでした。私はこの案件が初めてで、全くの初心者ですので、正直格安でいいと思っているのですが、いくらくらいの設定が一般的なのでしょうか?
500円くらいで考えているのですが、どう思いますか?
副業としては十分な稼ぎにすることができる
さて副業をする上で気になることに、しっかりお金が稼げるかどうかがあると思います。
その点でいうとクラウドソーシングは、十分にお金を稼ぐことが可能です。
例えば、クラウドソーシングで人気の仕事のひとつに、Webライターの仕事があります。
Webライターは、ネット上のブログ記事やまとめ記事などを執筆する仕事です。
依頼内容によって金額は前後しますが、1日1本ネット上の記事を納品するだけで、月に5万円以上の収入を得ることも十分可能です。
1日1記事は慣れてくれば、一般的に1~2時間で書き上げることができます。
月に4~50時間程度で、5万円稼ぐことができるのであれば、時給1,000円になりますのでまずまずの副業ではないでしょうか。
また記事作成の技術が高まることで、報酬の金額を高くすることもできます。上昇の幅があるのも魅力なポイントです。
ただし、情報の検索が上手にできず、時間だけが過ぎていくという人もいますし、情報をまとめることができなく、コピペ記事を乱発する人もいるようです。
コピペ記事は自分の仕事をなくすだけではなく、他のWebライターの仕事をなくす行為ですので、くれぐれも行わないようにしてください。
また、誰でもできると入ったものの、始めは時間と報酬の割が合わないことが多いでしょう。
Webライターは敷居が低いのですが、文章を書くというスキルが上がらなければ高額報酬にはありつけませんので、しっかりと自己研鑽をする必要があります。
Webライターから始めてみよう
クラウドソーシングに存在している仕事は、多種多様のものが存在しています。
専門的なものになると、プログラムの作成やアプリケーションの作成について、珍しいものであれば、覆面調査員の依頼など多岐にわたります。
もしも、コンピュータについての技術を持っているならば別ですが、クラウドソーシングは基本的にはWebライターの仕事から始めることがおすすめです。
その理由は幾つかあります。
まず仕事依頼が圧倒的に多い点です。
初心者でも歓迎して受け入れてくれる、依頼主(クライアント)も多くいるので、クラウドソーシングでの仕事が初めてでも気軽に応募ができます。
次に、技術が余り必要でない点です。
Webライターであれば、パソコンの技術もワード、エクセルの初歩ができれば事足りるものが多いです。
また多くは題材が決まっています。したがって、文章を書く技術も高度なものを要求されません。
ほかにも、作業日時の融通が利きやすかったり、報酬のアップが狙いやすかったりなど初心者向けになっています。
これ以降は基本的にクラウドソーシングの仕事は、Webライターの仕事を例に出して説明をしていきます。
在宅webライターで生計は立てられるものですか?
上記について質問です。私は現在webライターとして在宅ワークをしています。持病を持っており外で働くことが困難なので、家で無駄な時間を過
ごすよりも有意義に過ごしたいと思い始めました。
そこで色々と調べていると在宅webライターで初心者から始め半年経った現在は月に手取りで30万は稼いでいますというブログを数件目にしました。本当にそんなことは可能なのでしょうか?私はまだ始めて1ヶ月ですがパートさんにも到底及ばない収入で本当に小遣い程度です。最近1社と定期契約して頂きましたが、記事を書くのに下調べが必要なこともあり1日1記事(800円)が限界です。
できれば私もライティングスキルを上げて外に出る仕事と同じような収入になればと考えています。その為にはどうしたらいいのでしょうか?何かアドバイスや、オススメな仕事案件ジャンルがありましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12147045337?__ysp=V2Vi44Op44Kk44K%2F44O8
クラウドソーシングの仕事は「個人事業」になる
クラウドソーシングは、気軽に副業を在宅で行なうことができる便利な仕組みです。
一方で、気をつけなくてはならないことも幾つかあります。
まずクラウドソーシングで仕事を受注することは、個人の事業主として仕事を受注することになります。
サラリーマンや主婦の人には、個人事業主という言葉は余りピンと来ないかもしれません。
サラリーマンであれば、会社に入りその会社の一員として仕事を行ないます。
したがって給料の管理や税金の管理などは、会社が代理で行なってくれます。
しかし、クラウドソーシングでは、クライアントの会社員として働くわけではありません。
クライアントがあなた「個人」に仕事を依頼することになります。
このことから、給料の管理、経費の管理、税金(源泉徴収税)の支払いなどは一般的に個人で行なう必要があるのです。
(一部クラウドソーシングの会社や依頼主が代理で行なってくれるケースもあります)
注意点をしっかりと確認すること
クラウドソーシングは新しい仕事の仕組みです。
そのため、クラウドワークスの仕組みについての知識を持っていないと、「ほかの人と同じくらい働いているが稼げていない」といった事態になる可能性があります。
クラウドソーシングの知識をしっかりつけることで、このような失敗を防ぐことができます。
Webライターの報酬形態
報酬の金額は、クライアントによって設定が変わります。Webライターの場合、料金の設定は大きく2種類に分けられます。
ひとつ目は、1文字あたりの単価が事前に決まっており、作成した文字数に応じて報酬が変わる仕組みです。
例えば1文字あたりの単価が1円で、作成した文字数が2,300文字だったときは、1円×2,300文字で2,300円になります。
ふたつ目は、1記事あたりに値段が決まっている場合です。
依頼は「1記事で2,000文字以上の記入で2000円の報酬」といったような内容になります。
この料金設定のときは、2,300文字の記事を作成したとしても一律で2,000円です。
報酬金額を念入りにチェックする
ここで注意するべきポイントがあります。それは、報酬の金額が、かなり低い金額に抑えられている可能性についてです。
例えば、10,000円という高い記事だと思い契約をしたとしても、実際は50記事の納品10,000円という場合があります。
このときは、1記事あたりの単価は200円とかなり低い単価になってしまいます。
10,000円という高単価に釣られてしまい、結果的に全く稼ぐことができないといった可能性があります。
また1記事あたりが高額だとしても、設定された文字数もしっかり確認することが大切です。
1記事で2,500円の依頼があったとして、1記事2500文字のときと、1記事10,000円の場合では、同じ報酬金額ですが報酬の効率は全く変わってきます。
今のクラウドソーシングでは、最低賃金などの設定は特に設けられていません。
つまり、その依頼の金額が適切かどうか、自分でしっかり確認をして判断する必要があります。
素人のお小遣い稼ぎに良い、WEBライターが行えるところは、どこですか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12163712572?__ysp=V2Vi44Op44Kk44K%2F44O8
研修は基本的に行なわれない
Webライターの仕事がおすすめの理由に、経験が余りいらない点があげられます。
経験不問や初心者歓迎の依頼もたくさんクラウドソーシング上に存在します。しかし、ここにも注意してほしいポイントがあります。
それは経験不問の依頼であったとしても、作業内容を研修してくれる訳ではない点です。
経験不問の仕事を受注したとしても、作業に必要な器具や記事作成の方法を事細かに説明してはくれません。
大抵は、納品日時のアナウンスと作業の注意点を説明されて、そのまま作業に入るケースがほとんどです。
したがって、「依頼を受けたがいいが全くやり方を知りません」では最悪の場合、仕事の依頼を途中で解除されることも考えられます。
中には、初心者向けに、丁寧に研修を行なってくれるクライアントもいます。
初心者でやり方がわからない場合は、少し報酬が下がるとしてもこのような依頼を受けることがおすすめです。
内職商法に騙されないように気をつける
昔から存在する詐欺のひとつに、内職商法というものがあります。
「内職を行なう上で必要になる」といううたい文句で、高額の機材を購入させる商法になります。
高額な機材だとしても、仕事をある程度こなすことで十分に元がとれると勧誘を受けます。
Webライターの仕事の場合は、高額の機材や特殊な資格の取得は、仕事を始める上で全く必要がありません。
したがって、商品の購入などをすすめられたときは、その依頼を断ってしまうようにしましょう。
もしも、仮に購入したとしても、購入後8日間はクーリングオフ制度が使えます。必要ないと気づいたらすぐに返品することも大切です。
クラウドソーシングはこれから成長する仕事の仕組み
クラウドソーシングは、新しい仕事の形態として、国も存在を認めて応援する形をとっています。
少し古い資料ですが、中小企業庁が平成26年にクラウドソーシングの実態について調査した資料があります。
こちらの調査の中にクラウドソーシングのサイトに登録している人の推移の表があります。
年 9年 10年 11年 12年 13年 会員数 5.9万人 12.6万人 24.1万人 43.3万人 91.6万人 中小企業庁平成26年度中小企業白書:
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/h26/html/b3_5_1_3.html
年度を追うごとに、爆発的に登録人数が増えています。2017年現在でも増加を続けており、これからも増加していく傾向のようです。
クラウドソーシングの利用者が増加するということは、個人事業主が増加するということになります。
したがって、最近では、個人でお店を開店するなどの事業を行なう人は減っています。
国としても経済の発展のために、クラウドソーシングを応援する形になっていくでしょう。
クラウドソーシングは未来の仕事のベースになる
クラウドソーシングでの仕事の形態は、未来の仕事を行なう方法のベースになるのではないかといわれています。
現在は、仕事を行なうために会社に出勤したり、仕事現場に向かったりすることが主流です。
しかし、クラウドソーシングのような、インターネット上で仕事のやり取りができるようになると、インターネットの仕事の方がコストはかかりません。
なぜコストがかからないかというと、通勤や移動にかかる交通のコストが削減できるからです。
毎日、通勤に何時間も時間を割り当てることもなくなりますし、交通費もかかりません。
また出勤する人が減るため、会社の敷地やスペースも小さくて済みます。
このように、在宅で仕事を行なうことは、コスト面で非常に効率がよいです。
一説によるとアメリカでは3人に一人が、現在クラウドソーシングなどを利用しているという情報もあります。
これから広がる仕事の形態をいち早く取り入れる意味でも、クラウドソーシングを利用することもおすすめです。
まとめ
クラウドソーシングは在宅で行なえ、時間も選ばないため、副業にするにはぴったりな仕事になります。
しかし、詐欺行為が行われていたり、報酬の問題があったりなど注意点もたくさんあります。
実際に仕事を始める前に、注意点をしっかり確認してから依頼を受けるようにすると、失敗も少なくなりおすすめです。