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投資信託の選び方・やってはいけないポイントまとめ


投資信託はファンドマネージャーに運用をお願いするため、投資が初めてという方でも始めやすいのですが、投資信託の中でもどの商品を選ぶかは自分自身が決めなくてはいけません。

ここでは、投資信託を選ぶ際に絶対に見るべきポイントと、決定打にしてはいけないポイントを紹介していきます。

 

投資信託はここを見て選ぼう!絶対に見るべきポイント3つ

投資信託の選ぶべきポイントを教えられているイメージ

 

まずは、投資信託を選ぶ際に絶対に見なくてはならないポイントを3つ紹介します。

 

純資産総額が大きいもの

金融商品の詳細を見ると、純資産総額というものがあるのですが、これは投資家が投資した資金の合計であり、投資信託の規模を表しています。

純資産総額が大きければ、その分多くの銘柄に資金を振り分けて運用することができ、よりリスクを軽減させた効率的な運用ができます。

一般的には、純資産総額は30億円以上あると安心でしょう。

 

信託期間が長いもの

投資信託は長期運用を目的とした金融商品のため、運用が終了するまでの信託期間は比較的長い傾向にありますが、より信託期間が長いものや、無期限に設定されているものを選びましょう。

信託期間が短いものを買ってしまうと、1,2年で運用が強制的に終了されることもあり、思ったような利益が出づらいため、信託期間は長いものがおすすめです。

 

③コストが安いもの

投資信託は運用を専門家に任せる分、自分だけで投資を行う場合よりも多くの手数料が発生します。

代表的なのは販売会社に対して支払う販売手数料と、運用会社や信託銀行などに支払う信託報酬です。

 

他にも、信託財産留保額有価証券売買手数料、税金などがかかりますので、手数料を軽く見ていると、利益の割には稼げないという危険性があります。

 

特に注意して見るべきなのは販売手数料信託報酬です。

国内株式投資信託の場合ですと、販売手数料は2%以下、信託報酬は1.5%以下が相場です。

これを大きく超えた手数料を設定している商品は避けた方が無難です。

特に信託報酬は投資信託を保有している期間中ずっと発生しますので、あまりに高いと資産を圧迫してしまいます。

 

こんな理由で商品を選んではダメ!決定打にしてはいけないポイント3つ

決定打にしてはいけないことを表すイメージ

 

次に、実は投資信託選びの決定打にしてはいけないポイントをご紹介します。

 

①「人気」と書かれたもの

投資についてあまり知らないと、「人気の商品です」という売り文句に心が動かされてしまいがちですが、多くの人が利用している人気商品が、必ずしも利益を出せるとは限りません。

もちろん、商品性が優れているために投資家から人気が出て、人気商品となったものも存在します。

しかし、日本では大手証券会社の強力な販売力によって売れることで人気商品となるケースが非常に多いのです。

そのため、人気かどうかはあくまで参考程度に見て、実際に投資をする商品を選ぶ際の判断材料にはしないようにしましょう。

 

②過去の運用成績が良いもの

基本的には、過去の運用成績を見ても優秀な商品であるかどうかは判断できません。

ファンドマネージャーが独自に投資先を決定するアクティブファンドと呼ばれる商品では、腕利きのマネージャーがずっと自身の資産を運用してくれるとわかっているのであれば、運用成績によって選んで良い場合もあります。

しかし、運用するマネージャーが頻繁に変わる場合も多いため、過去の運用成績を重視してもあまり意味はありません。

 

③分配金が多いもの

分配金が多いと儲ける金額も増えると思いがちですが、それは違います。

特に毎月分配金が支払われる商品は、安定してお金が振り込まれる安心感がありますが、分配金を支払うことで運用益を再投資する金額が減り、新しく資産を増やす機会を奪ってしまうのです。

 

毎月の分配金という目先の利益を取るよりも、長期的に運用してどんどん再投資を進めてもらい、効率的に資産を増やすことに重点を置いて商品を選ぶのがおすすめです。

 

投資信託を選ぶ際に見るべきポイントはたくさんありますが、今回紹介した「絶対に見るべきポイント」と「絶対に決定打にしてはいけないポイント」を頭に入れた上で、商品詳細を確認するようにしましょう。

 

運用はファンドマネージャーに任せるとしても、商品自体を選ぶのは自分自身ですから、よりリスクが少なく効率的に資産を増やせる商品を選ぶことが大切です。







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